春の一編

今日も雪、雪、雪、そしてまた雪。
朝からずっと、チラチラチラチラ。
時折吹雪いて横殴りになり、いつまでも止む事なく降り続けた雪。
さてさて、２月も最終週に入ると、厳冬極寒の気分がそろそろ緩み始める時期になる。
寒い寒いと言っていた言葉も、その寒さの質が変わり始めるころ。
体が硬直する、顔が突っ張る、耳が痛くて千切れそうになる。
朝晩ならいざ知らず、もう日中ではこういった表現を使うほどの寒さは数えるほどしかないのかも。
降り積もる雪も、北海道特有のパウダースノーから湿り気を帯びたベタ雪がメインになってくる。
食料品も春の準備を開始した。
タラの芽、アサツキ、行者ニンニク、ウド、ゼンマイなど、春の名前が列をなす。
まだまだ値段は・・・、けど旬を求める欲望は日に日に大きく盛り上がりを見せる。
気の早い私といえども、さすがに如月が弥生に役目をリレーしないうちは、まだまだ鍋の湯気が恋しいわが家。
今宵の宴は私一人、いつものように奥さんは夜勤。
不細工顔の魚とにらめっこし、鍋に放り込んでクツクツと煮込むと、得も言われぬ美味の食卓に早変わり。
この時期一番の調味料は、やはり何を差し置いても立ち上る湯気には敵うものなし。
十二枚を着込んでいても、春まだ遠い節句前では、お雛様の体調管理が絶対不可欠。
三寒四温はもう目の前、今更ながら皆様にはご自愛のほどを。

「昼食」
・鶏そば（椎茸、長ネギ）

「夕食」
・ごはん
・カジカ汁（大根、長ネギ：私は俗称の「鍋壊し」とは呼びません）

今日のＢＷ：７８．５ｋｇ