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管理人の食卓風景と日常の日記
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最近、メーカー担当者や問屋さんが訪問して来た時の挨拶は、一様に決まって「流行りませんねぇ~」です。
同じ薬剤師仲間が新聞の取材で短い文章が載ってましたが、風邪薬はもちろんマスクなども売れ行きが芳しくないそうです。
この時期は例年、ヤツが大手を振って跋扈しているはずなんですが、今シーズンはポツポツ程度しかその姿を現さないようです。
今週から札幌雪まつりが始まり、明日からは小樽雪あかりの路も始まり、全国からの観光客がかなり来道しているこの時期の流行が一番流行するはずなんですが、病院待合室で咳き込んでいる患者はほとんど見られません。
考えられる原因として、昨年末のノロの大流行で、うがい・手洗いが徹底され、いつも以上に衛生状態に気を配るようになった事が上げられます。
いまだにノロの集団発生が報告されていますから、自己防衛の徹底が行き届いているのでしょう。
そのおかげで、ヤツの活躍できる環境が整わないのではないかと思います。
1年を通してうがい・手洗いを励行していれば、一般的な風邪にも感染しないと証明されたようなものです。
水道代と手間はかかりますが、うがい・手洗いに勝る感染症の予防法はないと断言できるでしょう。
うがいも、うがい薬を使えばそれにこした事はありませんが、水だけのうがいでも十分ですし、逆にうがい薬を使ってうがいをしているからと言って、不十分なうがい法では何の意味もありません。
手洗いも同じ事で、消毒剤で手を消毒するよりもまずは石鹸で丹念に手の平・手の甲・指の間・爪の間・手首を揉み洗いし、十分量の流水で洗い流す事が肝心です。
たったそれだけの事で、辛い思いと痛い出費をしなくて済むんですから、そんな良い事はないでしょう。
ついでに十分な栄養補給も欠かせません。体力があれば、ヤツもノロも退散していく事でしょう。
補給のし過ぎは、私のようにデブのもとですから、何事もほどほどに^^;

「昼食」
・ソース焼きそば

「夕食」
・ごはん
・とんかつ、レタス添え
・オニオンリングフライ
・うずらの卵フライ
・マロニーと野菜の豚キムチ炒め
・鮭ルイベ漬

「デザート」
・お菓子、クッキー等

今日のBW:78kg

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今朝はこの年末年始休み最後のお寝坊でしたが、連休なんてあっという間に終わってしまいます。
しかも今回はほぼ真ん中に出勤日があったので、長く休んだと言う気などまったくありません。
箱根駅伝の総合優勝が順天堂大学と決まったのを見届けて、足りない食材を買出しにいつものスーパーへ行きました。
昨日は一歩も外に出なかったので、48時間ぶりに外気を吸いました。ずーっとストーブで暖められた部屋(パジャマでいても寒くない)にいたので、外気の冷たさが身にしみましたが気温は4℃もあるんですね。クリスマス頃にあれだけ降った雪も、今日の段階ではまったくなくなってしまい、アスファルト路面で歩きやすかったのはいいんですが、これも異常気象の影響なんだろうかと考えてしまいました。

( ̄へ ̄|||) ウーム

異常と言えば、昨年の感染性胃腸炎やノロウイルスの集団感染は、ようやく一段落したようですね。今日久々に朝刊を見ましたが、この年末年始には集団発生はなかったようです。もっとも、忘年会が終わった年末年始に集団で飲食店に行くことはないでしょうけど。
年末12月31日の休日救急当番の時も、クリスマス頃の患者を見ていたら一体どれだけ下痢・嘔吐の患者が来院するのかと思っていましたが、結果として患者数は相当なものになりましたが、明らかな胃腸炎はさほどでもなく、そのために大量に用意した輸液もあまり使わずじまいで、まあ良かったなと胸を撫で下ろしました。
その分、以前にこの日記でも予想した通り、インフルエンザらしい患者が増えてきましたよ(´ロ`||)ゴホゴホッ
インフルエンザ検査陰性でも、通常の風邪がかなり増えてきましたので、油断は禁物です。
年末年始に帰省や旅行で違う土地の空気を吸ったり、初詣や初売りなどで人混みに入っていった人が多いと思います。それらの人達が仕事を再開して、組織内や各方面と接触することでウイルスは一気にばら撒かれる事になります。
また学校ももうすぐ3学期が始まると思いますが、例年その時期にインフルエンザがブレイクしますので、うがいと手洗いの徹底は怠りなく行ってください。
警告です!ノロウイルス感染によるよりも、インフルエンザウイルス感染のほうが死者数は圧倒的に多いことを付け加えておきますd( ̄  ̄) オワカリ?

