管理人の食卓風景と日常の日記
手洗いは、衛生の基本中の基本です。
我々医療従事者は、1日に数え切れないほど手を洗います。
食品を取り扱う人達も今の時代はそうでしょうが、冬だろうと夏だろうとに関係なく、手洗いによって汚れや目に見えない微生物を取り除くことに神経を配ります。
消毒剤で消毒するだけでいいんじゃないの?
そうではありません!
使われている消毒剤にもよりますが、恐らく主成分はエタノール・塩化ベンザルコニウム・グルコン酸クロルヘキシジンあたりだと思います(速乾性擦式手指消毒剤)。
確かにこれらは、手の表面に付着している細菌を殺すのには役立ちます。
ところが消毒剤の摺り込み方によっては、手のシワの中に入り込まれた細菌まで消毒剤が容易に届かず、効果不十分な場合もあるんです。
しかも、細菌よりはるかに小さいウイルスには、これらの消毒剤は効果がありません。
したがって、ノロウイルスやロタウイルス、さらにはインフルエンザウイルスなどが手に付着していた場合、必然的に他の場所へ移動させて感染を拡大させる事になりかねません。
手洗いと消毒は、まったく別のものだと思ってください。
手洗いは、水道からの流水だけ、もしくは流水で石けんを使って行う行為で、菌やウイルスを殺すこととは違います。
とにかく手に付着してるかもしれない細菌やウイルスを洗い流してしまう事こそ、手洗いの基本なんです。
石けんは、落ちにくい目に見える汚れや脂分を洗い流すための補助です。
薬用石ケンといえども、殺菌効果はあまり期待できるものではありません。
細菌だろうとウイルスだろうと、とにかく手や手のシワの中のものまで洗い流すこと。
これが一番大事なことです。
消毒剤を販売している医薬品メーカーが、毎年手洗いの講習会と実演を院内で開催してくれます。
特殊な薬品(人体には無害)を手全体に塗って、いつもやるように手洗いをしてもらい、紫外線を当てると洗われていない部分が白く残って見えることで、手洗いの方法の良し悪しが分かるんです。
今年も院内向けに開催してもらう事にしましたが、学校の都合で毎回、一番覚えて欲しい新看護学生は参加できませんでした。
そこで今年は、院内向けとは別に薬局内で新看護学生だけにこの講習と実演をしてもらう事にし、今日担当者に来院してもらって開催しました。
若い女性達ですから、「キッたな~」とかキャーキャー言いながら手を洗って紫外線で自分達の手を見ていました。
予想通り、全員洗い残しだらけ。
誰かが「ちゃんと洗ってたつもりだったのに」とつぶやいていました。
そう!あなた達の洗い方ではまさしく『つもり』で終わっていたんです。
手洗いは、すべての基本ですが、なかなか難しいものなんですよ。
「昼食」
・山菜そば
・おにぎり
「夕食」
・ごはん
・漬物
・自家製ギョーザ(今までで一番上手く(美味く)できたと奥さん談)
・缶ビール
「おやつ」
・パイ菓子
今日のBW:79kg
我々医療従事者は、1日に数え切れないほど手を洗います。
食品を取り扱う人達も今の時代はそうでしょうが、冬だろうと夏だろうとに関係なく、手洗いによって汚れや目に見えない微生物を取り除くことに神経を配ります。
消毒剤で消毒するだけでいいんじゃないの?
そうではありません!
