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管理人の食卓風景と日常の日記
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ようやく風邪が下火になってきたようです。
鼻詰まりも解消され、呼吸が楽になりました。
まだ時折咳が出たり、タンが多少絡む事があるので完全ではありませんが、この週末辺りには外出もできるかも知れません。
その前に、明日は退院後初の外来診察日なので、わずかな時間でも外気に当たる事ができそうです。
ただ、色んな患者がいる病院へ行きますので、違ったタイプの風邪を貰って来たり、1週間ぶりに外気に当たる事で風邪がぶり返さなければいいんですが。

では、また夢の話を。
⑦ここは見覚えのある部屋だ。
確か、以前に住んでいて、家具や日用品、雑貨などを買ってきて、自分の好みの部屋にしようとして途中になってたはず。
ロフト式の下へ降りる階段もある。
でもなぜこの部屋に自分は寝ているのか。
起きようとしたが、体が動かない。
見ると、両手首がヒモで縛られて自分が買ってきて組み立て途中にしてあった鉄パイプの棚と、反対側の柱にくくり付けられている。
何だこれは?一体どういう事だ?
テレビがついていて、天気予報をやっていた。
自分が置かれた状況が理解できないままに天気予報を見ていると、そうか、今日の曜日は分かった。
待てよっ!この天気予報の上に出てる数字って、今の事か?間違いじゃないのか?数ヶ月前の日付だろこれって!
人の気配を感じてそのほうを見ると、いつの間にか、どこから入ってきたのか、男が1人立っていた。
「いや~、助かってよかったな」
えっ?何の事だ?
「事件は解決したけど、助かったのは君だけで、あとの人達は残念な事になった」
それよりまずこの手の拘束を解いてくれと訴えると、「残念ながらそれはできない」と言い残してどこかへ行ってしまった。
テレビでは天気予報が終わって、ワイドショーのコーナーで日本酒の宣伝のような事をやってる。
ん~、しばらく飲んでないから、冷たい日本酒をキュッと飲りたい。
それもいいが、助かった?残念な事に?何だそれは?
グルグル回る記憶の細い糸を手繰り寄せていくと、ある事にたどり着いた。
そうだ!あの日、何の前触れもなく急に腹が痛くなって、救急車で入院したんだ。
そして気がつくと、病院のベッドに寝かされて、その時も今と同じように両手をヒモで縛られてベッド柵に固定されていた。
腹部を手術された私は、点滴や管につながれて、ベッドに寝かされていた。
医師や看護師の手厚い治療と看護によって、術後の状態も快方へと向かっていた。
女性看護師の1人(以後看護師Aと書く)が、「早く良くなってね」と頻繁に声をかけてくれ、勤務割上の巡り合わせだろうが毎日のように処置をしに私の病室に来てくれた。
その時はまだ、痛みを感じないように施されていた麻酔剤と麻薬の影響で、常に寝ていて時々目を覚まして会話をする状態が続いていた。
ある時目を覚ますとそこは病室ではなく、昭和の時代のニオイがぷんぷんとする一軒家のようだった。
木で組んだ枠にトタン板を張りつけた流し台、石炭とだるまストーブ、裸電球とちゃぶ台、そして土間の玄関。
今でもこんな家があるのかと驚くほど「昭和」を集めたような家だった。
そんな家の流し台の横に、点滴もバルーンもカテーテルもそのままにベッドに寝かされた私がいるのはなぜだ。
横を向くと奥さんがいたので、ここはどこで何でここにいるのか聞いた。
「テレビの番組で、昭和の移り変わりって言うのを作るから、ここにあなたを置いてくれって」
「俺を?何で?この格好って関係ないし、何で治療中の?だってこれって最新の治療中だぞ」
「あっ、もう放送してるよ」と、奥さんがブラウン管テレビを指差した。
見ると、確かにこの家にある古い「モノ」を1つづつ紹介しながら、その歴史やエピソードをレポーターが老夫婦にインタビューしていた。
寝たまま意識のない私も、ベッドごと映っていて、昭和の雰囲気とは全く関係のない、それはまるで異質なオブジェのようだった。
何だい、この番組は???
番組が終わると、奥さんが玄関からベッドを出して、しばらく行くとそこは元の病室だった。
「あの家って、どこにあったの?」と奥さんに聞くと、あそこは病院の中の一室だと言う。
病院内にあんな古い民家のような部屋が存在すること自体信じられなかったし、巡回に来た看護師Aにその事を話すと、「そんなところ病院内にある訳ないじゃないですか」と、私を憐れむように言って出て行った。
そうだよな、あれは夢かまぼろし、そう思って自分の記憶から消そうと自分を納得させたら、また眠気が襲ってきて意識を失った。
どれだけ寝たのだろう、意識が戻って辺りを見渡すと、様子がおかしい。
ベッドの周りにはリビングセットが置かれ、壁際にはキッチンがあり、サイドボードなどの家具も見えた。
