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管理人の食卓風景と日常の日記
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開幕しました冬季オリンピック。
夏と違って、多少盛り上がりには欠けますけど、選手団の大半が本道出身選手なので、見れる競技では応援しようかと思っています。
そんな中で、いい具合に世論を喚起し冬季オリンピックが始まった事をPRしてくれる騒動が起きましたね。
服装、態度、様々言われていますけど、賛否両論あっていいんじゃないんでしょうか。
オリンピックの起源を辿って行くと、元々国と国との戦争を血を流す事では無くて、各種目の運動能力で決着をつけようと言う事に行き着きます。
ですから選ばれた出場選手は、今以上に国の威信を背負って出場したでしょう。
自分が負ければ国が負けた事になりますから、そのプレッシャーは半端な物ではなかったと想像します。
古代の話ですから、服装については今とは比較にならない質素簡素な物だったでしょう。
それでも国を代表して参加するからには、精一杯の飾りを付けた民族衣装のようなもので正装して出て行った事でしょう。
近代オリンピックがギリシャのアテネ大会から始まり、戦争の代わりとしてではなく個人の記録会のような傾向になり、クーベルタン男爵が参加することに意義があると言った頃からもうかなりの年月が経ちますが、今では試合を楽しむとか雰囲気を楽しむとか、目標はと聞かれ「入賞が目標です」とか「順位は分かりませんが精一杯やります」とか、古代オリンピアードの意味はまったく消え去りました。
だからと言って国が威信をかけて育てた選手を送り出し、メダル獲得順位に一喜一憂するのは今も昔も変わりません。
ある国では、国のトップがカネが必要ならいくらでも出すと公言していたり、金メダル獲得数のトップに立つために出費は惜しまないと注ぎ込んでいたり、昔と同じ代理戦争の勢いのままの国もある様です。
一方、国家財政が破たん状態で選手の派遣費用を捻出できず、参加選手を大幅に減らさざるを得なかった国もあると聞きました。
ではこの日本はどうか。
皆さんご存じのように、無名の時は一切の投資をせず個人の能力に任せたまま。
個人が飛び抜けた能力を大会で披露した時には、さも国が面倒を見て育て上げたような顔をして、最高順位の期待を背負わすだけ。
強化選手に指定されると衣食住はもとより、遠征費用や様々なサポートが受けられるようになる様ですが、結局行き着くところは、「これだけ国民の税金をかけたんだから」の言葉のもと、誰にも彼にも最高順位を求める国民性は、はたから見ててヘドが出そうになる。
個人の運動能力などその人が生まれ持ってきただけであって、ある程度頭角を現わしてからカネをかけても、それ以上の伸びしろ等ほとんど残っていないでしょう。
それと、強化チームのコーチのギャラも国民の税金から支払われていることをもっと広く告知しないマスコミって何なんでしょうか。
選手がメダルを取れなかった時、何か問題を起こした時、非難はすべて選手に向けられるこの国ですが、コーチの責任を問うマスコミってないですよね。
強化チームのコーチ、コーチを選任する各競技団体、すべてを選手の責任にして自分達は我関せず。
この体制を根本から変えない限り、今回のような服装だの言動だのと、競技内容には何の関係もないトラブルはきっとまた再発するでしょう。
所属競技連盟は、今回問題を起こしたこの選手を出場辞退させ日本へ強制送還するとまで言ったんです。
全てをこの選手一個人の問題にすり替えて事態を終わらせようとしたのは明白で、同時に連盟会長の職を責任を取って辞任するとは一言も言わなかった。
さらに同連盟の理事の副団長は、自身の辞任とこの選手の出場辞退を提案したとか。
臭い物には蓋しかできない心の狭い日本人が多過ぎる中、団長1人が結果として彼を守った事になりますが、普通は所属連盟の方こそ彼を守る立場にあるんじゃないでしょうか。
だって自分達の仲間なんですから、会長職などなげうってでも彼を出場させてくれと言うべきだったんじゃないでしょうか。
匿名性を利用して、協会や所属大学に「死ね」とか「帰って来るな」とか好き勝手な事を書いてメールを送り付けたバカな日本人も、やってる事は彼と同じかそれ以下だと分からないんでしょうね、おつむのレベルが低過ぎて。
私が見ててもあのだらしない恰好と、不遜な態度、舌打ちするなど子供じみた会見での応対は許しがたいものがありました。
戦争に行く兵士が、戦闘地域に行く自衛隊員が、だらしない恰好で行ったとしたら、間違いなく戦死すると言う事を教える人間が側にいなかったことが今回の騒動の発端だと思います。
現在はプロ選手もオリンピックに参加できる時代ですから、プロなればこその自己表現だっと思いますけど、だとしたら自己表現は競技中などの個人でいる時だけにして、団体行動の時には自己主張は控えると言う事を教えない文部科学省の責任はないのでしょうか。
「知ってて当たり前」と言う言葉は聞こえが良いでしょうけど、だったら「そんな恰好をしてはいけないという法律があるのか」と私は聞きたい。
マナーも法律も、幼少期から教え込むのが「国」の「大人」の責任であって、それをせずして外れた事をした人間を非難するのはお門違い、無責任、単なるイジメだと私は思います。
『飲酒して車を運転してはいけない』
警察関係者、法曹関係者、教育者、医師など社会的に地位の高いと言われている人達、人に指導したり裁く立場の人でさえこの基本的なルールを守れない人が大勢いて、事故を起こし、人を殺し、逮捕されている。
そんな世の中であるのに、彼だけが非難されこの先処分されると言うのは「自分の事は棚に上げて」と同じであり、個人の問題ではなく社会全体の問題として提議していくべきではないでしょうか。

「空腹凌ぎ」
・自家製ライ麦パン

「昼食」
・味噌ラーメン(キャベツ、玉ねぎ、人参、キクラゲ、ひき肉、椎茸、舞茸、シメジ)

「おやつ」
・わさび柿の種

「夕食」
・ごはん
・漬物
・しじみの味噌汁
・高野豆腐カツ
・サラダ(大根、キュウリ、オクラ)
・ウドとアサツキの酢味噌和え

今日のBW:71.5kg

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プロフィール
HN:
管理人「か」
性別:
男性
趣味:
食べる事、旅行、飛行機関連
自己紹介:
某医療機関に勤務する、メタボな食いしん坊です。
もともと民間旅客機・軍用機を含む航空機全般が好きでしたが、2006年の4月から陸マイラー(時々空マイラー)生活を始めた、もっぱらJALマイラーです。

   保有JALマイル
合算:76,381マイル
私の分:76,381マイル
奥さん分:0マイル
2021年2月15日現在

マイル使用歴
2009/1/15:40,000マイル
2010/1/11:50,000マイル
2011/1/15:70,000マイル
2011/11/1:60,000マイル
2012/9/10:40,000マイル
2015/1/17:100,000マイル
2017/1/12:10,000マイル
2018/4/23:30,000マイル
2018/10/20:50,000マイル
2019/10/31:15,000マイル
2019/12/15:35,000マイル
2020/6/18:20,000マイル
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