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管理人の食卓風景と日常の日記
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最近の食品偽装問題は、止まるところを知らないくらい、次から次へと出てきますね。
北海道の肉の偽装から端を発したように記憶していますが、大阪の高級料亭では偽装以外にも他人の食べ残しを再度他の客に出してみたりと、みんなやりたい放題の様相です。
特に目につくのは、肉と鰻ですね。
一般消費者は、貼られたシールしか頼るものがないのをいい事に、売ってしまえばこっちのもんですもんね。
「うちだけじゃない!他にもたくさんやってるところはある!」
いつぞやの事件の時に、偽装した会社の社長が開き直ってインタビューでこう言ってましたっけ。
正直者は馬鹿を見る?発覚していない事例がまだまだあるんでしょう、本当は。
真っ当に商売している人がほとんどの中で、こういった食品偽装をして不正に富を築いているごく僅かの輩のせいで、みんなが迷惑するんです。
「これだけ安く頑張ってるのに、もっと安くせいと言う消費者も悪い!」
北海道の食肉会社の社長が、逮捕前にマスコミにこう言ってました。
この発言にマスコミはこの社長をけしからんと袋叩きにしましたし、街頭インタビューでテレビに放映された消費者代表のような人の意見もみな同じ論調で、「信じてたのに」とかとにかく「けしからん」のオンパレード。
そうではない、逆の擁護意見はすべてカットして、世論操作したんでしょう。
まあ、これだけ世間の目が厳しくなっているのにもかかわらず、今だに自分だけはバレないだろうとせっせと偽の産地表示シールを貼り続けているおバカさん達も困ったものですが、何故こういった偽装が行われるのかという根本のところを追求して是正しようとしない、行政・マスコミ・消費者も頭悪いんじゃないのかな。
『値段が高いものは品質が良いとは一概に言えないが、品質が良いものはそれなりに値段は高い』
この私の考えは、間違ってますか?
どんな人だって、「品質が良いものをより安く」を理想とするでしょう。
でもね、松坂牛のサシの入った一番いいすき焼き用の肉が、100グラム100円で売っていたら、おかしいと思いませんか?
私が食べたことのある牛肉で一番高かったのは、神戸牛のステーキ用肉で100グラム5,000円でした。
良い肉の牛を育てようと思ったら、手間もかかるし、飼料も残飯や雑草だけではダメでしょう。
テレビで見ましたが、牛にビールを飲ませたり、特別な配合飼料を買ってさらにそれに生産者独自の「何か」を加えて牛に食べさせたりと、相当な経費をかけて育てているんです。
そうやって手間暇と金をかけて育てた牛の肉が、100グラム100円な訳ないじゃないですか。
それを一般消費者は、もっと安くさらに安くしろと言う。
食品加工の大企業は、卸価格を釣り上げたいがために「国産牛使用」のシールを貼って儲けたい。
儲けるためには手段を選ばない食品加工会社は、中間の食肉加工卸に無理難題を吹っかけて、更に値段を安く買い叩きたい。
ここで話がすり変わるんです。
消費者が国産牛の商品を安く買いたいと言うから、食品加工会社は努力して食肉加工卸から安く仕入れるんですと。
ここで、食品加工会社の努力によって食肉加工卸が偽装に走る訳なんですね。
牛でも鰻でも、外国産より国産の方が高いのは、人件費、飼育のためにかかる光熱費と飼料などの経費がはるかに高いからだと言う事を知っているのに、それには目をつぶって国産品を安くしろという。
国産牛を安く食べたかったら、国会議員の胸ぐらでもつかんで、原油を安くさせろと文句を言うべきでしょう。
ここ数日の食品問題は、残留農薬基準値オーバーや強毒性のカビが生えた、「事故米」の食用転売問題ですね。
そもそもこの事故米の処分に困った農水省が、食用にしないという条件で、安価で一般会社に払い下げた事から始まるんです。
農水省の役人は、引き取ってもらった負い目を感じて、まともな監督・監査・検査などできるはずもない。
そして、安く米を手に入れた人の心に悪魔がつぶやいたんでしょう。
「残留農薬など見た目じゃ分からない、カビだって加工してしまえば誰もわからなくなる」
で、市場価格よりはるかに安く、でも十分な儲けは出る価格で、焼酎の蔵元などに転売されたんでしょう。
『値段が高いものは品質が良いとは一概に言えないが、品質が良いものはそれなりに値段は高い』
焼酎の蔵元の担当者は何を血迷ったんでしょう、安い米が手に入ると聞いて小躍りして喜んだんでしょうか。
安いからにはそれなりの理由があるでしょうに、うまく誤魔化されたんでしょうかね。
いつもの信頼できるルートからちゃんと仕入れていればよかったものを、目先の小銭に目がくらんで回収と廃棄に何億という損害を被るはめになったんです。
今日までに分かっている、焼酎・日本酒メーカー、せんべいなどの米菓製造業者は被害者面をしてますが、実際のところ訳のわからないルートから仕入れた原材料を使って商品を作って販売した加害者だと、そこまで言ってしまうのは言い過ぎでしょうか?
あろうことか、病院給食に赤飯として事故米そのものを使ってしまう事態にもなりました。
医療機関専門給食会社が、この事故米を入手して使用したんでしょうが、これとて正規ルートから外れたものを安く入手できたと胸を張った一部馬鹿社員の責任でしょう。
今回の被害者は、何も知らずに飲食してしまった消費者だけですね。
「今回の事故米から作られた焼酎やせんべいなどを飲食したとしても、実害はありません」
農水省の役人が記者会見でこのような内容の事を言っていましたが、何を証拠にそういう事を言えるのか。
実際に自分たちで飲食してみた結果、何んともなかったというのなら納得できますけど、こいつら役人も結局いつものように加害者ですよ。
「嘘をついてはいけない」
先ごろ大麻問題で辞任した、日本相撲協会前理事長北の湖親方が、常日頃から弟子の力士に言い聞かせていた言葉だそうです。
大の大人にこんな子供に言い聞かせるような事を口を酸っぱくして言っていても、それすら守れない体だけ大きな小人(しょうじん)が多いんですよ、この世の中は。
医食同源、薬食同源。
薬も食べ物も同じ、人間にとってなくてはならない物、生命を維持するために必要なものなんですから、これらを悪用した者に対してはもっと厳しい対応をしなければなりません。
食(た)べ物を食(く)い物にした奴らは、全員死刑ダッ!!!

「朝食」
・バナナ1本

「昼食」
・冷やしぶっかけそば
・おにぎり1個

「夕食」(奥さん、職場のイベント準備でかなり遅く帰宅したため)
・ごはん
・漬物
・残り物

今日のBW:78kg

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プロフィール
HN:
管理人「か」
性別:
男性
趣味:
食べる事、旅行、飛行機関連
自己紹介:
某医療機関に勤務する、メタボな食いしん坊です。
もともと民間旅客機・軍用機を含む航空機全般が好きでしたが、2006年の4月から陸マイラー(時々空マイラー)生活を始めた、もっぱらJALマイラーです。

   保有JALマイル
合算:76,381マイル
私の分:76,381マイル
奥さん分:0マイル
2021年2月15日現在

マイル使用歴
2009/1/15:40,000マイル
2010/1/11:50,000マイル
2011/1/15:70,000マイル
2011/11/1:60,000マイル
2012/9/10:40,000マイル
2015/1/17:100,000マイル
2017/1/12:10,000マイル
2018/4/23:30,000マイル
2018/10/20:50,000マイル
2019/10/31:15,000マイル
2019/12/15:35,000マイル
2020/6/18:20,000マイル
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