見捨てないで

ようやく父が退院しました。
今回のがん治療は、発生場所が血管に近すぎたようで、ラジオ波焼灼術はできずに抗がん剤を注入してがん組織の消失を図ることになったそうです。
今日退院できたということは、抗がん剤がうまくがん組織に作用できる部位に注入できたということでしょうから、がん組織が縮小するかどうかは今後のフォローでわかることでしょう。
正直な話、病院としては人員の少なくなる年末年始に入院患者を多く抱えると非常に大変なので、退院できる見込みの患者には押し迫る前に退院して欲しいと思うのがスタッフの気持ちです。
まあ、急患や重症患者の場合は当てはまりませんが、一時外泊できる患者にはぜひとも自宅に帰ってお正月を迎えて欲しいと思うんです。
もちろんこの思いには、本音と建前の両方が入ってますけど。
いくら退院して欲しいとか外泊して欲しいと思っても、すべてはドクターの判断ひとつですから、周りのスタッフは積極的に勧めることはできないんですけどね。
大学病院のような急性期の患者ばかりの病院はそういったジレンマがあるでしょうけど、100%認知症の患者が占める介護療養型病院の場合は、年末年始といえども厄介者は引き取りたくないというのが家族の本音ですから、誰一人として退院や一時帰宅をすることはありません。
清々しい気分で元旦を迎えるはずが、おむつ交換をしたり転倒転落の危険を監視して防止しなければならないなんて真っ平ごめんでしょうから。
入院を生還のための手段と考えるか、厄介払いの手段と考えるか、受け入れる病院側も大変なんですよ。

「昼食」
・豚汁うどん

「夕食」
・ごはん
・漬物
・肉豆腐（豚肉、焼き豆腐、白菜、コンニャク、シメジ、椎茸、長ネギ）
・残り物

今日のＢＷ：７９．５ｋｇ
またちゃくちゃくと増えつつあるような・・・