ニヤッと

皆さんは「レビトラ錠」と「シアリス錠」って言う商品名の薬をご存知でしょうか？
この２種類の商品名をご存知でない方も、「バイアグラ錠」と言う名前は聞いたことがあると思います。
そうです！この３品目とも、『勃起不全治療剤』なんです
「バイアグラ」と聞くと、「ああ、あの薬ね(^^)」とニヤッとするでしょうが、「レビトラ」「シアリス」と聞いても、何の薬かピンとこない人が圧倒的に多いんです。
もちろん先頭を切って発売された「バイアグラ」が、マスコミによってセンセーショナルに取り上げられたので、知名度は抜群だからでしょう。
ところが、後から発売された２種は、「バイアグラ」によってネタが尽きてしまっていたので、いまさらと言う感じで取り上げられる事はほとんどありませんでしたから、知名度は低いままです。
効果も副作用も、３種にほとんど差はないんですが、やはり「バイアグラ」という名前を出すことに抵抗を感じる風潮はいまだに残っています。
しかし、「レビトラ」「シアリス」は、そういった抵抗感が少なく、注文する際には、こちらも、注文を受ける卸のコールセンターの女性オペレーターも、何の異和感もなくやり取りできるので非常に重宝しています。
この薬は、専門外来を開設している病院や、一般の泌尿器科で診察を受けると処方してもらえるんですが、何故か一般内科の当院でも購入しています。
残念ながら、用途は不明です。
なぜ？私の元に納品されたこれらの薬は、直接院長に渡すことになっていて、院長自らがいつの間にか診察を行った患者にのみ手渡されるからなんです。
えっ？わかりづらい？
早い話、院長の親しい友人達に実費で販売してるってことですよ。
もちろんお金をもらうからには、それなりの証拠が残りますから、誰が購入してるかは一目瞭然です。
ただ、カルテに記載してるかどうかを私は知らないので、用途不明と言うことになってしまいますよ；
当然、法律違反ですけどね^^;
まあ、間違いなく問診はしてるでしょうから（通常、友人間のおしゃべりと言いますけど）、副作用が起こりやすい状況にある人には売ってないと思いますが。
何かあっても、私に責任はなく、医師である院長の責任ですからどうでもいいですけど。
最近、今日もですが、私への購入依頼が頻繁に来るようになりました。
どうも、旅行シーズンになると、発注回数が増えていくような気がします。
出納管理は私がやっていますから、これも一目瞭然なんですけど。
年末年始、新年度前、お盆頃・・・。
考えてみると、日本が寒い頃に一番購入しているようなので、どこか暖かい所での服薬が・・・ネッ。

「昼食」
・味噌ラーメン
・ごはん

「夕食」
・ごはん
・漬物
・おからと長いものフワフワ揚げ
・ハッシュドポテト、レタス添え
・オムレツ、千切りキャベツ添え
・野菜と玉子のスープ

「デザート」
・ハーゲンダッツアイス グリーンティー

今日のＢＷ：７９．５ｋｇ

困るんです

昨日のクラス会でもそう、同業者・業界関係者以外と話をすると、私が病院勤務の薬剤師とわかった瞬間に皆さん態度が変わるんです。
どう？って、もちろん、まずは「お薬相談室」状態になり、次に医師でもない私に自分や家族、果ては隣近所の人のまでの「病気相談」の相手をさせられます。
最終的には、「自分はこの薬を飲んでて調子が良いが、忙しくて病院へ行けないから」と「この薬は多く出してくれないから」という理由で、『睡眠薬』をくれないかと言ってきます。
マジな話、管理しているのは私ですから、いくらでも・・・と言う事にはなりますが。
だからといって、他人に薬を渡すとそれは犯罪行為になります。
処方箋なしで（薬事法違反）、横流しすること（窃盗罪）になるんですから当然ですよね。
みなさん、そんなことは関係ねぇとばかりに、何とかならないかと猫なで声で擦り寄ってくるんですよ。
「睡眠薬は危ないから厳重に管理されてるし、鍵がかかったところに入っていて、おいそれとは出す事ができないようになってるんです。」
そう前置きした上で、「医師の処方箋がないと病院から薬は出せないんですよ」と何とかうまく丸め込もうと私は努力するんですけど、そのようにやんわり拒否された相手は「いや！どこどこ病院にいた知り合いの何とかさんは、頼むと茶色いビンの半分もくれた。けど、辞めちゃったんで貰えなくなったから・・・。あの薬は半分に割っても、ぐっすり寝れるんだよねぇ～」と、さも誰でも簡単にくれるんだからあなたも同じように自分によこしなさいというんです。
大体こういう魂胆をもった人に共通することは、私が病院勤務というと「どこの（何という）病院？場所はどこ？調合してるんでしょ？電話番号は？携帯番号交換しましょうよ」ときます。
病院名と病院の電話番号は隠しようがありませんから、聞かれれば教えますし私の名刺にも書いてあります。
話の過程でヤバいなと感じた人には、絶対に個人的な携帯番号や自宅の電話番号は教えないことにしてます。
名刺にもプライベートなことは、一切記載してません。
昨日のクラス会の２次会でも、あちこちで携帯番号やメアドの交換をしている姿が見受けられましたが、私は見て見ぬ振りをしていました。
私に人気がなく、誰も私と親しくなろう連絡を取り合おうと思ってなかったとしても、それはそれで良いです。
もはや私の勤務先は周知の事ですから、何かあれば病院に連絡してくることでしょう。
この危ない同級生は昨日も１人いました。
お開きになって別れる時、「あっ！携帯番号聞いてなかった」と言われたので、「また今度ね」と言ってそそくさと私は帰途につきその場から離れました。

