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管理人の食卓風景と日常の日記
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昨夜本を読んでいたら、「1泊旅行を楽しもう」と言った内容のエッセイが載っていました。

中年男性数名が、東京駅から缶ビール・つまみ・駅弁を買い込んで特急電車に乗り、熱海の有名旅館(実は巨大ホテルらしい)に夕方5時に到着し、まずは大浴場を堪能して、午後7時に大広間で他の宿泊客と二の膳付きの夕食を摂り、食べ終わるとすぐに温泉街へ浴衣姿で出て小一時間ほど射的に興じる。
お色気のあるショーの客引きには目もくれずに宿に戻り、予約してあったレビューショーを午後9時半から観賞。
午後10時には芸者を呼んであったので、ショーは最初だけ見て会場の広間を抜け出して部屋に戻り、2時間ほど2名の芸者と踊りやお遊びに興じて、0時にはマッサージを頼んであったので、うつらうつらしながら揉み解してもらい、午前1時に就寝。
朝は午前6時に起きてしまい、バタバタしたりヒゲを剃り始めたら連れの仲間も目を覚ましたので、みんなで大浴場へ朝風呂としゃれ込んだ。
そして、風呂から上がって部屋に戻って、冷たいビールを1杯キューっと。
朝食は昨夜と同じ大広間で午前8時から・・・。
帰りの特急列車の出発時間は、午前11時・・・。

まあ、こう言った内容だったんですが、日々忙しい中で「たまには温泉でも行きたいな」って思う事ってよくあることで、それじゃあと仲間を募って実際に行ってみたという事らしいんです。
「温泉に行ってのんびりと」と言うのが最高の贅沢であって、私達は毎回行っている「何もしないをしに行く」と言うのが最高の理想だと思ってるんですが
このエッセイの著者が言うには、1泊旅行にあれもやりたいこれもしたいという事を最大限詰め込んで行ってみた結果、自分達は何のためにここの温泉に来たのかと考えたところ、人気の少ない朝の大浴場で思う存分手足を伸ばせた事が目的だったような気がすると。
いや、それ以上に、そのあとの風呂上りの冷たい1杯のビールを飲むためにここに来たような気がすると解説していました。
上にざっと書き出してみた行動を見てみると、普段とまったく同じか、下手をするとそれ以上に時間に追われて過ごしている事が分かります。
これで「のんびり」だとか「疲れを癒して」なんて言えますかね。
私の経験から言うと、明らかに疲れに来ているとしか思えませんけどね。

わが家の歴史をひも解くと、奥さんとの2人旅は1泊旅行から始まって、それじゃあまりにも忙し過ぎてかえって疲れるということで意見が一致したため、2泊の連泊がメインとなり、やや余裕を持って疲れを癒す事ができるようになりました。
でも、人間って常に上を望みたがるもので、2泊の場合は宿泊翌日1日がまったくのフリーになれて、しかも、食事が朝夕食ともバイキングのプランだったら無理して食べに行かなくても良く、その分、朝の場合は部屋掃除が来る午前10時か11時ころまで爆睡できるんです。
もちろん、部屋掃除は不要ですと伝えておけば、従業員は部屋には立ち入ってこないので、胃袋と相談の上で帰る直前まで寝ててもかまわないと言うことですよ。
まあ、それは極論としても、2日目が丸々フリーになっていたとしても、夕方には「あ~あっ、明日は帰らなきゃならないのか」と、暗い気持ちになってしまうんですよね。
2泊が10泊だったとしても、帰る予定の前日にはみんなが思う事なんでしょうがないんですけど、チェックインしてすぐ寂しい気持ちが訪れるのってつまらなくないですか?
居心地のいい宿だったら、2泊で帰るのはつまらないからもう1泊したいと思う気持ちが昂じてきて、わが家では現在は3泊が定番となっています。
2日目と3日目がまったくのフリーって言うのは、かなり過激な優越感に浸れるんですよ。
2日目の夕食時に「明日は帰宅・・・」と考える事なく、「明日もフリーだもんね」と思うと、しょぼい食事も多少は食えるようになってくるから不思議。
さすがにそれ以上の宿泊は、ハズレの宿では辛過ぎるし、職場への迷惑や影響を考えたら3泊4日が限度かなと。
それも、頻繁に旅なんかできませんから、年に2度、せいぜい無理を言わせて貰って3度が限度ですね。

