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管理人の食卓風景と日常の日記
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私の役人嫌い、官僚への嫌悪はこの日記で何度も書いてます。
毎年1回、1月から2月にかけて市保健所が定期の監査に来るんですが、来るのは分かっていてもいざ通知が来ると憎悪の炎がメラメラと燃え上がり、一方では何も悪い事をしてないのに極度に緊張してしまいます。
何たって奴らは、自分達の仕事の名目で何かしらこちらの落ち度を見つけようと、すべての書類をテーブルに準備させて隅から隅まで読み漁り、ほんの小さなミスも逃すまいと穴が開くんじゃないかと言うほど書類や帳簿に目を通すんです。
そして、何か隠していないかと引っかけるような質問を繰り返し、返答があやふやだった場合はすかさず突っ込んできます。
医療機関は、医療保険・施設設備・人員などについて、年1回の定期の市保健所の監査を受ける事は法律で決められています。
さらに、介護保険の管轄は都道府県ですので、2年から3年年に1回は道の出先機関である保健所、現在は機構改革で総合振興局保健環境部保健福祉室と言うそうですが、そこの担当者が監査に来ます。
市もしくは道の出先機関の監査で、何か疑わしい事が発見された場合、例えば医療スタッフの法定定数が満たされてないのに架空の名義で充足してると疑われた場合(いわゆる名義貸し)や、保険請求されているのに医療行為が実際には実施されていないと疑われた場合(架空請求)、医療機関ごとに定められた入院患者数より実際に入院している患者数が規定の上限を超えている場合(オーバーベッド)などが書類上から疑われた時は、一旦終了したかのように引き上げて、後日およそ1ヶ月後くらいに「明日の何時に行きますから、これこれの書類と帳簿等を用意しておいてください」と根拠となる法律と条を記載して公印を押した書類が前日の午後に送られてきます。
こうなったら時間もなく、逃げも隠れもできない、書類の改ざんなど出来る余地を与えないようなやり方で再度監査に来ます。
1回目の監査で見つかった軽微なミスや落ち度は、後日「監査結果と改善命令」と言う形の書類で送られてきて、改善しましたという報告書を出せばそれで終わるんですが、2回目の監査でも悪質な違反だと確認されると、次は更に上級部署である都道府県、北海道なら道庁の、東京となら都庁の当該部署の「指導官」とかいった肩書の役人が来て、警察の取り調べのような状況での質疑が始まります。
この時凄いのは、まず最初の国会の証人喚問の様に「嘘は言いません」といった宣誓をさせられ、担当官の質問と返答はすべて録音されるんです。
後々の証拠にするのと、本庁へ持ち帰って再度聞き直して検討し書類などの作成に利用するんでしょう。
この時に本当に悪意を持って不正をしていたと、状況からバレているものを「知らぬ存ぜぬ」と逃れる様な発言を繰り返すと、更にその上の最上級管轄である厚生労働省から担当官がやって来て、もうこうなったら逃れる事はできないと言うのが、新聞紙上を賑わすような「摘発」と言う事になってしまいます。
もちろん、東京霞が関から担当官が来るのではなく、全国各地にある「厚生局」という出先機関の担当者が来るんですが、ここの役人はもちろん企業で言う支店勤務と言うだけの国家公務員ですから、霞が関勤務の役人と同じ権限を持っています。
ここまで来る前に、ミスはミス、間違いは間違い、わざとはわざととして認めて「ごめんなさい」をすれば刑事告発までは行かず、不適正請求分の返還と始末書・改善報告書等の書類提出で済みます。