使われている消毒剤にもよりますが、恐らく主成分はエタノール・塩化ベンザルコニウム・グルコン酸クロルヘキシジンあたりだと思います(速乾性擦式手指消毒剤)。
確かにこれらは、手の表面に付着している細菌を殺すのには役立ちます。
ところが消毒剤の摺り込み方によっては、手のシワの中に入り込まれた細菌まで消毒剤が容易に届かず、効果不十分な場合もあるんです。
しかも、細菌よりはるかに小さいウイルスには、これらの消毒剤は効果がありません。
したがって、ノロウイルスやロタウイルス、さらにはインフルエンザウイルスなどが手に付着していた場合、必然的に他の場所へ移動させて感染を拡大させる事になりかねません。
手洗いと消毒は、まったく別のものだと思ってください。
手洗いは、水道からの流水だけ、もしくは流水で石けんを使って行う行為で、菌やウイルスを殺すこととは違います。
とにかく手に付着してるかもしれない細菌やウイルスを洗い流してしまう事こそ、手洗いの基本なんです。
石けんは、落ちにくい目に見える汚れや脂分を洗い流すための補助です。
薬用石ケンといえども、殺菌効果はあまり期待できるものではありません。
細菌だろうとウイルスだろうと、とにかく手や手のシワの中のものまで洗い流すこと。
これが一番大事なことです。
消毒剤を販売している医薬品メーカーが、毎年手洗いの講習会と実演を院内で開催してくれます。
特殊な薬品(人体には無害)を手全体に塗って、いつもやるように手洗いをしてもらい、紫外線を当てると洗われていない部分が白く残って見えることで、手洗いの方法の良し悪しが分かるんです。
今年も院内向けに開催してもらう事にしましたが、学校の都合で毎回、一番覚えて欲しい新看護学生は参加できませんでした。
そこで今年は、院内向けとは別に薬局内で新看護学生だけにこの講習と実演をしてもらう事にし、今日担当者に来院してもらって開催しました。
若い女性達ですから、「キッたな~」とかキャーキャー言いながら手を洗って紫外線で自分達の手を見ていました。
予想通り、全員洗い残しだらけ。
誰かが「ちゃんと洗ってたつもりだったのに」とつぶやいていました。
そう!あなた達の洗い方ではまさしく『つもり』で終わっていたんです。
手洗いは、すべての基本ですが、なかなか難しいものなんですよ。
「昼食」
・山菜そば
・おにぎり
「夕食」
・ごはん
・漬物
・自家製ギョーザ(今までで一番上手く(美味く)できたと奥さん談)
・缶ビール
「おやつ」
・パイ菓子
今日のBW:79kg
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最近のこの日記のアクセス解析を見てみると、「ペパーミントオイル」、「内視鏡」というフレーズが多くなっていました。
これ、2月15日の「ペパーミントソリューション」というタイトルの日記が、検索エンジンに引っかかって見に来られているようです。
胃カメラ検査の前には胃の中の泡を消す薬を飲み、喉を麻酔し、更に胃の動きを止める注射をします。
この胃の動きを止める注射剤が使えない患者がいるため、その代わりにもっと安全な「ハッカ」を使った液を胃の中に注入して胃の動きを止めて、胃カメラでの検査をしやすくしようという事です。
その「ハッカ液」を作る際に私もそうでしたが、作り方を公表している人はいないかをネット検索しましたので、私の日記を見に来られた方も同じ思いで来られたかもしれません。
そこで実際に昨日・今日と作ってみましたので、病院内にある道具で簡単に調製できる、詳しい手順や用量などをここに記しておきたいと思います。
その前に、一般には「ペパーミントオイル」という名前で通ってしまっているこの溶液ですが、オイル状のハッカを界面活性剤で水に溶解していますので、「~オイル」という名は相応しくないと思います。
ちなみに私は、「ハッカ水」と呼んでいました。
ところが局方のハッカ水は、ハッカ油を精製水に混和しただけのもののようで、「水剤の矯味矯臭剤とする。清涼感を与えるので、うがい又は皮膚の洗浄に用いることがある」と注釈にあります。
今回作製した製剤は、界面活性剤を使用していることから「芳香水剤」ではなく、「懸濁剤・乳剤」に該当するので「ハッカ水」の名称も相応しくないとの結論に達しました。
また、日本薬局方に敬意を表して、混乱を避けるために「ミントソリューション」や「ミント水」などが適当ではないかと提案してみたいと思います。
【準備するもの】
・日本薬局方ハッカ油(メーカー不問:私は岩城製薬のを使用)
・界面活性剤ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(Tween80相当品:和光純薬)
・日本薬局方注射用水500mL1本(注射針を刺入れるゴム栓付のもの:私は大塚蒸留水を使用)
・ディスポシリンジ(1mL1本、5mL1本)
・ディスポ注射針2本(18Gが使いやすかった)
・輸液セット(メーカー不問、落下滴数不問、セーフティー機能なしで十分)
・500mLの容量があるビン(ポリでもガラスでも可)
【調製手順】
①界面活性剤を0.1mL取り、蒸留水ボトルに注入する。