隣の部屋のさらに向こうから、言い争う声が聞こえたり、何かを壊すような音も聞こえてきた。
喉も乾いたのでナースコールを押すと看護師Aがやって来て、両手を縛られて拘束されているので、吸い口で水を飲ませてくれ、傷の処置をして出て行こうとした。
看護師Aを呼び止め、「ここは病室と違うみたいだけど、どこなんですか」と聞いてみた。
すると看護師Aは一瞬ためらったが、「あなたが入ってた個室には、もっと重い患者が入ったので、一時的にここにいてもらう事になったの」との答え。
「ここって、どこかのマンションみたいですが・・・」と聞くと、「ええ、病院に隣接したマンションの一室だけど、病院とは廊下でつながってるから、呼んだらすぐに来れるので心配しないで」と言いながら行ってしまった。
そう言えば、いつの間にか点滴や私にまとわりついていた「管」の類はすべて外されている。
心配するなと言われても、こんな変な所に入院と言う形で留め置かれて、外の方からは常に言い争うような怒鳴り声が聞こえてくるし、カーテンで遮られて出入り口の方はうかがう事も出来ず、奥さんも傍にいないからどんどん不安になってくるじゃないか。
ナースコールを押すと、看護師Aが来たので、状況が分からないからとても不安だと言うと、一旦部屋から出て行き、すぐに戻って来て「気持ちを落ち着ける注射をしますね」と言って、私の腕に針を突き刺した。
看護師Aが出て行ってすぐ意識が朦朧として来て、意識が遠のいたり戻ったりを繰り返すようになった。
ふと、ドアが開く音が聞こえ、誰かが入ってきたようだが、声を掛ける気力はなかった。
「入るぞ」と言う声は、どうも弟の声らしい。
部屋には入ってきたものの、カーテンのこちら側へは来ようとしない。
ガサガサというビニール袋の音がして、ドサッとそれを置く音がした。
「食えるようになったら食ってくれ」と言い残して出て行った。
お見舞いのつもりか、何かの食べ物を持って来たらしいが、顔ぐらい見せればいいのに。
うつらうつらしていると看護師Aがやって来て、この部屋も別の患者が入る事になったので、別の部屋に移動すると言う。
ベッドを押されて部屋から出たが、そこは廊下でつながった建物などではなく、一旦外に出されて別の建物に運ばれて行き、そこもマンションの一室らしいところに留め置かれた。
「ちょっと忙しいので、しばらく来られないと思います」と言って、看護師Aは慌ただしく出て行った。
おいおい、俺はどうなるんだい。
うつろな意識の中で、諦めにも似た気持ちになって、ただボーっとして横たわっていた。
この部屋は外からの声がはっきりと聞こえる。
耳を澄ますと、このマンションの一室で、大企業経営の資産家の家族間で遺産を巡る争いと、経営トップの座を巡る争いから殺人事件が起きたらしい。
創業者の死後、社長に就任した息子が会社を我が物にしようとして、息子の母であり実権を持つ創業者の妻の怒りをかい、暗殺されたんじゃないかとマンション住人らしき数人が話しているのが聞こえた。
先ほどの騒がしさは、警察が現場検証をしていたのと、マスコミがマンション住人とトラブルを起こしていたためだとも分かった。
そんな事はどうでもいいから、こんな変なところからちゃんとした病院の病室へ移してくれ!
カーテンの向こう側から若い女性の声が聞こえてきた。
他にも男女の声が聞こえる。
助けを求めて声を出そうとしたが、ハラの傷が痛んで力が入らず、蚊の鳴くような声しか出なかった。
若い女性は男女に、部屋の間取りや金銭的な話をしているようだった。
もしかしてここって、マンションのモデルルーム?
だとしたら、私が今置かれているリビングらしい部屋も見に来るだろう。
その時が助けを求めるチャンスだ。
解放されるかもしれないという期待と不安で鼓動を高鳴らせながらその時が来るのを待っていたが、客らしい男女が「じゃあ」と言って出て行ってしまったらしい。
えっ!こっちを見に来ないのか?
代わりに入ってきたのは看護師Aで、また部屋を移動すると言う。
何故?どこへ?と聞いても返事をせず、持ってきたストレッチャーに私を移して、上から毛布のような物を頭からすっぽりと被せて運び始めた。
先ほど聞こえた声の若い女性も手伝っているらしい。
ガチャっと何かのドアらしきものが開く金属音が聞こえ、ストレッチャーごとその中に押し込まれたようだ。
エンジン音が聞こえるので、救急車に乗せられたのか。
看護師Aと若い女性も乗り込んだようで、2人の話し声が聞こえるが、その言葉が私には理解できない言語だった。
どのくらい車は走ったのか、車が停まって2人が降りて誰かと話す声が聞こえてきた。
誰かが乗り込んでまた車を走らせ、車のドアが開く音が聞こえたと思ったら私が寝かされているストレッチャーを車外に出して押し始めた。
動きが止まると、体が持ち上げられるような感じを覚え、それが止まるとまたストレッチャーが動き始めた。
