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管理人の食卓風景と日常の日記
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正午の合図が聞こえるや否や病院を脱兎のごとく飛び出し、急ぎ足で自宅に戻って着替えを済ませ、夜勤明けで帰宅していて準備万端の奥さんと急ぎ出発しました。
駅までの道すがらも自然と急ぎ足になり、改札を通って電車に乗り込み席に座ってようやく一息。
何でそんなに急ぐのかと奥さんに聞かれましたが、仕事との切り替えをしたいためとにかく電車に乗ってしまいたかったんです。
動き出してしまえばもう後へは戻れない、そこでようやく私の心の中では旅気分に切り替えられると思ったから。
噴き出す汗を拭き拭き、いつしかコクリコクリと舟を漕ぎだし、早くも到着しました札幌駅。
まずとりあえず腹ごしらえと、いつも利用する「おむすびカフェ」に入り、「コメは飲み物」の感覚でゴクゴクやって一息。
事前に予約してあった洞爺湖温泉行きのバス乗り場に行き、14時10分過ぎ出発。
およそ3時間半のバスの旅は、そのほとんどの時間を寝て過ごしました;
途中、中山峠頂上のドライブインでトイレタイムを取った以外にも、普通の長距離路線バスだけに幾度もバス停で停車しましたが、およそ予定通りに今夜から宿泊するホテルのそばのバス停に到着。
さあ着きました!チェックインを済ませ、案内された部屋に入ると目に飛び込んできたのは、広大な洞爺湖と雄大な羊蹄山の風景。
部屋の細部に古めかしさは多々ありましたし、料金の割には昔ながらの古い作りの部屋ときたものです。
多少、いや、かなりガッカリしましたね。
8畳の和室と2畳ほどのベランダのようなところにソファーとテーブルを置いて、頭の上にはシャンデリアですか。
ガラス細工のシャンデリアも、年月の経過とともにあちこち傷みが見え、あろうことか電球もすべてが付いていないなんて。
今どき誰が使うのかと思われるスーパーファミコン内蔵のテレビとか、静音設計とは無縁の冷蔵庫とか。
客室担当の女性に夕食の希望時間を告げると、さあ!風呂へ行くぞぉ!
午後5時半頃の事でした、この時間帯は私達のように宴会や夕食前にまずはひとっ風呂と考える人が多いので、大浴場は入浴客でごった返しているのが常なんですが、私の目論見はズバリ的中!
シルバーウィークも終わり、更に今日はまだ平日金曜日ですから、客は少ないだろうと思ったらここまで少ないとは。
だだっ広い大浴場で、久しぶりに泳いでやろうかという気にさせるくらい客がいなかったんです。
おかげでのんびりゆったり、洞爺湖温泉の湯は特別特徴のある泉質じゃないんですけど、「いい湯だなぁ♪」と歌ってしまいそうなくらい浸かってました。
湯上りには無料のマッサージ機で体をほぐし、部屋に戻って今度は売店へ行き飲料等の買い出し。
食事と一緒に飲み物を頼むと高く付きますから、最近は堂々と売店で買ったのでと断る事にしてます。
少しして、待望の夕食の配膳が始まりました・・・が!担当のおばちゃん従業員の荒っぽい事。
器をガチャガチャ、小鍋は傾いてるし、料理が皿から飛び出すんじゃないかと思う位扱いが雑でね。
準備ができたので奥さんと乾杯し、さてこれは何かなと。
お品書きは一部を改変して下に記載しましたけど、かなりの期待外れでしたね。
ウニはまだ良い方でしたが、秋刀魚が生じゃなく酢で〆てあったのには驚きましたし、カンパチとマグロの1切れがやたらデカくて閉口しました。
ハモの土瓶蒸しと穴子の鍋って、とってもカブってませんか?
タラバの塩釜はですね、水分が全部蒸発しちゃって身がボソボソ。
ここでフォアグラを出す理由が分からないし、香の物は多分忘れたんでしょう最初から出てこない。
漬物ごときで催促するのも何なので何も言いませんでしたけど、それだって金のうちですから腹立たしい事に変わりはありませんでした。
最悪だったのが釜飯。
固形燃料で炊いて、火が消えたら蒸らして出来上がりと説明されたので、その通りにしてみました。
お釜の蓋をあけると松茸の香りがプ~ンとして期待を持たせたそうです、奥さんの話では。
当然しゃもじでかき混ぜておこげを・・・と思ったら何と!「おこげ」が焦げて真っ黒になっていました。
焦げくさい臭いで松茸の香りなどぶっ飛んでしまい、口にすると全体が何と苦い事か。
火力が強過ぎた?説明通りにやってこれですもん、固形燃料がなくなって蒸らし時の余熱で焦げたのかも。
それとも、お釜自体が古くて焦げやすくなっていたのか、色々奥さんと原因を探求しましたが、いずれにしてもこの小釜で固形燃料で炊いたらどうなるかの予行演習くらいしてないんだろうかここの料理スタッフはと思ってしまいました。
味付けに多少でも醤油が入っていたら、一層焦げやすくなるのは料理人なら当然の常識のはず。
総料理長を呼びつけて、「松茸御飯のおこげ」じゃなく「焦げた松茸御飯」をどう思うか聞いてみたかったですね。
今回の会席料理は、総じて味付けが薄過ぎ。
椀にしても鍋にしても、素材の味を強調するあまり、味を控え過ぎて食べてる途中で飽きてきました。
絶妙な味加減とは、薄味だから良いと言う物ではない。
ハモなど梅肉の強烈な酸味があって引き立つものですし、ましてや穴子はウナギ同様煮詰めた濃い甘じょっぱい味か濃い目の天つゆのような醤油味でないと美味しく感じられない魚ですよ。
会席は薄味で、それが上品と勘違いしている料理人がいるんでしょうね。
文句タラタラ、それでも完食しましたが、評価はイマイチ、イマニ。
不味くはないものの、残念な部分が多過ぎたと言うのが私達の評価。
まあ、明日はどう捻ってくれるのかに期待して今夜の夕食は終了。
午後8時45分からは、洞爺湖名物「ロングラン湖水花火大会」。
湖の上を花火を乗せた船とモーターボートが走り、湖岸に建ち並ぶ各ホテルの端から端までを花火を打ち上げながら走ると言うもの。
そのため、どこのホテルに宿泊していても、湖側の部屋であれば部屋にいながらにして花火大会を楽しめるんです。
約20分程の光のページェントも終了。
その後はテレビを見ながらダラダラと過ごし、午後11時頃、何となく不満足な胃袋を鎮めるために、ホテル内の居酒屋に行き夜食のラーメンを注文。
待つ事しばし、出てきたラーメンのスープを一口すすって・・・?
何じゃこりゃぁ!!!
旨味なしコクなし、平べったい味で醤油の風味なし。
市中の専門店じゃないんだから業務用のスープを使ってるのは仕方がないとしても、それにしてもよくここまで化学調味料をたっぷり使って作ったスープが存在するんですね。
麺は茹で時間を考えてか、中細のストレート麺で当然白い麺。
すべてにおいて店側の都合だけで作られた、ラーメンもどきのゲテモノでした。
これが北海道のラーメンだと観光客に思われたら、恥ずかしくて入る穴も見つかりません。
憤懣やるかたない気分で部屋に戻り、怒りにまみれて今夜は更けて行きましたとさ。