②よく振り混ぜ、均一な溶液にする。この時激しく泡立ち、静置しても泡は消えないが次の手順へ。
③ハッカ油を4mL取り、蒸留水ボトルに注入する。
④ボトルを振らず、コロコロと転がすような感じで混和する。激しく振盪すると泡の影響で、ハッカ油の油滴が可溶化しづらくなるので注意。
⑤しばらくすると油滴が可溶化され泡が消えてくるので、点滴台などにぶら下げて静置する。
⑥適当な時間放置すると、白く濁った上層とわずかに青白いか無色透明な下層に分離するので、輸液セットを使い下層部だけを分取する。
⑦勢いよく滴下させてしまうと、流入する気泡が分離した上層を撹拌して下層に混入してしまうので、ほどほどの滴下速度を保つこと。
以上で終了です。
冷蔵保存しても目視では異常は見られませんでしたが、保存剤は入ってませんから使用期限等についてはわかりません。
0.22マイクロ以下のフィルターで濾過するとか、無菌操作で調整するなど、各施設の現状に合わせて考慮してください。
まあ、消化管内に適用するものなので、保存性を除くと完全な滅菌操作は必要ないかと考えます。
実際の患者への適用は、当院では明後日からとなっていますが、事前のドクターとの打ち合わせでは、内視鏡の鉗子孔から注入する量をいかにするかという事で、報告では20mL~50mLと幅があるため、30mL程度から様子を見ながら注入するという事になりました。
これで、現段階でのミント水に関する報告は終わりですが、異なった調製法や注意点など、ご意見やご指導頂ける事がございましたら、是非ご一報お願いいたします。
「昼食」
・塩ラーメン
・ごはん
「夕食」
・肉うどん
・ちらし寿司
・残り物
今日のBW:80kg
これ、2月15日の「ペパーミントソリューション」というタイトルの日記が、検索エンジンに引っかかって見に来られているようです。
胃カメラ検査の前には胃の中の泡を消す薬を飲み、喉を麻酔し、更に胃の動きを止める注射をします。
この胃の動きを止める注射剤が使えない患者がいるため、その代わりにもっと安全な「ハッカ」を使った液を胃の中に注入して胃の動きを止めて、胃カメラでの検査をしやすくしようという事です。
その「ハッカ液」を作る際に私もそうでしたが、作り方を公表している人はいないかをネット検索しましたので、私の日記を見に来られた方も同じ思いで来られたかもしれません。
そこで実際に昨日・今日と作ってみましたので、病院内にある道具で簡単に調製できる、詳しい手順や用量などをここに記しておきたいと思います。
その前に、一般には「ペパーミントオイル」という名前で通ってしまっているこの溶液ですが、オイル状のハッカを界面活性剤で水に溶解していますので、「~オイル」という名は相応しくないと思います。
ちなみに私は、「ハッカ水」と呼んでいました。
ところが局方のハッカ水は、ハッカ油を精製水に混和しただけのもののようで、「水剤の矯味矯臭剤とする。清涼感を与えるので、うがい又は皮膚の洗浄に用いることがある」と注釈にあります。
今回作製した製剤は、界面活性剤を使用していることから「芳香水剤」ではなく、「懸濁剤・乳剤」に該当するので「ハッカ水」の名称も相応しくないとの結論に達しました。
また、日本薬局方に敬意を表して、混乱を避けるために「ミントソリューション」や「ミント水」などが適当ではないかと提案してみたいと思います。
【準備するもの】
・日本薬局方ハッカ油(メーカー不問:私は岩城製薬のを使用)
・界面活性剤ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(Tween80相当品:和光純薬)
・日本薬局方注射用水500mL1本(注射針を刺入れるゴム栓付のもの:私は大塚蒸留水を使用)
・ディスポシリンジ(1mL1本、5mL1本)
・ディスポ注射針2本(18Gが使いやすかった)
・輸液セット(メーカー不問、落下滴数不問、セーフティー機能なしで十分)
・500mLの容量があるビン(ポリでもガラスでも可)
【調製手順】
①界面活性剤を0.1mL取り、蒸留水ボトルに注入する。
②よく振り混ぜ、均一な溶液にする。この時激しく泡立ち、静置しても泡は消えないが次の手順へ。
③ハッカ油を4mL取り、蒸留水ボトルに注入する。
④ボトルを振らず、コロコロと転がすような感じで混和する。激しく振盪すると泡の影響で、ハッカ油の油滴が可溶化しづらくなるので注意。
⑤しばらくすると油滴が可溶化され泡が消えてくるので、点滴台などにぶら下げて静置する。
⑥適当な時間放置すると、白く濁った上層とわずかに青白いか無色透明な下層に分離するので、輸液セットを使い下層部だけを分取する。
⑦勢いよく滴下させてしまうと、流入する気泡が分離した上層を撹拌して下層に混入してしまうので、ほどほどの滴下速度を保つこと。
以上で終了です。
冷蔵保存しても目視では異常は見られませんでしたが、保存剤は入ってませんから使用期限等についてはわかりません。
0.22マイクロ以下のフィルターで濾過するとか、無菌操作で調整するなど、各施設の現状に合わせて考慮してください。