ガチャンガチャンと、ストレッチャーが動かないようにしているのか、金属音が響いた。
頭からすっぽりと被せられていた毛布の顔の部分だけめくられ、首を動かして周りを見ると、そこは金属のドームのようなところで、私が寝かされているストレッチャーの横には、通勤列車のような横一列のベンチのような物があった。
しばらくすると、両手を後ろ手に縛られた10人ほどの男女が自動小銃のような物を突き付けた男に促されて入って来て、そのベンチに座った。
何故私達がここに集められたのか、この先どこへ連れて行かれようとしているのか、誰一人として口を聞こうとはしなかった。
ドアが閉まって動き出し、また停まって静寂が訪れた後、耳をつんざくような爆音が右、そして左から聞こえてきた。
自動小銃を持った男は監視役らしいが、この爆音の事を知っていたのかヘッドホンで耳を保護していた。
我々は手で耳を塞ぐしかなかったが、全員両手を拘束されていたのでそれすら叶わず身を縮めるしかなかった。
そうか、このドーム型の狭い空間といい、右・左と順番に爆音が聞こえ始めたので、ここは飛行機の中だ。
しかも、エンジンの爆音を遮蔽する内装などないむき出しの金属そのままのボディーと、横一列のベンチは明らかに軍用機だ。
ここは兵士を乗せる空間か。
何時間飛行したのか想像もつかない時間が経ち、ドンッという着陸の衝撃を感じた。
私のストレッチャーが、恐らく荷物用のリフトで降ろされ、大量の荷物とともにワゴン車に積まれてどこかへ走り出した。
車内には、看護師Aと若い女性の姿が見える。
かなりの時間車は走り、どこかの建物の前で停まった。
車から私と荷物が降ろされ、車はどこかへ走り去った。
看護師Aがストレッチャーを押し、建物内のリビングらしき場所に私を留め置いた。
私服から白衣に着替えたのか、看護師Aが寄って来て「大丈夫ですか?」と聞きながら、傷の処置を始めた。
「ここは・・・?」と聞くと、ここは元から入院している病院の別院だと言う。
ナースコールはないが、呼べばすぐ来れるところにいるから大丈夫だとも。
若い女性は、車から降ろした荷物の片づけをしていたが、その格好は南国のワンピースタイプの民族衣装のようだった。
長時間乗り物で運ばれたせいか、寒気がして熱っぽい。
看護師Aを呼んで、体温を測ってもらうと38℃を超えていた。
「氷で冷やしましょうね、ちょっと待っててね」と看護師Aはドアから出て行った。
持ってきたのは、ビニール袋に入れたわずかな氷で、それを私の額の上に置いた。
熱とダルさでそのまま寝てしまった。
気付くと額を冷やしていた氷はとうに溶け、交換してもらおうと看護師Aを呼んだ。
「どうしましたか?」と来た看護師Aに氷の事を言うと、「じゃあ、ちょっと待って下さい」と言ってドアの外へ行った。
ドアの外から何語か分からない言葉で若い女性と話をしているのが聞こえ、話が止むと看護師Aが注射器を持って入ってきた。
「氷もいいけど、熱さましの注射をしますね」と言って私の腕に打とうとしたが、その注射器に入っていた薬は、今まで経験した熱さましの薬とは明らかに違って、十倍くらいの量が入っていた。
「それ何の注射?熱さましじゃないんじゃないのか?」と私が叫ぶと、看護師Aは「残念だけど、あなたが邪魔になったから、これで死んでもらうわ」と。
「何を注射するつもりだ!」
「安定剤よ。これだけ打てば眠るように呼吸が止まって楽になれるから」
「どこからそんな薬を・・・?」
「病院から失敬してきただけよ」と言いながら、身動きが取れない私の腕に針を突き刺して、静かに液を腕の筋肉内に注入した。
クソー、死んでたまるかっ!そんなもので俺を永久に眠らせられると思ってるのかっ!
注射し終えた看護師Aは、勝ち誇ったような顔をして私を見下ろし、ドアの外へ出て行った。
薬の効果には抗しがたく意識が地の底へ引き込まれそうになり、呼吸が苦しくなってきたが、縛りつけられている両手首を力の限り振りほどく仕草をして自分に痛みを感じさせ、かろうじて眠り落ちる手前で堪えていた。
意識が消えかかったり戻ったりを繰り返していたが、私の薬の分解能力が薬の作用を上まったらしく、だんだん意識がはっきりとしてきた。
様子を見に来た看護師Aが、もう呼吸は止まっているだろうと思ったのがまだ生きている事に驚き、ドアの外へ小走りに出て行き、また注射器に薬を詰めて戻ってきた。
「もうこれで終わり」
同じ安定剤なのか、別の薬なのか、また私の腕に針を突き刺した。
今度は眠くもならず、時間が経っても何の変化も感じられなかったので、薬が効いてるような寝たふりをして様子をうかがった。
看護師Aは、とりあえず安心したのか、若い女性が来ている派手な模様の南国のワンピースタイプの民族衣装に着替えてきたらしい。
ドアの外から、香ばしい良い匂いが漂ってきた。
若い女性が何か言いながら運んで来た料理は、ピザとガーリックが良く効いたパスタのようだ。
