てんてき！？

私の勤務する病院には、小児科出身の専門医が勤務しているため、子供も多く受診します。どこでもそうでしょうが、基本的に子供には注射はしません。泣き叫んで暴れるためもありますし、筋注は筋肉をおかしくしてしまう恐れがあるからです。しかし吐き気や下痢が強いときは、血管から水分や電解質(ミネラル)を補給しなければ命にかかわる場合があり、点滴をすることになります。そんな時は泣き叫んでママに助けを求める子、ポロポロ涙を流しながらも歯を食いしばって耐える子など、その子の個性がはっきりわかって非常に面白いです。「か」

昔の家庭科２

中学生の時、男子は技術、女子は家庭と科目が分かれていました。私は家庭科を学びたかったんですが、「私作る人、僕食べる人」と言うCMがあったくらいまだまだ男尊女卑が残っていた時代なので、仕方なく大工仕事のマネ事をさせられました。仲のいい女子の友達に頼んで実習で作った炊き込み御飯をおにぎりにして頂戴と何人かに頼んだ所、沢山のおにぎりにありつくことができました。今でも忘れられない味です。中学生でもおにぎりは母の味でした。彼女には怒られましたが、彼女のおにぎりもおいしく食べたのは間違いありません。「か」

憧れの沖縄

直行便の飛行機で約3時間半、抜けるような青い空は同じはずなのに、全く感じ方が違う沖縄。一年の半分を雪と氷の世界で暮らす私には、信じられない土地です。新婚旅行で一度、雪の降る10月末に行きましたが、飛行機を降りて暑さに愕然！この時期にまさか気温が30度あるとは・・・。あまりのギャップに言葉を失いました。暑いから食事はさぞかし味が濃くて、口に合わないだろうと思っていましたが、食べてみてビックリ。『うまい！』今では沖縄料理は我が家の定番になっています。夏は北海道、冬は沖縄で暮らすのが、私の夢です。「か」

八角形

皆さんはハッカクの料理を作りますか？豚の角煮など中華料理に甘い香りをつけるスターアニスはいいスパイスですよね…じゃなくて、北海道小樽ではハッカクと言えば魚の八角の事を指します。昔から小樽の寿司屋では隠れた珍味として、八角の握りを出す店がありました。弾力のある白身で、一匹から取れる身は多くはないんですが、脂が乗っていて美味しいんですよ。焼き物にしても美味いんです。他の土地では余りお目にかからない魚だと思います。何故八角か？筒切りにすると本当に八角形をしてるんです。一度お試しあれ。「か」

またまた・・・

『がんぜ』は『ばふん』で『オレンジ色』。『のな』は『むらさき』で『白っぽい黄色』。さて、何の事かわかりますか？これがわかる人は相当通です。実は、このつぶやきに度々登場する『うに』の事なんです。みなさんがよく知っている鮮やかなオレンジ色のうにはエゾバフンウニ(とげの短いうに)と言い、地方名『がんぜ』と呼びます。これよりはるかに値段が安く白っぽいのは、キタムラサキウニ(とげの長いうに)と言い、地方名『のな』と呼びます。好みはあると思いますが、私は甘いがんぜよりあっさりとして安いのなの方が好きです。「か」