「昼食」
・鴨南蛮そば
・あわびごはん

「夕食」
・すき焼き(山形牛、焼豆腐、白滝、長葱、エノキ、讃岐うどん)

「デザート」
・ハーゲンダッツアイス アズキ

今日のBW:78kg

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最近猛威を振るっている、ノロウイルスによる感染性胃腸炎について書いてきました。
塩素系消毒剤以外は消毒効果がないような書き方をしましたが、アルコール系の消毒剤でもまったく無効と言う訳ではありません。
ウイルスに対しては、何もしないよりはマシという程度ですが、他の菌を殺す目的ではベストの存在です。
速乾性手指消毒剤は、水のないところ、水が使えないところでは絶大な効果を示しますが、過信は禁物です。
何よりも流水で洗い流すのが一番の除菌法です。
治療法がなく、対症療法しか手立てがないノロウイルス感染症ですが、「ノロウイルスを消毒できるのだからといって、体内に入ったノロウイルスを消毒するために次亜塩素酸ナトリウム製剤を服用する、口に入ったノロウイルスを消毒するために次亜塩素酸ナトリウム製剤でうがいをするといった、バカな真似は絶対にしないでください!」と書きました。
この文章は冗談で書いたわけではなく、世の中広いので一人や二人は「そのほうが早く治るだろう」と考えて実際に飲んでしまう人がいるかもしれないと思ったんです。
「次亜塩素酸ナトリウム製剤で手を洗ったり、・・・次亜塩素酸ナトリウム製剤で体を拭くような事は絶対にしないでください」と書いたのも、実際にあったことなので書きました。
数日前にドクターがグループホームに往診に行った時、やはり下痢と嘔吐の患者が数人おり、診察後にホームの職員から消毒剤といって渡された溶液で手を洗った所、手がヌルヌルひりひりし、臭いを嗅ぐと塩素臭がしたので何の消毒剤か聞いたところ、家庭用漂白剤の原液だったそうです。慌ててすぐに水道水で洗い流したそうですが、しばらくは手が痛く臭いも消えなかったそうです。
『だからと言って、飲む人はいないだろ』と思われるかもしれませんが、人間、時として想像もつかない事をしてくれます。
今日昼休みの時間になったので休みに入る準備をしていたところ、看護師が慌てて処方箋を持ってきて胃を保護する薬を持っていきました。
昼食を摂っていると携帯が鳴り、毒物を吸着してしまう薬(胃から吸収させずに体外へ排出させる)はどこにあるかという内容でした。
そうなんです!入院患者が誤って?食器用洗剤でうがいしようとして飲み込んでしまったそうなんです。
幸い発見と処置が早かったので経過観察になっていますが、この患者は多少認知症があり精神的にも不安定な患者で、どういう状況の誤飲してしまったのかはまだ報告が来ていないので私はわかりませんが、そんな患者の手の届く所に洗剤などの危険な物をおいて置くうちの職員もどうかしてると思いますが。
認知症患者だから誤飲をしたんであって、普通の人はそんな事はしないとは言い切れません。国内の中毒事例の報告を見ると、「誤飲」と言うのは乳幼児や老人など認識力が低い人以外の「普通のまともな人」が相当数に上っています。
いつもある所に、いつもとは違うものが置いてあった。うっかりしていた。テレビなどに夢中になって、違う(危険な)ものを口に入れて飲んでしまったと言うのがほとんどです。
考えられない事故は、いつも起こります。0.5%次亜塩素酸ナトリウム溶液などを、ペットボトルなどの飲食物のボトルなどに作り置きしないでください。消毒剤や漂白剤などを、飲食物の容器と並べて置かないでください。
人間は過ちを犯す生き物です。注意するだけでなく、そうならない状況を常に作っておくことが大切です。

