強い薬

風邪を引いた時、病院にかかるのは何故ですか？一般的な風邪位なら、栄養のあるものを食べて、暖かくして寝ていれば治ってしまうのに何故？そうです。薬が欲しいからなんです。薬を飲めば何となく症状が軽くなった気がしますし、余った薬はまた風邪を引いた時に使えるからと思っていませんか？皆さんは薬の絶大な威力をご存知なんですが『この薬は強いですよ』の一言で、服用を拒絶されてしまい、弱い薬に変えてくれと懇願されます。強い薬を『そんなに強くない』と言うと何事もなく飲んでくれます。不思議でしょう。「か」

柳の木の下で

夜遅くに柳の木の下を通りかかると、ヒュ～、ドロドロと幽霊が出そうな感じを覚えませんか？江戸時代の絵を見ると、いかにもっていう感じがしますよね。話は全く変わりますが、昔の爪楊枝は柳の枝を細く削って作っていたんです。何故なのかは近年になってわかりました。ドイツの研究者が柳の木の成分を分析し、鎮痛剤のサルチル酸を発見し、アセチルサリチル酸、つまりアスピリンの合成に成功し、世界的に発売され現在に至ります。日本人が昔から使っていた爪楊枝には科学的な根拠があったんです。先人の知恵は素晴らしいですね。「か」

肩の凝らない話

肩凝りとは何でしょう。『肩関節周囲の骨格筋の、過度の局所的な緊張状態』とでも言いますでしょうか。とにかく、辛くても誰も病気とは思ってくれない程、大勢の人が悩んでいる一種の病気ですよね。原因は何かと考えてみると、姿勢が悪い。テレビを近くで見る。テレビゲームのしすぎ。暗い所で本を読む。パソコン画面を長時間見ている。メガネやコンタクトの度が合っていない。枕が自分に合っていない。寝相が悪い。運動不足。40肩、50肩などなど・・・。考えているときりがなくて、肩が凝ってきましたので、今日はこれまで。「か」

本番！？

医薬品の商品名の付け方はいろいろあります。一般名（化学成分の名前）をもじった物。例えばエバステル（一般名エバスチン）。病名に由来する物。例えばアレギサール（抗アレルギー剤で、アレルギーが去るという意味）。この他にも色々な命名法があるのですが、商品名からでは一般名も薬効もわからない物が多数あります。ホンバンって何の薬かわかりますか？一般名リン酸ジエチルスチルベストロール、又はホスフェストロール。わからないでしょう。私もわかりませんでした。実は前立腺癌の治療薬です。抗癌剤がなぜホンバン？「か」

ドーピング

今日はドーピングについて、少し勉強してきました。アナボリックステロイドはもちろん、市販の風邪薬にもドーピングの対象になる薬物が含まれているそうです。缶コーヒーも２缶飲めば、含まれているカフェインによりドーピングになってしまうそうですし、エフェドリンやフェニルプロパノールアミンなどの興奮作用を持つ鎮咳剤や鼻水の薬でもドーピングになるそうです。運動選手は薬を飲む時は、十分気をつけてください。「か」