今日、北海道厚生局と道庁の北海道健康安全局による「個別指導」が行われました。
「指導」と言いますが、実際の所は何か疑わしい事例を見つけた事による、強制監査と言ってもいいでしょう。
建前上の目的は「保険医療機関及び保険医療養担当規則等の理解を更に深め、保険診療の質的向上及び適正化を図ることを目的とする」と先月送られてきた通知には書いていますが、そんな訳がないのは重々承知です。
指導名目でカルテ、記録、書類や帳簿の類をチェックして、「重箱の隅を突こう」というのが奴らの仕事ですから。
ただ、何もなければ突然厚生労働省の地方機関の厚生局が来るはずなどありません。
何かを狙ってくるんだと言うのはみんな感じていましたが、その何かが来てみないと分からないので今日の午前中まで全職員がピリピリしてました。
昨日の午後にはファックスが送られてきて、それには入院と外来患者の名前が30人程度列挙されていて、この人達についての指導を行うから関係書類を用意しておきなさいと。
しかも、業者がコピー機を2台搬入するから、設置させなさいとも。
これって、疑わしい書類などはコピーして持って行って、検討してその後の判断材料にするってことでしょ。
警察や検察の強制捜査でよく見る、段ボールに関係書類を入れて押収し、車に積んで警察署や検察庁まで運んで行くってシーンは見た事があると思います。
厚生労働省と言えども、「調査」はできても「捜査」までは権限がありませんから、コピー機持参で来て原本は持って行けないって言う事なんでしょう。
ただですね、「押収」はできなくても「任意提出」を求める事はあるんですよ。
つまり原本を段ボールに詰めて持って帰るあれです。
奴らは汚いですから、この「任意提出」を任意だからと言って拒むと、もっとヒドイ報復をしてきますからね。
通知に書かれた指導時間は、午後1時半から午後4時半まで。
ところが、私が昼食を終えて戻った午後1時過ぎにはもう来院していて、書類等の審査が始まっていました。
で、結局、帰ったのは午後5時40分と、予定など全く無視して責め立ててきたそうです。
「~そうです」と言ったのは、今回のターゲットに医薬品や薬局に関連することはなかったので、私が会場として用意した食堂に呼ばれて質問や尋問される事はなかったから、矢面に立って詰問された事務長・看護主任・事務員・院長から聞いた事しか分からないためです。
奴らの狙いは、保険点数の高い内視鏡の実施基準や流れについてと、ドクターのカルテの記載内容についてだったようです。
それとは別に、カルテや保険請求の写しなどを見比べて細かい指導点は多々出てきました。
記載の不備が一番の問題で、次に本来請求してはいけないはずのものを請求していた「不適正請求」も見つかってしまい、こちらは素直に「ごめんなさい」で返還することで決着。
まあ、早ければ1ヶ月後、少なくとも年明けには、再監査ならばその日時の通知か、そうでなければ返還額の決定と指導内容の改善命令が来る事でしょう。
終わってしまった今の段階では、入試の合格発表を待つような気分です。
市内では今年、公立病院と総合病院に個別指導として厚生局が入ったそうです。
とすると、当院だけじゃないって事は、わが街が今年のターゲットにされたって事なんでしょうかね。
噂では、公立病院でも不適正請求分の返還命令が出たそうですから、当院も・・・でしょうね;

「朝食」
・ハムチーズレタスたまごサンド
・野菜ジュース

「昼食」
・鶏南蛮そば
・おにぎり半分(たらこ)

「夕食」
・幕の内弁当(ごはん、つぼ漬け、煮物(レンコン、椎茸、人参、里芋)、海老天、焼鮭、玉子焼き、ミニとんかつ、大根煮の味噌そぼろあん、ごぼうのきんぴら、小松菜人参ごま和え)
・焼酎のウーロン茶割り

今日のBW:67.5kg

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プロフィール
HN:
管理人「か」
性別:
男性
趣味:
食べる事、旅行、飛行機関連
自己紹介:
某医療機関に勤務する、メタボな食いしん坊です。
もともと民間旅客機・軍用機を含む航空機全般が好きでしたが、2006年の4月から陸マイラー(時々空マイラー)生活を始めた、もっぱらJALマイラーです。

   保有JALマイル
合算:76,381マイル
私の分:76,381マイル
奥さん分:0マイル
2021年2月15日現在

マイル使用歴
2009/1/15:40,000マイル
2010/1/11:50,000マイル
2011/1/15:70,000マイル
2011/11/1:60,000マイル
2012/9/10:40,000マイル
2015/1/17:100,000マイル
2017/1/12:10,000マイル
2018/4/23:30,000マイル
2018/10/20:50,000マイル
2019/10/31:15,000マイル
2019/12/15:35,000マイル
2020/6/18:20,000マイル
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