腹部の術後以降、水を飲んだ以外は何も食べていない事を思い出し、急に空腹感が襲ってきた。
2人が私の横で食べ始めたので、「タヌキ寝入り」を悟られないよう、腹が鳴るのを必死で押し留め、できるだけ生唾も飲み込まないよう努力した。
食べ終わった2人は、バッグに衣類などを詰め始め、どこかへ旅行に行く準備を始めた。
私を置いてどこかへトンずらしようってのか。
私が呼吸をしている事に気付いた看護師Aは、私の手のヒモを片手づつ外し、マジックテープタイプのやはりヒモがついたリストバンドに変えて、金属のピンのような物をカチャッとはめてロックし、またストレッチャーのサイドレールにヒモで縛りつけた。
私が起きている事を知ってか、「このロックはヨーロッパ製で、タイマーで10日間後にならないと解除されないようにセットした」と告げた。
どこからか持ってきた缶ビールのプルを開けて飲み始めた看護師Aは、「あの子は私の娘で私の右腕。これからひと眠りした後、組織の指示に従って別の国へ仕事をしに行くの」と言った。
「残念ながら、あなたをあの注射であの世に送る事は出来なかったけど、このアジトには何ヶ月か何年か、誰も来ないから水も食べ物も貰えないあなたの命運はここで尽きるわ。10日間生き延びて、それからヒモが解ける事を祈るのね」
娘はもう横のソファーで居眠りを始めていて、看護師Aは缶ビールを一気に飲み干すと奥の別室に消えて行った。
「待て!おまえは何者で、何をしてるんだ!」
「私?・・・。」と、何も答えず行ってしまった。
しばらくすると、横のソファーで寝ている娘からは寝息が聞こえ、ぐっすり寝入ってるようだ。
奥の部屋へのドアは閉まっているので窺いようがない。
どうしたらいいのか、何も考えがまとまらないまま時間が過ぎ、壁に掛けられた時計で1時間が過ぎようとした時、カチャッと音が聞こえた。
えっ?と思って両手首を見ると、手首のリストバンドを留めていた金属のピンのロックが外れていた。
もしかして、タイマーのセットを間違えたか。
横の娘を起こさないよう静かにピンを引き抜こうとしたが、両手が不自由な状況ではなかなか難しい。
手首を思いっきり内側に折り曲げて、指先に触るようにしながらゆっくりとピンを押し上げて、ストレッチャーベッドの内側にピンが落ちるように外した。
ヒモは思いのほか緩やかに結ばれていたので、同じように手首を折り曲げて指先の感覚だけで外す事が出来た。
片手が自由になったら、もう片手はいとも簡単。
ようやく両手が自由になったが、焦らず、まずは手首のストレッチをしてから、ベッドを静かに降りた。
建物に運び込まれた時に出入り口は見ていたので、隣の部屋から外に出る事が出来るのは分かっていた。
娘が起きないように様子をうかがいながら、ソロソロと隣の部屋の方へ歩いて行ったが、運悪く足に何かがぶつかって音がし、娘が目を覚ましてしまった。
驚いた娘は、何語か分からない言葉で母親である看護師Aが寝ている部屋に向かって叫び、部屋から飛び出してきた看護師Aとともに私を捕まえようとした。
「何をしてるの!傷口が開くでしょ!」
何言ってやがる、今さら何が傷だ!
私はキッチンだった隣の部屋を抜け、更に奥のドアのロックを解除し、ドアを開けて外に出た。
ここがどこの国か分からないが、どこかに交番ぐらいあるだろうと、無我夢中で道路を走った。
走りながら後ろを振り向くと、あの親子は追って来ていない。
それでも力を抜く事なく全力で走り続けると、向こうから中年の男女、私から見て外国人が歩いてきたので、助けを求めた。
すると、すぐそばの交番らしいところへ連れて行ってくれ、警官に保護された。
警官は私から事情を聴いて本部に連絡したらしく、すぐに巡回中のパトカーが集まって来て私が監禁されていた建物に踏み込み、逃げようとしていた看護師Aの親子を逮捕したそうだ。
こうして私は国へ帰る事が出来たが、腹部に術後の傷があると言う事で、民間旅客機専用のストレッチャーに寝かされたままの空の旅となった。
私を乗せた旅客機は空港に到着し、一般乗客とは別に降ろされ、一旦空港そばの病院に収容される事になった。
旅客機から救急車に乗せ換えられる間には、おびただしい数のマスコミがいて、どうやら私を含む10人ほどが拉致されて国外に連れ去られた事と、逮捕された看護師親子が所属する組織の国内での悪事が表に出て、大きな騒ぎになっていたらしい。
マスコミのレポーターらしき連中が、テレビでよく見るように答えがあろうとなかろうとお構いなしに大声で質問する、あの状況を私に投げつけてきた。
「他の人は全員殺されたんですが、今のお気持ちは?」
「1人だけ生きて帰ってきたんですが、今の感想を聞かせて・・・」
私1人だけ?拉致されて軍用機に一緒に乗っていたあの人達は殺された?
何故?何があって?どうして?
救急車内で私の頭の中にはその疑問がグルグルと渦巻いていて、そのうち意識が遠のいてしまった。