薬剤師は、医師・看護師以上に、「バカ」が付くくらい生真面目に医薬品を管理しています。
なぜなら、罪を犯そうと思ったら何時でも、いくらでもできる状態にいるからです。
その気になればいつでもできる状態にいる人間は、99%その事をしようとは思いません。
新聞などで報道される残り1%の人間のほとんどは、倫理のない業務についている人間です。
医療における倫理は、憲法にも似た拘束力を自らに課すことで成り立っています。
現金の出納に携わっている者が、横領して告発逮捕される事件が頻発するのは、その業務になんら倫理がないからです。
食の安全に係ることで事件が頻発した裏には、食が人命に直結する左右するという意識がなかったからです。
薬は病気を治し苦しみから解放しますが、時として簡単に人を死に至らしめます。
薬剤師の倫理は、わずか数ミリの大きさの白い粒１つで、生かすも殺すも自由になるという恐さが根源となっています。
この倫理のない人の言いなりになって、簡単においそれと薬を手渡すことはできません。

「昼食」
・天ぷらうどん
・ごはん

「夕食」
・きりたんぽ鍋風鍋（きりたんぽ、セリ、ささがきごぼう、鶏肉、鴨肉、白菜、水菜、椎茸、舞茸、シメジ、豚肉、うどん）
・お神酒
・缶ビール

今日のＢＷ：７９ｋｇ

ターミナルケア

先月から入院している患者さんの話です。

年齢99歳、胆のうがんで黄疸と貧血が強く、間違いなく肝臓に転移しており、恐らく全身にも転移はしているであろう。
日常会話はほとんどなく、時々うなり声を上げるが、「痛いですか？」と聞くと「痛くない！」と答える。
右季肋部（脇腹あたり）が痛むらしく、湿布を貼ると痛みが治まる。
食事は、１口か２口でいらないと言い、無理をすると嘔吐してしまう。
時に、水は欲しいと言い、１回に30mL程度は飲む。
投薬は、眠剤と降圧剤のみ。
排尿はバルーン、排便はオムツ使用。
酸素吸入も使用中で、血管確保と水分補給のため24時間持続点滴施行。
家族の希望は、積極的治療はせず、痛みがなく安らかに入院生活を送り、人生の最期を迎えて欲しいとの事。
鎮痛坐剤と第２段階鎮痛剤注射で痛みが抑えられるレベルであるが、今週より更に１段階アップの鎮痛措置を検討中である。

いわゆる終末期医療、ターミナルケアの患者さんなんですが、今日のケアプラン会議で私から降圧剤の中止をドクターに提案しました。
確かに食事一口目に薬を口に運ぶと飲んでくれると介護職員は言っていましたが、果たしてこの状態で血圧をコントロールする意義があるのだろうかと疑問に思いました。
眠剤に関しては、通常人間が睡眠と言う行為を行う時間帯に、痛みによってそれを妨げられる苦痛は計り知れないマイナス要因になります。
周りが寝静まっている時に、一人何もせずただ起きていることの恐怖は、経験した者でなければわからない精神的肉体的ダメージを与えてしまうんです。
ですから、眠剤に関しての服薬の可否は進言しませんでした。
病院勤務薬剤師として、この患者さんにできること。
「更に１段階アップの鎮痛措置」のための薬剤を、オーダーと同時に払い出せる準備をしておく事。
もうお分かりでしょうが、更に１段階アップした鎮痛剤とは麻薬の事です。
当院の麻薬金庫の場所は私しか知らず、鍵は私しか持っていません。
さしあたっては、外来看護主任に場所と金庫の開け方を教えましたが、以前に教えたはずの院長と師長は恐らく（間違いなく？）覚えていないでしょう。
今週末、私が（北海道に）不在の時に麻薬使用のオーダーがドクターから出ないことを祈って、在庫確認はしておきました。
責任回避をするつもりは毛頭ありませんが、是非ともこの患者さんには健やかに週末をお過ごしいただけたらと思います。
週末が終末では、シャレにもなりません。

