おいおい！

昨日の披露宴での話しですが、上座のテーブルに、披露宴を行ったホテルではない、他の市内のホテルの総支配人が出席していました。
この方と新郎（の両親）との付き合いは、察するに商売上のものであろうと思われました。何故そう思うのか？
だって、私は新規開店以来この７年間、数え切れないほど店に行ってますが、この方と店でお目にかかったことは一度もありません。
たまたま。偶然でしょ。と思われるかもしれませんが、店のほうではカウンターの予約を受ける時には、同業者である医療業界関係者間ではバッティングしないように予約を受けています。不意に来店してしまった場合は別ですが、そこらへんはお互いのテリトリーを侵さないように気配りするものです。ごく一部の、世間知らず、恥知らずのドクターを除いてはね。
つまり、医療業界以外の客は普通に予約を受けると言うことですから、一度くらい店で会っていてもおかしくはないはずなんです。まして、その方はマスコミ（市内ローカルのみですが）によく登場する位の有名人ですから、昨日も私がパッと見た瞬間に「あっ！」っと思ったくらいなんです。
まあ、商売上大切な方でしょうから、来賓の挨拶を頼んだとしてもおかしくはありませんやね^^;
その内容は、「私は大阪から来てまだ10年ほどで・・・」、「仕事柄、職人との付き合いは多くて・・・」、「宿泊客によく、美味しい寿司屋を教えてくれと聞かれるんですが、こちらの店を教えると美味しくはなかったと言う言葉は聞く事ができない・・・」など、差し障りのないヨイショのスピーチでした。
来賓挨拶と乾杯も終わって食事と歓談の時間になり、たまたまこの方のほうを見ていたらあまり調子が良くなかったらしく、酒も飲まず、食べ物もほとんど食べていませんでした。それはそれで個人の自由なんですが、その方は来賓テーブルの一番上座に座っているので、運ばれてきた料理はまずその方の前に置かれるんです。円卓ですから、各自順次料理を自分の皿に取ってテーブルを隣の人に回すのが普通ですよね。もたもたしていると料理を全員取り終わる前に次の料理が運ばれてきて、忙しい思いをすることになるんです。
ところがこの方は、自分が食べないからと言って、隣の知り合いらしき人と話し込んでしまい、料理のテーブルを回すこともしませんでした。仕方がないので他の人が回して順番に料理を取り始めましたが、その回した人は卑しいと思われるんじゃないかと気まずい思いをしたことでしょう。でも、誰かがそうしないと、永遠に料理は誰の口にも入らないことになってしまうんですから、勇気ある行動だったと思います。その方はここで、マナー違反をしました。その方の肩書きは、ホテルの総支配人ですよ。
隣の人との会話の中で、料理に使われている香草らしき物の話になったらしく、「それは、パクチーだ。うん、パクチーだよ」と言うのが聞こえてきました。そちらを見ると、なんと！大皿の料理に指を突っ込んで、香草らしき物をつまみ出して匂いを嗅いで口にしたんです。
そして、「やっぱりパクチーだよ」と、『どうだ！俺は料理には詳しいんだぞ』とでも言わんばかりの偉ぶった顔をしていました（少なくとも私にはそう見えました）。その方はここで、２度目のマナー違反をしました。また言いますがその方の肩書きは、ホテルの総支配人ですよ。
昨日の日記に書きましたが、会場で職人が寿司を握って出席者に振舞われました。１人１人に１皿５貫づつ配られたんですが、その方は寿司には興味を示したらしく、箸でつまんで正油を付けて・・・

ちょっと待ったぁ！！！

私は見てしまいました！
どうやって食べようと、各自の自由です。でも、職人との付き合いが多くて、料理に詳しいはずのあなたが、何故正油をシャリ（握りの底の部分）にベチャっと浸けて食べるんですか。寿司を箸で食べる時は、立っている握りを一度横に倒してから箸でつかんで、【ネタ】に正油を少しだけつけて食べるのがマナーなんじゃないんですか。もう一度言いますが、どうやって食べようと個人の自由です。でも、フランス料理にフォークとナイフの使う順番があったり、スープを飲む時にズズズと音を立てないなど、それぞれの料理には作法と言うものがあるでしょ。あなたのホテルでも、そういったマナー講座を開催していたはずなんですけど。
あなたのホテルの料理は、昨日の披露宴の料理より何倍も何十倍も美味しいです。何度も食べたことがある私が、責任を持って保証します。
でも昨日限り金輪際、よほどの事がない限り、自腹であなたのホテルの料理を食べることはなくなりました。接待で誘われても、お断りさせていただきます。

「昼食」
・鶏南蛮そば

「夕食」
・ごはん
・キュウリの生姜漬
・サバ塩焼き
・鶏、玉ねぎ、キノコの照り焼き、レタス添え
・鮭のルイベ漬
・まだ登場、おでんの残り
・再登場、成吉思汗

今日のＢＷ：７７ｋｇ