気がつくとそこは、以前自分が住んでいた部屋の中だった。
人の気配を感じてそのほうを見ると、いつの間にか、どこから入ってきたのか、男が1人立っていた。
「いや~、助かってよかったな」
えっ?何の事だ?
「事件は解決したけど、助かったのは君だけで、あとの人達は残念な事になった」
それよりまずこの手の拘束を解いてくれと訴えると、「残念ながらそれはできない」と言い残してどこかへ行ってしまった。
色々な出来事があって、長い日数が経ってたようだが、実際には夢の中の出来事だったかのように、元に戻されたような気がする。

この話はここまで。
看護師Aって本物のモデルがいて、私の世話を懸命にしてくれ、頻繁に声を掛けてくれたちょっと小太りの中年看護師さんだったんです。
しょっちゅう顔を見てたから、夢の中にも出てきたのかもしれません。
それなのに悪役にしてしまって申し訳ないと思ったんですが、夢を見てる最中はそんな事は考えられませんでしたし。
「派手な模様の南国のワンピースタイプの民族衣装」って、私の夢の中でのイメージは、メキシコの中年女性が来ているゆったりとした服の事です。
ハワイの女性もそう言ったタイプの服を着ていますが、夢の中で連れて行かれたところはそう言った暑い土地といったイメージでした。
最終的に最初のシチュエーションに戻るってところは、やはりゲームリセットがされて、また次のストーリーが始まるっていう合図だったのかも。