予定をきっちり組んでしまい、時間に追われるような気になって疲れてしまうって言うのは、私も同じです。
毎回私が旅のスケジュール表を作って、それに従って行動するんですが、その通りに動けばまったく何も考えずとも宿に着けるし、食事も間に合うし、観光もできるし、帰宅する事ができる優れものと自画自賛しています。
本職のツアープランナーならそれでいいかもしれませんが、自分達の旅行でそれをきっちりやってしまうと、そこから一歩踏み出した事がまったくできなくなるんです。
例えば事前に夕食は午後6時と決めていくと、「本日のご夕食も6時でよろしいですか?」と仲居さんに聞かれたとしても、その時の気分で「今日は午後6時半にしてください」とは中々言い出せないんです。
言うのが面倒くさいから、「昨日と同じでいいやっ」ていう私の性格でもあるんですが。
今回の3泊で2日間がまったくフリーだったんですが、起床7時30分、朝食8時、部屋掃除11時、昼食12時、夕食6時、はちみつバイキングは午後10時まで。
最終日は起床7時、朝食8時、チェックアウト10時(10時10分に仲居さんが部屋に迎えに来ましたが)、シャトルバス到着10時30分、札幌駅着11時34分。
この通りに行動してたんですが、すべて時間時間時間でしょ;
数ヶ月前にネットで予約した時でさえ、宿への到着時間を教えろって言う欄があったくらい、何をするにも時間時間時間でしたね。
どこの温泉ホテルに泊まっても、この時間時間ってのは同じ。
宿側としては、客の行動を時間で把握しておけば、対処が楽になるからなのは分かります。
でもその手法って、軍隊や刑務所の囚人に当てはめられているやつって事も知っているんでしょうか。
今回は、宿の到着した時にはすでに疲れていて、宿泊中も疲れが取れたような感じはなく、帰宅した時には疲れに行ってきたと勘違いするほど疲弊していました。
色々な要因があるんでしょうが、リラックスできない宿って言うのが最近増えてきてるなって言うのが、私達2人の共通した意見ですね。
ホテル経営者と運営者は、より一層「ホスピタリティ」を勉強して欲しい。
それには、講演や講習を聞くだけじゃなく、他の宿で自分が自腹で客になってサービスを受けてみるといいと思う。
そこの宿の本質を知るには連泊が必要だし、もちろん身分は偽らなければならないけど、他の宿の良い部分と悪い部分を身を持って体験する事によって、自分達が提供しているホスピタリティが心底から喜ばれているか、それとも上辺だけの社交辞令で心中はリピーターになりえないと思っているのかが分かると思います。
とにかく、客を疲れさせないような施設作りを、どちら様にもお願いしたいと思う次第です。

「朝食」
・栄養補助流動飲料

「昼食」
・豚汁うどん
・ミニおにぎり(梅、鮭、海苔佃煮)

「夕食」
・奥さんお手製ミートソースのスパゲッティー超大盛り
・焼酎のホッピー割り&ウーロン茶割り

今日のBW:60kg
最高16.6(13:14)、最低8.3(03:32)

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プロフィール
HN:
管理人「か」
性別:
男性
趣味:
食べる事、旅行、飛行機関連
自己紹介:
某医療機関に勤務する、メタボな食いしん坊です。
もともと民間旅客機・軍用機を含む航空機全般が好きでしたが、2006年の4月から陸マイラー(時々空マイラー)生活を始めた、もっぱらJALマイラーです。

   保有JALマイル
合算:76,381マイル
私の分:76,381マイル
奥さん分:0マイル
2021年2月15日現在

マイル使用歴
2009/1/15:40,000マイル
2010/1/11:50,000マイル
2011/1/15:70,000マイル
2011/11/1:60,000マイル
2012/9/10:40,000マイル
2015/1/17:100,000マイル
2017/1/12:10,000マイル
2018/4/23:30,000マイル
2018/10/20:50,000マイル
2019/10/31:15,000マイル
2019/12/15:35,000マイル
2020/6/18:20,000マイル
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