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管理人の食卓風景と日常の日記
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今回の旅日記の中で出てくる「ホテル内蕎麦・炭火焼き・居酒屋」で2度昼食を摂った事を書きました。
1回目は更科蕎麦と田舎蕎麦の合い盛り「二色盛り」、2回目は冷たい田舎蕎麦の大盛りを食べたんですが、3月11日の日記中に『結構蕎麦を押してる店のようだけど、とっても運ばれてくるまで時間が掛かって、そのせいか細麺の「更科蕎麦」は伸びて麺同士がくっついて乾いて団子になってて、とても食えた代物じゃなくなっていた。田舎蕎麦はまだいい方だったけど、麺の硬さとコシの強さを勘違いしてる感ありありでした。サービスの鳥料理は固くて筋っぽくて・・・。』と書きました。
もう少し詳しく書きますと、白くて細い「更科蕎麦」は冷麦のような白さと細さですから、茹で立てをすぐに食べなければあっという間に伸びて乾いて団子状になるのは当たり前です。
今回私が経験した団子状と言うのは、蕎麦を箸でつまもうと数本を持ったら、山型に盛られた蕎麦全部がスポッと持ち上がり、一体これをどうやって蕎麦猪口のつゆに浸けて食べればいいんだと、悩むやら可笑しくなるやら恥ずかしいやらで困ってしまいました。
本来1回でキレイに引き上げられる蕎麦の本数などせいぜい15本程度のものなのに、このハーフサイズの更科蕎麦は全部で50本以上あると見たんですが、それがいっぺんに持ち上がったら団子状の蕎麦の塊を「かぶりつく」しかないでしょ。
それが蕎麦の食べ方とは思えないんですけど。
田舎蕎麦は2日続けて食べましたが、1回目のハーフサイズのは更科蕎麦同様にやや乾き気味で論外、2回目の大盛りはそこそこ早く出てきたのでツルツル感はまあまあといったところでした。
ただ、「十割蕎麦」を標榜してる割には蕎麦独特の青臭い香りがせず、味も何を食べてるのか分からなかった。
上記の通り、最初の歯応えは結構なものだったけど、これは単に硬いって言うだけの物にしか感じられなかった。
そもそも、蕎麦粉十割で打たれた蕎麦がこんなに硬く歯応えを感じるのはおかしいと思うけど。
私が知ってる蕎麦粉十割の田舎蕎麦は、鮮烈な香りがして噛んでも濃い蕎麦の味が口に広がり、茹で上がった蕎麦自体はもっと切れやすく、極端に言うとブツブツと切れて持ち上げ辛いのも特徴のひとつのはずですが。
ここまで硬くボソボソ感がなく滑らかな田舎蕎麦って、何か魔法を使ってるんじゃないかと思ってしまう。
蕎麦粉と打つ腕だけでここまでの物を作り上げる職人がいるのならお目にかかりたい。
ただ、手打ち蕎麦とは書いてなかったし、蕎麦打ち作業も公開してなかったので、この田舎蕎麦の正体は不明のままです。
蕎麦つゆに関してですが、普通とっくりから蕎麦猪口につゆを入れるとかつおのいい香りが立ち上がってくるものなんですが、ここのは一切香りがない。
蕎麦を手繰ってつゆにつけても、味が薄くてどっぷり浸けなければならず、下品極まりない食べ方になってしまう。
食べ終わってつゆを「蕎麦湯」で割ると、良いつゆならかつお出汁の旨みが口に広がるのに、ここのはかすかに感じられるだけでベタついた甘さが残り、後味が非常に悪くて食後感を台無しにしてくれました。

私達が注文した蕎麦を待っていたら、横のテーブルに座った女性親子2人が頼んだであろう天ぷらの盛り合わせが届きました。
立派な天盛りでしたが、運ばれたのは天つゆとそれだけ。
後から黒服が慌てて箸を持ってきたようでしたが、天ぷらだけの別注文ってできるのだろうかと不思議な思いで見ていました。
私達は注文するとすぐにメニューを下げられてしまっていたので、他に何ができるのかまったく分からず。
そのうちにようやく私達の蕎麦も運ばれてきたのでその親子の成り行きを私は見ていません、奥さんはしっかり見ていたはず。
そういえばと思ってあとで部屋に戻って撮ったメニューの一部の写真を見返したら、「五種盛り天婦羅セイロ蕎麦」のメニューがあったので、これだろうと思いました。
冷たい蕎麦を温かいつけだれで食べるんだそうで、これはこれで美味しそうだったけど、夕食の会席料理の説明に「当日水揚げされたばかりの新鮮な海の幸や、自慢の揚げたて天ぷらもふんだんにご用意」と書いてあったので、その日はどのくらいの天ぷらが出るのか見当もつかなかったから、ちょっと二の足を踏んだんです。
あれなら1,800円はお高くない実に魅力的な光景でした。
でも、私が食べ始めるまでに天ぷら以外のものは運ばれてこなかったので、2人で寂しそうにちょっとづつ天ぷらを突いていましたが、私達の蕎麦も運ばれるのが遅かったけど天ざるのようなメニューで天ぷらだけ来て蕎麦がこないっておかしいでしょ。
結局蕎麦が来た頃には天ぷらは冷めて味も半減してたんじゃないでしょうか。