「朝食」
・トースト
・コンソメスープ
・ポテトサラダ

「昼食」
・月見きつねうどん
・焼きおにぎり1個

「夕食」
・松茸釜飯(レンジ用レトルト)
・男の煮物(大根、ナス、結び白滝、揚げ、鶏つくね)
・漬物

「デザート」
・ミルクチョコクリーム生洋菓子
・甘納豆

今日のBW:61.5kg
最高4.8(11:54)、最低 マイナス4.4(23:23)、積雪量10センチ

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プロフィール
HN:
管理人「か」
性別:
男性
趣味:
食べる事、旅行、飛行機関連
自己紹介:
某医療機関に勤務する、メタボな食いしん坊です。
もともと民間旅客機・軍用機を含む航空機全般が好きでしたが、2006年の4月から陸マイラー(時々空マイラー)生活を始めた、もっぱらJALマイラーです。

   保有JALマイル
合算:76,381マイル
私の分:76,381マイル
奥さん分:0マイル
2021年2月15日現在

マイル使用歴
2009/1/15:40,000マイル
2010/1/11:50,000マイル
2011/1/15:70,000マイル
2011/11/1:60,000マイル
2012/9/10:40,000マイル
2015/1/17:100,000マイル
2017/1/12:10,000マイル
2018/4/23:30,000マイル
2018/10/20:50,000マイル
2019/10/31:15,000マイル
2019/12/15:35,000マイル
2020/6/18:20,000マイル
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