まあ、消化管内に適用するものなので、保存性を除くと完全な滅菌操作は必要ないかと考えます。
実際の患者への適用は、当院では明後日からとなっていますが、事前のドクターとの打ち合わせでは、内視鏡の鉗子孔から注入する量をいかにするかという事で、報告では20mL~50mLと幅があるため、30mL程度から様子を見ながら注入するという事になりました。
これで、現段階でのミント水に関する報告は終わりですが、異なった調製法や注意点など、ご意見やご指導頂ける事がございましたら、是非ご一報お願いいたします。
「昼食」
・塩ラーメン
・ごはん
「夕食」
・肉うどん
・ちらし寿司
・残り物
今日のBW:80kg
病院薬剤師会から封書が届き、何かと思い開けて文書を読むと、「劇薬及び毒薬の適正な保管管理に関する協力依頼」とのタイトルの文書でした。
えっ!?と、続けて読むと、北海道警察本部生活安全部長からの協力依頼ということで、この部長名での書類が2枚目に添付されていました。
全文を掲載してもいいんですけど、書くのも面倒なのでかい摘んで言うと、「7月に洞爺湖サミットが開催されるので、そのため各国の要人が来道するから安全確保のため対策をしている。病院には毒薬や劇薬などの危険物があるだろうから、ちゃんと数などを管理して鍵をかけて保管し、怪しい人間が立ち入らない近寄らないようにして警戒してくれ」という事なんです。
また、薬局以外の手術室などにも小分けした毒劇薬があるだろうから、確実に管理して「いただきたい」と書いてありました。
病院薬剤師の立場で言わせてもらうと、今更こんな事を言われなくてもきっちりやってます!
もし毒薬が鍵のかかる所に保管されていなかったら、もし劇薬と他のものが区分されて保管されていなかったら、もし薬品庫(保管庫)に鍵がかかるようになっていなかったら、今月1日の段階で保健所が黙ってませんって。
毒薬・劇薬・普通薬の区分保管と施錠に関しては、薬学部の学生時代から徹底して叩き込まれているのが薬剤師なんです。
分けて保管する場所がないからどれもこれも一緒に置いておくなどという発想は、薬剤師にはありません。
もし場所がなくても、仕切りをつけるとか、棚の段を変えるとか何らかの事はします。
院内で薬局以外に医薬品を配置してあっても、薬剤師は必ず医師・看護師に区分するように強く言うでしょうし、措置がされなかった場合は薬剤師自ら区分して歩くでしょう。
実際私の病院では、薬局以外は病棟詰所に定数配置してありますし、救急用の医薬品や医療用具を入れた救急カートにも配置してあります。
これらはすべて私の管轄下にあり、現場では使いやすい配置とは言えないかもしれませんが、劇薬は劇薬、普通薬は普通薬のコーナーにセットしてあります。
それが規則(薬事法)である以上は、守らなければなりません。
堅い事言うなといわれたとしても、何らかの理由があってできた法律ですし、それを守っている事で安全が保たれてきたわけですから、これは全員に守ってもらわなければなりません。
それより、この文書は昨年12月末に北海道病院薬剤師会会長宛に出された文書で、なぜ今頃末端の会員の元に届けられたのでしょう。
しかも、協力依頼と書いてあっても、内容そのものは命令書ですよ。
それと、この文書はきっちり対処しているであろう薬剤師のいる病院宛に出すよりも、薬剤師がいない診療所(クリニック、医院を含む)などに出すべき文書だと思うんですが。
今だに院外処方にしていない診療所には、医師が調剤していると名目上はなっていても、実際のところは無資格者がやっているところはザラにありますから。
またそうでなくても、処置に使うための医薬品は、経口剤注射剤を含め、医療機関であれば絶対に置いてあります。
その管理は?
危険な医薬品を盗んで悪事を働こうとするのは、圧倒的に薬剤師以外の人間なんですけど。
警察も、サミットに向けて必死なんでしょうけど、どこか的外れのような気がしてなりません。
関係あろうとなかろうと、思いつく限りの事をして、やるだけの事はやったという自己満足と責任逃れの手段として使うつもりなんでしょうね、きっと。
「昼食」
・天ぷら月見そば
・ごはん
・鰰の飯寿司
「夕食」
・ごはん
・漬物
・豚汁(豚肉、豆腐、玉ねぎ、コンニャク、ジャガイモ、人参、油揚げ、長ネギ)
・納豆
・おから
・大根と筍のおかか煮
今日のBW:79.5kg
えっ!?と、続けて読むと、北海道警察本部生活安全部長からの協力依頼ということで、この部長名での書類が2枚目に添付されていました。
全文を掲載してもいいんですけど、書くのも面倒なのでかい摘んで言うと、「7月に洞爺湖サミットが開催されるので、そのため各国の要人が来道するから安全確保のため対策をしている。病院には毒薬や劇薬などの危険物があるだろうから、ちゃんと数などを管理して鍵をかけて保管し、怪しい人間が立ち入らない近寄らないようにして警戒してくれ」という事なんです。
また、薬局以外の手術室などにも小分けした毒劇薬があるだろうから、確実に管理して「いただきたい」と書いてありました。
病院薬剤師の立場で言わせてもらうと、今更こんな事を言われなくてもきっちりやってます!