「昼食」
・そばめし(正油味)
・残り物

「夕食」
・ごはん
・油揚げとシメジと長ねぎの味噌汁
・豚の衣揚げオーロラソース、レタス添え
・大根、ロースハム、エリンギ、ほうれん草の正油炒め
・漬物

「おやつ」
・堅あげポテト

今日のBW:78kg

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医薬品には、食品と同じように使用期限があります。
食品の場合には、賞味期限とか保証期限と分けて表示されることが多くなってきました。どちらにしても、美味しく食べられる期限を保証しているものです。
医薬品の場合、その使用期限までに服薬すれば、目的の効果が得られる事を保証しているんですが、中には何年も前に病院でもらって大事に取ってあった風邪薬を飲む人もいますよね。
病院で出される薬は、袋(薬袋:やくたい)に投薬日は書いてあっても、使用期限までは書いてません。
さて、何年も前にもらった病院の薬は飲んでも大丈夫なんでしょうか?
正解は、「わかりません」です。
医療用医薬品は、短いもので6ヵ月、長くても3年が使用期限にされています。これは厚生労働省の指導で、以前は5年と言う医薬品もありましたが、今では3年以上経ったものは破棄しなさいということなんです。
医薬品メーカーは、製造した医薬品を保存しておき、定期的に品質試験をして日数が経っても成分に異常が起きないか調べていますが、どれだけ経っても問題ない薬でも、役所の指導で使用期限が3年と決められているので、それ以上の試験は行いません。
つまり、3年と1日目に有効成分が毒になっているかもしれませんし、何も変わらずに使えるかもしれませんし、もしかすると化学反応を起こしてもっと効果が高い成分に変化しているかもしれないんです。
調べていないので、誰にも答えはわからないのが本当の所です。
使用期限が切れたい薬品は、もったいないからといって取っておく事は許されません。ひょっとすると毒になっているかもしれないものを、まともな医薬品と共に置いといて間違って投薬してしまい、健康被害が発生しては大変なことになるからです。
そんなものを置いてあったとバレたら、保健所から大目玉を食らいます。
今日一杯で使用期限の切れる医薬品を薬品庫から引っ張り出してきましたが、明日の朝出勤した時にはこれらはすべて処分しなければなりません。
お金を捨てているのと同じことですから、毎回もったいないなぁと思いますが、命にかかわることなので仕方がないんです。
今回分も、金額にすると・・・(-_-;) その分くれ!(多分、死ぬほど焼肉を食べられる金額だと思います)

「朝食」
・ごはん
・残り物

「昼食」
・シンプル正油ラーメン
・ごはん

「夕食」
・ごはん
・なすと落葉きのこの味噌汁
・ニシン漬
・ほうれん草とシメジ入りジャーマンポテトオムレツ
・大根豚キムチ
・納豆昆布と落葉きのこの正油炒め
・イクラ明太
・つぶの煮付け