横の別のテーブルには、アジア系の外国人観光客のカップルが座りました。
私達は食べながら注文の具合を聞いていたんですが、日本語はほとんどできないらしく、係りの若い女性が懸命に片言の英語でメニューの説明をしているのが聞こえました。
と言っても、聞き耳を立ててた訳ではないので、ほんの一部が聞こえたに過ぎなんですけど。
その会話の中で奥さん共々耳に焼き付いてしまった言葉があります。
女性従業員が必死に「マッシュルーム」と言う言葉を用いてメニューの説明をしていたんですよ。
最初耳にした時は2人で顔を見合わせて「えっ?」と思いました。
だって、蕎麦屋でマッシュルームを使う種物って思い浮かばなかったんですから。
私達がすぐにイメージしたマッシュルームは、パスタやシチューにと、洋風料理には欠かせないあのマッシュルームしか思い浮かびませんでした。
何だろう???
奥さんが思い当たったのは、形が似てるから「なめこ」じゃないかと。
確かにそれなら「なめこおろし蕎麦」がメニューにあるから納得できる。
天ぷらの椎茸じゃあ、似ても似つかないし、他の種物はと見ると「温泉卵、山芋とろろ、鶏南蛮、鴨南蛮、海老天ぷら、鰊甘露煮」がすべてでしたから該当しそうなものはない。
いずれ調べてみようと思ってそのまま忘れかけていたんですが、ふと思い出して仕事の合間に調べてみて驚きました。
「なめこ」の英名は「ナメコ マッシュルーム」と言うと検索されました。
そのまま「ナメコ」でも、別名「ブラウン マッシュルーム」でも通じるそうです(これは別にあるから違うような気がするけど)。
もっと調べると、古来から英語圏(イギリス、アメリカ、オーストラリアなど)に自生せず食されていないきのこは、すべてその土地の呼び名、もしくはその土地の呼び名にマッシュルームと付けて呼ぶんだそうです。
ですから、松茸は「マツタケ」または「マツタケ マッシュルーム」、えのきだけは「エノキ」または「ナメタケ」でもいいんだそうです。
もちろん椎茸も「シイタケ」か「シイタケ マッシュルーム」なんですって。
何か別の、品種改良きのこのようですけどね。
だからあの若い女性従業員の説明は正しかったと言う事で、今更ながら賛辞を送りたいと思います。
ちなみに、イタリア料理のパスタやスープに良く使われる「ポルチーニ(ポルチーニ茸)」も英名はそのまま「ポルチーニ(Porcini)」だそうです。
もう1つちなみに「ナメコ」は、「バタースコッチ マッシュルーム(butterscotch mushroom)」とも言うらしい。
ほんの豆知識でした。

あっ!今夜私が食べたマッシュルームはマッシュルームですから(^^ゞ

「朝食」
・栄養補助流動飲料

「昼食」
・豚汁うどん

「夕食」
・ハッシュドビーフ(牛肉、ジャガイモ、玉ねぎ、人参、マッシュルーム)
・焼酎のウーロン茶割り

今日のBW:61.5kg
最高10.6(14:08)、最低 マイナス1.2(00:31)、積雪量49センチ

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プロフィール
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管理人「か」
性別:
男性
趣味:
食べる事、旅行、飛行機関連
自己紹介:
某医療機関に勤務する、メタボな食いしん坊です。
もともと民間旅客機・軍用機を含む航空機全般が好きでしたが、2006年の4月から陸マイラー(時々空マイラー)生活を始めた、もっぱらJALマイラーです。

   保有JALマイル
合算:76,381マイル
私の分:76,381マイル
奥さん分:0マイル
2021年2月15日現在

マイル使用歴
2009/1/15:40,000マイル
2010/1/11:50,000マイル
2011/1/15:70,000マイル
2011/11/1:60,000マイル
2012/9/10:40,000マイル
2015/1/17:100,000マイル
2017/1/12:10,000マイル
2018/4/23:30,000マイル
2018/10/20:50,000マイル
2019/10/31:15,000マイル
2019/12/15:35,000マイル
2020/6/18:20,000マイル
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