決着

結果から先に言いますと、問題の先輩は本日退職しました。

今日は、２年に１回の薬の値段（薬価）が変わる事が官報に公示される日でしたので、朝早めに出勤しました。すると私より先に先輩が出勤していて、「今日は車で来たので、早く着いたの」と言いました。土曜日の報告を聞き、さて仕事思った時、「これ！」と、退職届を私に出してきました。「色々考えたんだけど、やっぱりやっていけそうもないんで、辞める事にしました。理由は色々あるんだけどね」。私に辞表を受け取る権限はないので、事務長に出してくださいと言い、もはや考えを変える事はないだろうと思い慰留はしませんでした。事務長に辞表を出した先輩は、やはり事務長の説得にも聞く耳を持たなかったそうです。朝早く自分の車で来たのは、私物を車に積んで帰るためでした。私が出勤した時には、既にほとんど片付いていて、院長にも、他の誰にも挨拶もせず、「じゃあね。また手続きに来るけどね」と言い残し、９時半頃帰って行き、すべて終わりました。
就業規則では、退職の場合３ヶ月前に届けをしなければならない事になっていますが、後任の問題などこちらの事はお構いなしで、辞めるとなったら１秒たりとも居たくないと言った具合に、さっさと消え去りました。最初から最後まで、あの人にとって自分の事以外は何一つ気にならないようです。自己中心的な性格と言う言葉だけでは、タバコの問題をとっても、あの人の事を言い表せない凄さに言葉が見つかりません。「これから仕事探さなきゃ」と、私に向かって独り言のようにつぶやいたのは、『私が辞めるのは、あなたのせいよ』としか受け取れません。
先週３日間一緒に仕事をして、今日こういう結果になった事を思い返してみると、先輩・知り合いという立場を利用して、自分の思い通りのやり方を通し、自分の思い通りの環境にしようとしたが、院内での私の立場と発言力が強すぎて、思い通りには行かないと分かったので、長居は無用と思ったのだと思います。私も、あの人のやり方をすべて否定したわけではありませんが、ここでのやり方は私が長い年月をかけて築き上げたものであり、すべてにおいてうちの病院に合ったもので、ひとつひとつにそれなりの理由があって行っているものです。それを１日、２日仕事をしただけで、何でこうしないのとか、これは他ではこうだと言われても、今の薬局での流れを変えるとなると、院内すべての流れを変えなければならなくなります。もちろん、今のうちのやり方がすべて正しく理に適っているとは思いませんが、大きな流れを変えるには時間が必要であり、わずか２・３日で自分の形を押し付けて、自分の思い通りのやり方に変えようとするのはおかしいと思います。この事は確固たる自信とキャリアの持ち主にありがちな事なんですが、大人のやる事じゃありません！
住宅ローンを抱えて、次の就職先の心配をしていましたが、今のようなやり方・考え方では、どこへ行っても勤まらないと思います。一度人の上に立って、自分のやり方と言うものを作り上げてしまった人は、複数の人間がいる職場で、人の下で仕事をするのは相当の覚悟と忍耐が必要なのに、あの人にはそのかけらも見えませんでした。せいぜい、自分で薬局を開いて自分の思い通りに人を動かすか、小さな診療所などでお山の大将になるしかないでしょう。
短期間でしたが、縁あって同じ職場の空気を吸った仲ですので、今後ご健闘をお祈りいたしますが、くれぐれもペースメーカーの入ったお体をお労り下さる事を願って止みません。

「朝食」
・ごはん
・わかめと玉子の味噌汁
・野沢菜漬け
・サバの正油煮

「昼食」
・カップ麺

「夕食」
・昨日の鍋の残りの増量
・おじや
・辛子明太子

今日のＢＷ：７７．５ｋｇ