「昼食」(札幌駅中のおむすびカフェ)
・おにから定食(おにぎり(鮭、たらこ、おかか)、豚汁、漬物、鶏のから揚げ中華ドレッシングかけ)

「夕食」(ホテル部屋食:秋の本会席膳)
・前 菜:錦秋盛り(ウニと長いものカクテル、チーズの片栗まぶし衣揚げ、ボイル海老、ホヤの珍味、イチジクの煮物、春菊とシメジのお浸しイクラがけ、燈台ツブ煮)
・椀  :鱧の土瓶蒸し(ハモ、三つ葉、枝豆)
・造 里:鮑の生き造里、〆秋刀魚姿造里、カンパチ、帆立、鮪
・煮 物:車海老の治部煮、燕の含め煮を添えて(車海老、インゲン、生麩、椎茸)
・強 肴:タラバガニの塩釜焼き
・蒸 物:豆乳蒸し(海老・栗入り茶碗蒸しの事)、きのこの蟹甲庵掛け
・鍋  :焼穴子のハリハリ鍋(焼き穴子と蒸し穴子、焼き豆腐、水菜、シメジ、長ネギ)
・洋 皿:フォアグラのソテー、山ぶどうソース(フォアグラ、大根、フランスパン、クレソン、ラディッシュ、焼きナス)
・食 事:秋の釜飯(松茸と三つ葉の炊き込みご飯)
・香の物:四点盛り合わせ(どうも忘れられたようで、出てきませんでした!)
・フルーツ:壮瞥リンゴコンポートとゼリー寄せ、ブドウとべりー添え
・冷酒

「部屋にて」
・焼酎のお茶割り
・アイスクリーム、クリームチーズ味

「夜食」(ホテル内居酒屋)
・ネギ醤油ラーメン

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プロフィール
HN:
管理人「か」
性別:
男性
趣味:
食べる事、旅行、飛行機関連
自己紹介:
某医療機関に勤務する、メタボな食いしん坊です。
もともと民間旅客機・軍用機を含む航空機全般が好きでしたが、2006年の4月から陸マイラー(時々空マイラー)生活を始めた、もっぱらJALマイラーです。

   保有JALマイル
合算:76,381マイル
私の分:76,381マイル
奥さん分:0マイル
2021年2月15日現在

マイル使用歴
2009/1/15:40,000マイル
2010/1/11:50,000マイル
2011/1/15:70,000マイル
2011/11/1:60,000マイル
2012/9/10:40,000マイル
2015/1/17:100,000マイル
2017/1/12:10,000マイル
2018/4/23:30,000マイル
2018/10/20:50,000マイル
2019/10/31:15,000マイル
2019/12/15:35,000マイル
2020/6/18:20,000マイル
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