もし毒薬が鍵のかかる所に保管されていなかったら、もし劇薬と他のものが区分されて保管されていなかったら、もし薬品庫(保管庫)に鍵がかかるようになっていなかったら、今月1日の段階で保健所が黙ってませんって。
毒薬・劇薬・普通薬の区分保管と施錠に関しては、薬学部の学生時代から徹底して叩き込まれているのが薬剤師なんです。
分けて保管する場所がないからどれもこれも一緒に置いておくなどという発想は、薬剤師にはありません。
もし場所がなくても、仕切りをつけるとか、棚の段を変えるとか何らかの事はします。
院内で薬局以外に医薬品を配置してあっても、薬剤師は必ず医師・看護師に区分するように強く言うでしょうし、措置がされなかった場合は薬剤師自ら区分して歩くでしょう。
実際私の病院では、薬局以外は病棟詰所に定数配置してありますし、救急用の医薬品や医療用具を入れた救急カートにも配置してあります。
これらはすべて私の管轄下にあり、現場では使いやすい配置とは言えないかもしれませんが、劇薬は劇薬、普通薬は普通薬のコーナーにセットしてあります。
それが規則(薬事法)である以上は、守らなければなりません。
堅い事言うなといわれたとしても、何らかの理由があってできた法律ですし、それを守っている事で安全が保たれてきたわけですから、これは全員に守ってもらわなければなりません。
それより、この文書は昨年12月末に北海道病院薬剤師会会長宛に出された文書で、なぜ今頃末端の会員の元に届けられたのでしょう。
しかも、協力依頼と書いてあっても、内容そのものは命令書ですよ。
それと、この文書はきっちり対処しているであろう薬剤師のいる病院宛に出すよりも、薬剤師がいない診療所(クリニック、医院を含む)などに出すべき文書だと思うんですが。
今だに院外処方にしていない診療所には、医師が調剤していると名目上はなっていても、実際のところは無資格者がやっているところはザラにありますから。
またそうでなくても、処置に使うための医薬品は、経口剤注射剤を含め、医療機関であれば絶対に置いてあります。
その管理は?
危険な医薬品を盗んで悪事を働こうとするのは、圧倒的に薬剤師以外の人間なんですけど。
警察も、サミットに向けて必死なんでしょうけど、どこか的外れのような気がしてなりません。
関係あろうとなかろうと、思いつく限りの事をして、やるだけの事はやったという自己満足と責任逃れの手段として使うつもりなんでしょうね、きっと。
「昼食」
・天ぷら月見そば
・ごはん
・鰰の飯寿司
「夕食」
・ごはん
・漬物
・豚汁(豚肉、豆腐、玉ねぎ、コンニャク、ジャガイモ、人参、油揚げ、長ネギ)
・納豆
・おから
・大根と筍のおかか煮
今日のBW:79.5kg
まだ一般には公表されていませんが、4月に新しい医療用医薬品(病院からしかもらえない薬)の「禁煙補助薬」が発売されます。
今までの禁煙補助には、「ニコチンガム」と貼るタイプの「ニコチンパッチ」があり、ガムの方はドラッグストアでも入手できるようになっています。
ガム・パッチは保険適用外でしたので全額負担でしたが、今回のは保険が使えるので3割負担で済みます。
しかも、手軽な飲み薬(錠剤)なんですよ!