今日のBW:77.5kg

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昨日の話しの続きなんですが、「ガスター」が何故よく効くのかについてちょっと書いてみたいと思います。
「ガスター」、一般名ファモチジンと言い、山之内製薬が発売していましたが、現在は山之内製薬と藤沢製薬が合併したアステラス製薬から発売されています。
このファモチジンは、ヒスタミンH2受容体拮抗剤、簡単にH2ブロッカーと言います。
ヒスタミンと言う言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、体の中にもある成分の一つで、ヒスチジンと言うアミノ酸から合成されます。体の中にはそのヒスタミンが結合する部分がおおまかに2種類あり、1つをH1受容体、もう1つをH2受容体と言います。
受容体とは、教科書では鍵と鍵穴に例えられますが、ここでは受け皿のようなものと考えてください。
H1に結合すると、じんま疹のようなかゆみを感じます。青魚、特にサバにはヒスチジンが大量に含まれていて、時間が経って古くなると自分の酵素でヒスチジンをヒスタミンに変えてしまいます。そのようなサバを食べると大量にヒスタミンを体に取り入れてしまうことになり、「当たった!」と言われる状態のじんま疹が体中に出てきてしまいます。
このH1受容体に結合したヒスタミンは、ある程度の時間が経つと離れてしまうか分解されてしまいますので、時間と共にじんま疹は治っていきます。薬でじんま疹が治るのは、それ以上ヒスタミンがH1受容体に結合しないようにするためなんです。
同じようにもう一つのH2受容体にヒスタミンが結合すると、かゆみとは全く関係のない胃酸の分泌を促してしまいます。胃酸の分泌は食べたものを消化するために必要なことなんですが、胃酸が出すぎても胃粘膜を荒らし、胃炎や酸っぱいゲップの原因になりますし、なにより胃潰瘍(消化性潰瘍など)の原因になってしまいます。
暴飲暴食やストレスなどで傷ついた胃の粘膜に、酸が付いたらどうなります?指先の切り傷に、酢が付いたらどうなるかを考えてみてください。強烈に痛いですよね。
しかも胃酸は、食べたものを溶かしてしまうほど強い酸なので、胃の傷の部分から胃までも溶かしてしまうんです。これが胃潰瘍です。
ですから、胃酸が出るのを止めてやれば胃潰瘍は自然に自分の力で治っていきます。
そこで登場したのがH2ブロッカーと言うわけなんです。
それが登場するまでの胃薬は、胃の粘膜の傷を保護して治りを早くするもの、出過ぎる胃酸を中和するもの、自律神経に働いて胃酸の出を弱めるもの、漢方薬のような生薬配合剤(太○胃酸など)が主流でした。作用の強さも、満足できるほど強いものではなかったんです。
胃潰瘍になったら、まず間違いなく外科手術で胃(胃潰瘍に部分)を切り取ってしまっていました。
ところがこの胃酸を止める作用が強力なH2ブロッカーが登場してからは、胃潰瘍は切らずに治しますし、胃酸を止めた結果として胃痛・胸やけ・むかつき・もたれなどの胃炎症状は見事に治まるようになりました。
現在では胃酸を止めてしまう作用が更に強いPPI(プロトンポンプインヒビター)と呼ばれる薬が登場し、1日1回の服用で24時間効果があるものが胃潰瘍治療の主役になっています。
医療用H2ブロッカーは「ガスター」だけではなく、「タガメット(シメチジン)」、「アルタット(塩酸ロキサチジンアセタート)」、「ザンタック(ラニチジン)」、「アシノン(ニザチジン)」、「プロテカジン(ラフチジン)」と言う商品名で販売されており、市販用では「センロックエース(シメチジン配合)」、「ザッツブロック(シメチジン配合)」、「フロンティア(シメチジン配合)」、「住友胃腸薬スコープ(シメチジン配合)」、「アルサメック(シメチジン配合)」、「三共Z胃腸薬(ラニチジン配合)」、「大正エスブロック(ファモチジン配合)」、「アルタットA(塩酸ロキサチジンアセタート配合)」があります。
作用が強い分よく効きますが、暴飲暴食・不摂生・ストレスなどの原因を取り除かない限り再発しますし、胃がんの症状を隠してしまう事があるので、安易な服用は絶対に禁物です。

「昼食」
・きつねそば

「夕食」
・ごはん
・玉ねぎの味噌汁
・漬物
・炒め椎茸、玉ねぎ、豚バラの玉子とじ
・切り干し大根、人参、豚バラ、切り昆布の炒め煮
・落葉きのこの正油煮

今朝のBW:77.5kg
夕食前のBW:76.5kg(@_@;)
予想通りというか予定通りというか、昨日から味覚障害ですポリポリ f  ̄. ̄*)

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プロフィール
HN:
管理人「か」
性別:
男性
趣味:
食べる事、旅行、飛行機関連
自己紹介:
某医療機関に勤務する、メタボな食いしん坊です。
もともと民間旅客機・軍用機を含む航空機全般が好きでしたが、2006年の4月から陸マイラー(時々空マイラー)生活を始めた、もっぱらJALマイラーです。

   保有JALマイル
合算:76,381マイル
私の分:76,381マイル
奥さん分:0マイル
2021年2月15日現在

マイル使用歴
2009/1/15:40,000マイル
2010/1/11:50,000マイル
2011/1/15:70,000マイル
2011/11/1:60,000マイル
2012/9/10:40,000マイル
2015/1/17:100,000マイル
2017/1/12:10,000マイル
2018/4/23:30,000マイル
2018/10/20:50,000マイル
2019/10/31:15,000マイル
2019/12/15:35,000マイル
2020/6/18:20,000マイル
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