「昼食」（会議の弁当）
・生ちらし（ホタテ６切れ、マグロ４切れ、サーモン３切れ、とびっ子少々）
・わかめと長ネギの味噌汁

「夕食」
・スタミナ豚丼（豚肉、玉ねぎ、奥さん特製秘伝ダレ）
・麩とわかめの味噌汁
・煮物（鶏肉、人参、椎茸、筍）
・漬物

今日のＢＷ：８０．５ｋｇ

シーズン到来？

今日10月１日から、今シーズンのインフルエンザワクチン接種が始まりました。
わが街の保健所はインフルエンザワクチンに関しては非常に気が早く、すでに先月中旬には新聞の地方欄には記事を掲載させ、今シーズンはわざわざ金をかけて啓蒙用のポスターまで作ってしまいました。
そのポスターですが、誰がどこへ頼んだのか分かりませんけど、ブラックを基調として白抜き文字とイラストで、とても保健所作製のポスターとは思えないヘンな出来なんです。
まるで、どっかの居酒屋のアマチュアライブの告知みたいで；
わが街の保健所長は毎年、10月１日からワクチンを接種しろと市民に呼びかけ、医療機関にはそのための準備をしろと号令をかけるんですが、こちらとしては堪りませんよ。
ワクチンメーカーも問屋も急がなければならないので、毎年この時期は大騒ぎなんです。
ワクチンは出来上がったらハイどうぞと市場に出せるものではなく、国の検定を受けて合格しなければ販売できない制度になっています。
ですから、今年はこのウイルスに効果があるだろう株を培養して製品にし、検定を受けて出荷するスケジュールはかなり時間的にキツイものがあるんです。
したがって、10月１日までに入荷できるのは１シーズン分は無理で、せいぜい１割以下の本数しか入荷しません。
当院も今シーズンは650本、1,300人分を予約してありますが、先月末に入荷したのはわずか30本で、次回入荷予定は来週後半とのことです。
保健所が告知して、１日から接種しなさいという言葉を真に受けて医療機関に殺到されても、一部の方だけにしか対応できない状態です。
恐らく、日本全国どこでも、今時期は同じだと思います。
季節の変わり目で体調を崩しやすい、風邪を引きやすい時期ではありますが、まだインフルエンザが流行するような時期でもありません。
接種後の効力の持続期間を考えると、北海道の平地に初雪の便りが届く11月中旬頃に接種するのが一番適しているのではないかと私は思います。
でも、自分を守るために、ワクチン接種は忘れずにしておいた方が良いとも思います。

「昼食」
・味噌ワンタン麺
・ごはん

「夕食」
・ごはん
・納豆汁
・とんかつ、ヒレカツ
・フレッシュサラダ（レタス、キュウリ、海草）

「デザート」
・小豆アイス

今日のＢＷ：８０．５ｋｇ

ほーけい

事務員の一人が妊娠していて、今朝彼女の横を通った時、かなり膨らんだおなかが私の目に入りました。
おなかの子の性別は男の子と分かっているそうで、上の子が女の子なのでよかったねと言うと、困ってるとの事。
何が困っているのか聞くと、男の子のおティンティンにどう対応したらいいのか分からないと言いました。
仕方なく（喜んで^^;）私自身の経験を基に、おティンティンの構造と成長過程を話してあげました。
まず、赤ん坊のうちにお父さんと形が違うからと言って、無理に皮をむかないことと、成長に伴って、ちゃんと剥けてくることを説明し、不潔にならないように剥いて洗うのはいいけど、ゴシゴシやらないことなどを話しました。
事務員の反応は、「えぇ～、うそぉ～～～。そうなんですかぁ～；」でした。
女性にはないものだから仕方ないと言えば仕方ないんですけど、その驚いた顔に私の方が驚いてしまいました。
世の中の殿方は、こういったおティンティンの解剖生理について、ご婦人方に説明しないんだろうか？
何も無意味に皮を付けたまま生まれてくるわけじゃない、当然の事ながら保護の目的で付いてくるんですから。
ただ、世の男性の３分の２が俗に言う「皮かむり」だそうで、何の不思議も異常もありません。
そのうちの１割が問題のある、剥いても剥けない「真性ホーケー」と、剥けない訳ではないが簡単には剥けず勃起時に痛みを伴う「カントンホーケー」だそうです。
残りは必要な時にはいつでも剥ける「仮性ホーケー」というやつで、ほとんどの男性は何の不都合もありません。
それを確かめようと、乳幼児の皮を無理に剥いてみようとは思わないでください。
かなりの激痛が走るらしいですから。
そのうち自然と分かりますから、母親だからと言って子供のおティンティンの心配までは無用です。
親が子を、子が親を平気で殺害するような物騒な世の中ですけど、皮が剥けないからと言って「どうしてこんな不自由な体に生んだんだぁ！」と言って凶行に及ぶ男はいませんから。
今の時代、いとも簡単に手術で治療できるそうですから、そのまま見て見ぬ振りをして見守っていてあげて欲しいですね。

「昼食」
・塩ワンタンメン
・ごはん
・残り物

「夕食」
・ごはん
・自家製オイキムチ（キュウリ、人参、生姜、大根）
・揚げナスの煮びたし
・麻婆春雨（マロニー、ひき肉、ネギ、キクラゲ）

「デザート」
・アイスキャンデー

今日のＢＷ：８０ｋｇ