飲み方には若干の特徴があって、風邪薬のように毎日3回飲み続けるというものではありません。
だからと言って、飲み続けていれば禁煙できるというものでもないようです。
ガムやパッチと同じように、ニコチンそのものを摂取するのではなく、ニコチンを摂取したときと同じように作用する物質で置き換える事により禁煙に導こうというものだそうです。
ですから、これもガムやパッチと同じように、最終的には自分がタバコを止めるんだという強い意志がないと、いくらこの薬を飲んでも禁煙はできないでしょう。
ただ、仕事柄人前でガムを噛めない人や、肌に貼るパッチでかぶれてしまう人にはお勧めかもしれません。
錠剤の服用という手軽な方法ですので、禁煙したい人には朗報でしょう。
副作用は、ここには書きませんけどたくさんありますよ(一番の副作用は、タバコを吸いすぎた時と同じ、吐き気です)。
ちなみに数字をあげると、3,627例中2,415例(66.6%)に副作用が出たそうです。
ガムで副作用出たら吐き出せば治まりますし、パッチで副作用が出たらすぐに剥がせば治まります。
ところが、一度飲み込んで吸収してしまったものは、副作用が起きた場合はどうしようもありません。
血中に吸収されてしまえば、吐き出そうと思ってもそれは無理な話です。
解毒剤はないそうですし、薬が体内で分解されて症状が治まるのを待つか、透析で血中の成分を取り除くかでしょうね。
ですから、注意事項として「医師等により、禁煙治療プログラムに基づいた指導の下に本剤を適切に使用すること」と記載されています。
ま、そのくらいの危険性は、タバコの害として引き起こされるさまざまな危険に比べてもデメリットにはならない程度だと言う事なんでしょう。
66%もの副作用があるものを医薬品として認可するなんて、他ではあり得ない事ですし、医療費削減が大命題の厚労省は何が何でも国民にタバコを止めさせようという意思の表れだと思います。
国民の喫煙者がまったくのゼロになったからといって、医療費全体が大幅に削減されるとも思わないし、一時的に削減されたとしても、増え続ける老齢者が保険を使い続ければ、今以上に医療費は増加するでしょう。
そうなればあの手この手で、老齢者医療に保険を使えないようにしてくるでしょうけど、国民皆保険の基盤がすでに役人の手によって崩壊している状況では、もはやタバコだけを攻め立てたところで何の解決にもならないでしょうね。
と、ブチブチ文句を言いながらこの薬の説明を聞いていましたが、当然途中で一服させてもらいましたイップク (*´ -`)y-。oO
話を持ってきたメーカー担当者も、実はヘビースモーカーで、まだこの薬は試していないんですとの事でした(^。^)y-.。o○
早く製剤見本持ってきて!
「昼食」
・ワンタンメン
・おにぎり(たらこ)
「夕食」
・ごはん
・キュウリの味噌漬け
・2日目のビーフシチュー
・ザンギ、野菜サラダ添え
・残り物各種
今日のBW:80kg
今までの禁煙補助には、「ニコチンガム」と貼るタイプの「ニコチンパッチ」があり、ガムの方はドラッグストアでも入手できるようになっています。
ガム・パッチは保険適用外でしたので全額負担でしたが、今回のは保険が使えるので3割負担で済みます。
しかも、手軽な飲み薬(錠剤)なんですよ!
飲み方には若干の特徴があって、風邪薬のように毎日3回飲み続けるというものではありません。
だからと言って、飲み続けていれば禁煙できるというものでもないようです。
ガムやパッチと同じように、ニコチンそのものを摂取するのではなく、ニコチンを摂取したときと同じように作用する物質で置き換える事により禁煙に導こうというものだそうです。
ですから、これもガムやパッチと同じように、最終的には自分がタバコを止めるんだという強い意志がないと、いくらこの薬を飲んでも禁煙はできないでしょう。
ただ、仕事柄人前でガムを噛めない人や、肌に貼るパッチでかぶれてしまう人にはお勧めかもしれません。
錠剤の服用という手軽な方法ですので、禁煙したい人には朗報でしょう。
副作用は、ここには書きませんけどたくさんありますよ(一番の副作用は、タバコを吸いすぎた時と同じ、吐き気です)。
ちなみに数字をあげると、3,627例中2,415例(66.6%)に副作用が出たそうです。
ガムで副作用出たら吐き出せば治まりますし、パッチで副作用が出たらすぐに剥がせば治まります。
ところが、一度飲み込んで吸収してしまったものは、副作用が起きた場合はどうしようもありません。
血中に吸収されてしまえば、吐き出そうと思ってもそれは無理な話です。
解毒剤はないそうですし、薬が体内で分解されて症状が治まるのを待つか、透析で血中の成分を取り除くかでしょうね。
ですから、注意事項として「医師等により、禁煙治療プログラムに基づいた指導の下に本剤を適切に使用すること」と記載されています。
ま、そのくらいの危険性は、タバコの害として引き起こされるさまざまな危険に比べてもデメリットにはならない程度だと言う事なんでしょう。
66%もの副作用があるものを医薬品として認可するなんて、他ではあり得ない事ですし、医療費削減が大命題の厚労省は何が何でも国民にタバコを止めさせようという意思の表れだと思います。
国民の喫煙者がまったくのゼロになったからといって、医療費全体が大幅に削減されるとも思わないし、一時的に削減されたとしても、増え続ける老齢者が保険を使い続ければ、今以上に医療費は増加するでしょう。
そうなればあの手この手で、老齢者医療に保険を使えないようにしてくるでしょうけど、国民皆保険の基盤がすでに役人の手によって崩壊している状況では、もはやタバコだけを攻め立てたところで何の解決にもならないでしょうね。
と、ブチブチ文句を言いながらこの薬の説明を聞いていましたが、当然途中で一服させてもらいましたイップク (*´ -`)y-。oO
話を持ってきたメーカー担当者も、実はヘビースモーカーで、まだこの薬は試していないんですとの事でした(^。^)y-.。o○
早く製剤見本持ってきて!
