ガン入院 10日目

この2人部屋は、この病棟で一番最初に起こされるらしい。
午前6時、看護師が検温や吸引に来て、解熱鎮痛剤の点滴をしていった。
唾を飲み込む時、「ごっくん時」が喉が強烈に痛い。
今朝もごはんはパス。
流動の「エネーボ」だけ美味しく頂いた。
明けで帰る前の看護師が見に来て、ごはんが食べられないなら、カロリーのある栄養剤の点滴をしてもらおうかと。
普通、そう考えるんだけどね。
と言う事で、留置針は抜かずそのままに。
私としてはエネーボ1日6缶(1800kcal)でもいいんだけどね(^^ゞ
午前9時前に看護師の巡回途中で、定期診察、あごガード交換、喉ガーゼ交換があり、珍しく女医さんが丁寧に口腔清拭してくれた。
吸引も1回してくれ、主治医はいなかったけど、至れり尽くせりでした。
髭が伸びてきたのでフィルムが貼りづらくなったと言われたが、ガードをしてあれば髭剃りもできないし。
ジレンマです。
1泊 した奥さんは、午前9時に帰宅。
走り回って疲れただろう。
ごめんな。
昼前に看護師が来て、メシが食えてないようなので頼んでもらってた輸液が、ビーフリード1500mL(24時間)になったそうだ。
これで意味あるんだろうか？繋がれるだけじゃないのか？
やるならもっと高カロリーな輸液があるだろ！
声が出ないのに「いらない」と意思表示するのがめんどうくさくなったので、昼食をそのまま置かせた。
デザートがいちごのフルーチェだったので、注意深く完食しましたけど何か？(^^)

午後からもスタッフが出たり入ったり。
どうにも居眠りには不適な環境です。
そんな中でもただひたすらゲームをしていたら眠くなるので、邪魔を承知で本格的に寝てみたら、スタッフには何の関係もなかったらしい(^^ゞ

そんな繰り返しで夕方になり、食事が運ばれてきた。
ムリして食べた昨日の夕食までとは違い、今日はいとも簡単にムセるので、ムリなど絶対できない。
朝食まで完全拒否してたが、昼食は置くだけ置いてもらって内容を見て、食指が動くものなら食べてみようと思ったけど、デザートのいちごのフルーチェしか口にしたくなかった。
夕食も同じように置いてもらい、取り敢えず蓋は全部開けて内容をチェックしてみた。
おかゆはムリしてた最たるものだから、米粒3粒で終了。
吸い物と玉子豆腐は完食。
おかずは、見た目の原色で食欲が失せた。
デザートのきなこプリンは、味は好きではないけど、この非常時は仕方がなく完食。
奥さんに、この進歩を誉めてもらえて大変嬉しい。
おかゆはすすり込んで消費していたが、今はすすると間違いなくムセるので不可。
とろみを付けても、明日以降も食えんなぁ～。
まあ、一切の治療が始まっていない今、食事くらいが治療の一環と思わなきゃやってられんよ。

今日のBW:54.46kg