とうとう・・・

やってくれました、うちの新人君！いつかはやると思ってたんですが、やっちゃいました、調剤ミス！薬剤師を職業とする人間にとって一番やってはいけないミス。それもあろうことか院長の飲む薬を！
朝、仕事を始めようと思っていたら院長の怒鳴り声が受付から聞こえてきた。「何だこれは！一体どういうことだ！！」と、ものすごい剣幕。つい先日、受付嬢が処方箋発行のミスをしたばかりだったので、またやったと思ったらしい。カウンターに放り出された薬を見た瞬間『やべぇ～、こっちのミスだ！』とピンときて、責任ある立場として謝ろうと思う間もなく院長がこちらへ突進してきて、「何でこんな間違いをするんだ！新しい患者だったら知らずに飲んでしまって、大変なことになるぞ！俺だったからいいようなものの、いいや、良くなんかない。ちゃんとしてくれないと困る！！！」と、私の顔を見ながら怒鳴り続け、チラリと新人君のほうを見て、憤然と院長室へ戻って行った。確認しなかった自分も悪いが、直接調剤した新人君は責任の大きさに気付き、院長の剣幕に圧倒されて固まってしまった。続く・・・