「昼食」
・ワンタンメン
・おにぎり(たらこ)
「夕食」
・ごはん
・キュウリの味噌漬け
・2日目のビーフシチュー
・ザンギ、野菜サラダ添え
・残り物各種
今日のBW:80kg
内視鏡検査を受けたことのある人(^^)/ハーイ
内視鏡って、胃カメラ、大腸カメラのことですけど、私は胃が2回と大腸を1回受けたことがあります。
クチからあんな長くて太いものが入るなんて、考えただけでもオエ~ッってなります?
検査前にオエ~ッってならないように喉をゼリー状の麻酔薬でマヒさせてしまうんですが、それをちゃんと指示通りにやらないとオエ~ッとなる率が高くなるんです。
検査前の処置にもうひとつ、腕に筋肉注射をされます。
これは、胃腸の動きを止める薬で、カメラが胃の中に入った時に胃が動いていると、小さな病変を見逃してしまう恐れがあるため、動きを止めて見やすくするために注射するんです。
この胃腸の動きを止める薬には2種類あって、1つは直接筋肉に作用して動きを止めるブスコパンなどの鎮痙剤(筋肉のケイレンを止めるために使う薬)、もう1つはグルカゴンと言って、本来膵臓から出るホルモンでインスリンの逆の作用(血糖値を上げる)を持つ薬です。
鎮痙剤は副作用で緑内障を悪化させるので、緑内障患者には使えず、グルカゴンは当然、糖尿病患者には使えません。
患者の状態に合わせてどちらを使うか選択されますが、最近まったく別の作用で胃腸の動きを止める方法が開発されました。
開発されたと言っても簡単なことなんですが、それが特許になってしまったほど誰も気が付かないことだったんです。
胃が痛い時に飲む市販薬の大半は、特に「生薬配合」と書いてあるものは飲むとスッーとするでしょう。
あれは皆さんご存知の、「ハッカ・薄荷・メントール」が配合されているからなんです。
ハッカには、元々殺菌作用や消臭作用があることが分かっているので、歯磨き粉やガムを始め多くの食品等に使われています。
また、湿布などにも配合されて、熱を奪って冷やす作用があります。
胃薬に配合されたハッカ(メントール)は、このどれにも該当しないことから、爽やかな冷涼感でスッーと気持ちを良くさせムカツキなどを鎮めるためのものだと考えられていました。
ところが、よく調べてみると、胃内に入ったハッカ(メントール)は胃の動きを止めて、胃が過剰に動くことによる痛みを止めていることが分かったんです。
これは使えると思った人がいて、平成14年(2002年)に内視鏡検査時に使える製剤としての製法の特許を申請したそうです。
その後すぐには一般的にはならなかったようですが、徐々にそれを使い始める病院施設が増えてきました。
実は、私も知りませんでした(/-ω-;\)ハズカシー!!
たまたま医学雑誌に載っていたのを院長が見つけ、これを作れないかと私の所に持ち込んできました。(院長も知らなかったと言うことになりますね)
これをを使えば、従来の鎮痙剤やグルカゴンが使えない患者でも胃カメラをすることができますし、何より食品にも使うハッカですから、副作用の心配がまったくなくなりますので、一石二鳥の万々歳となります。
とりあえず詳しく調べようとネットを検索したところ、全国あちこちの医療機関がすでに使用して実績を上げていました。
その中に、なんと!私が入院していた病院でも使っている事が分かり、すぐにそちらの病院の薬局長(私の先輩)に電話をして作り方を伝授してもらいました。
作り方は至って簡単!(本当は、油性のハッカを水に溶かす作業があるので、テクは必要なんですよ)
ただ、用意するものがハッカだけではないので、それらを取り寄せるのに1週間程かかるそうなので、それらが届いたら即実際に作製してみようと思っています。
最新技術の進歩には、過去を振り返ることも重要だと言うことを思い知らされた1日でした。
「昼食」
・マルちゃん焼そば弁当おかか味
・おにぎり(おかか、筋子)
「夕食」(奥さんが風邪で熱発したため、私が作ってみました)
・うどん(鶏肉、揚げ、椎茸、長ネギ、卵)
「おやつ」
・チョコレート
今日のBW:79.5kg
内視鏡って、胃カメラ、大腸カメラのことですけど、私は胃が2回と大腸を1回受けたことがあります。
クチからあんな長くて太いものが入るなんて、考えただけでもオエ~ッってなります?
検査前にオエ~ッってならないように喉をゼリー状の麻酔薬でマヒさせてしまうんですが、それをちゃんと指示通りにやらないとオエ~ッとなる率が高くなるんです。
検査前の処置にもうひとつ、腕に筋肉注射をされます。
これは、胃腸の動きを止める薬で、カメラが胃の中に入った時に胃が動いていると、小さな病変を見逃してしまう恐れがあるため、動きを止めて見やすくするために注射するんです。
この胃腸の動きを止める薬には2種類あって、1つは直接筋肉に作用して動きを止めるブスコパンなどの鎮痙剤(筋肉のケイレンを止めるために使う薬)、もう1つはグルカゴンと言って、本来膵臓から出るホルモンでインスリンの逆の作用(血糖値を上げる)を持つ薬です。
鎮痙剤は副作用で緑内障を悪化させるので、緑内障患者には使えず、グルカゴンは当然、糖尿病患者には使えません。
患者の状態に合わせてどちらを使うか選択されますが、最近まったく別の作用で胃腸の動きを止める方法が開発されました。
開発されたと言っても簡単なことなんですが、それが特許になってしまったほど誰も気が付かないことだったんです。
胃が痛い時に飲む市販薬の大半は、特に「生薬配合」と書いてあるものは飲むとスッーとするでしょう。
あれは皆さんご存知の、「ハッカ・薄荷・メントール」が配合されているからなんです。
ハッカには、元々殺菌作用や消臭作用があることが分かっているので、歯磨き粉やガムを始め多くの食品等に使われています。
また、湿布などにも配合されて、熱を奪って冷やす作用があります。
胃薬に配合されたハッカ(メントール)は、このどれにも該当しないことから、爽やかな冷涼感でスッーと気持ちを良くさせムカツキなどを鎮めるためのものだと考えられていました。
ところが、よく調べてみると、胃内に入ったハッカ(メントール)は胃の動きを止めて、胃が過剰に動くことによる痛みを止めていることが分かったんです。
これは使えると思った人がいて、平成14年(2002年)に内視鏡検査時に使える製剤としての製法の特許を申請したそうです。
その後すぐには一般的にはならなかったようですが、徐々にそれを使い始める病院施設が増えてきました。
実は、私も知りませんでした(/-ω-;\)ハズカシー!!
たまたま医学雑誌に載っていたのを院長が見つけ、これを作れないかと私の所に持ち込んできました。(院長も知らなかったと言うことになりますね)
これをを使えば、従来の鎮痙剤やグルカゴンが使えない患者でも胃カメラをすることができますし、何より食品にも使うハッカですから、副作用の心配がまったくなくなりますので、一石二鳥の万々歳となります。
とりあえず詳しく調べようとネットを検索したところ、全国あちこちの医療機関がすでに使用して実績を上げていました。
その中に、なんと!私が入院していた病院でも使っている事が分かり、すぐにそちらの病院の薬局長(私の先輩)に電話をして作り方を伝授してもらいました。
作り方は至って簡単!(本当は、油性のハッカを水に溶かす作業があるので、テクは必要なんですよ)
ただ、用意するものがハッカだけではないので、それらを取り寄せるのに1週間程かかるそうなので、それらが届いたら即実際に作製してみようと思っています。
最新技術の進歩には、過去を振り返ることも重要だと言うことを思い知らされた1日でした。
「昼食」
・マルちゃん焼そば弁当おかか味
・おにぎり(おかか、筋子)
「夕食」(奥さんが風邪で熱発したため、私が作ってみました)
・うどん(鶏肉、揚げ、椎茸、長ネギ、卵)
「おやつ」
・チョコレート
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男性
趣味:
食べる事、旅行、飛行機関連
自己紹介:
某医療機関に勤務する、メタボな食いしん坊です。
もともと民間旅客機・軍用機を含む航空機全般が好きでしたが、2006年の4月から陸マイラー(時々空マイラー)生活を始めた、もっぱらJALマイラーです。
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私の分:76,381マイル
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