管理人の食卓風景と日常の日記
うちの病院には珍しく、ここ数日で3人のターミナル患者が入院しました。
以前は提携病院にお願いしていましたが、今はその病院とは手を切ったのでお願いできず、仕方なく受け入れたんですけど。
もともとうちの病院はターミナルケアに近いとは言え、本来のターミナルはやってませんから、看護介護は対応できても治療と言った面に関しては設備も材料もありません。
ターミナルですから積極的治療はしませんが、安楽のための鎮痛剤などは必要ですけど、それすらほとんど置いてませんし。
ドクターも、家族が積極的治療は望まないと言っていても、どこまでが積極的治療でどこからが消極的治療なのか、何もせず放っておいていいのかどうかの判断がつかないようで、やはりいつものように治療しようとしてしまうんです。
今日入院した3人目の患者は前立腺ガンがすでに骨転移していて、泌尿器科医から一度総合病院への入院を勧められ、手筈も整えてもらったのにもかかわらず、まだ元気だった本人が断ってしまったそうです。
その後自宅療養している間に、悪い事に脳梗塞発作に襲われ、脳神経外科に運ばれて治療を受けました。
脳外の方ではやるべき治療はすべて終え、これ以上の回復は望めないと判断された段階で、退院を勧告されたそうです。
かと言って、いまさらメンツをつぶしてしまった泌尿器科医のところへ入院させてとも言えず、結局昔からのかかりつけ医だった一般内科の当院に運び込まれたという次第。
今日病院に来た時点で既に意識は朦朧としており、骨転移をしているから痛みは相当なはずなんですけど、こちらにとっては幸いなことに、痛みを訴える事もない状態でした。
もちろん、泌尿器科医から投薬されていた抗がん剤等飲める状態でもないですし、血液検査の結果ももうこれ以上は望めないだろうというものでした(悪い)。
看護スタッフも家族の希望通り、このまま安らかに送り出すものと思って対処していたんですが、回診に来て検査データを見たドクターが輸血の指示を出したんです。
えっ!何で???
本音[いくらヘモグロビンが少ないからって、今輸血したところで回復するとは思えないけど・・・]
医者は、「これだけ手を尽くしてもダメだったんだから・・・」と言う、ある種の型を作ろうとする傾向があります。
それは、その後の言い訳にもできますし、積極的治療をしないで欲しいと言った家族にとっては医者の自己満足とも思えるような処置をしようとすることがあります。
家族の経済的負担など一切無視して。
それが自分に課された使命だと思い込み、手を尽くすことが医者の本分だと叩きこまれた、旧態依然とした日本の医学の弊害だとは気付かずに。
輸液だけではなく、輸血と言う治療を施したことで、ターミナルとは言えなくなってしまったと思います。
それが、苦痛なく意識鮮明のままの安楽と言う、ターミナルの目的とは違うと私は思うんです。
医者の間では、ターミナル、つまり緩和医療に手を付けるということは医学の負けを意味するという風潮がいまだに残っています。
それは違う!そうじゃないんだ!という患者の声もむなしく、また無駄な医療費が全国で使われて、旅立つ人間の尊厳など医者の自己満足の前では何の意味も持たないという、まことに愚かな行為が繰り広げられていくんです。
明日私は休みですから、あの薬を使う、この薬はないかと医者が騒いでも、私の関知するところではありません。
どうしてもそれを使いたかったら、自分で注文して入手し、自分の責任において施行すればいいでしょう。
「昼食」
・カレーうどん
・ごはん
「夕食」
・ごはん
・漬物
・酢(っぱくない)豚
・青椒肉絲
・小松菜のお浸し
今日のBW:77.5kg
以前は提携病院にお願いしていましたが、今はその病院とは手を切ったのでお願いできず、仕方なく受け入れたんですけど。
もともとうちの病院はターミナルケアに近いとは言え、本来のターミナルはやってませんから、看護介護は対応できても治療と言った面に関しては設備も材料もありません。
ターミナルですから積極的治療はしませんが、安楽のための鎮痛剤などは必要ですけど、それすらほとんど置いてませんし。
ドクターも、家族が積極的治療は望まないと言っていても、どこまでが積極的治療でどこからが消極的治療なのか、何もせず放っておいていいのかどうかの判断がつかないようで、やはりいつものように治療しようとしてしまうんです。
今日入院した3人目の患者は前立腺ガンがすでに骨転移していて、泌尿器科医から一度総合病院への入院を勧められ、手筈も整えてもらったのにもかかわらず、まだ元気だった本人が断ってしまったそうです。
その後自宅療養している間に、悪い事に脳梗塞発作に襲われ、脳神経外科に運ばれて治療を受けました。
脳外の方ではやるべき治療はすべて終え、これ以上の回復は望めないと判断された段階で、退院を勧告されたそうです。
かと言って、いまさらメンツをつぶしてしまった泌尿器科医のところへ入院させてとも言えず、結局昔からのかかりつけ医だった一般内科の当院に運び込まれたという次第。
今日病院に来た時点で既に意識は朦朧としており、骨転移をしているから痛みは相当なはずなんですけど、こちらにとっては幸いなことに、痛みを訴える事もない状態でした。
もちろん、泌尿器科医から投薬されていた抗がん剤等飲める状態でもないですし、血液検査の結果ももうこれ以上は望めないだろうというものでした(悪い)。
看護スタッフも家族の希望通り、このまま安らかに送り出すものと思って対処していたんですが、回診に来て検査データを見たドクターが輸血の指示を出したんです。
えっ!何で???
本音[いくらヘモグロビンが少ないからって、今輸血したところで回復するとは思えないけど・・・]
医者は、「これだけ手を尽くしてもダメだったんだから・・・」と言う、ある種の型を作ろうとする傾向があります。
それは、その後の言い訳にもできますし、積極的治療をしないで欲しいと言った家族にとっては医者の自己満足とも思えるような処置をしようとすることがあります。
家族の経済的負担など一切無視して。
それが自分に課された使命だと思い込み、手を尽くすことが医者の本分だと叩きこまれた、旧態依然とした日本の医学の弊害だとは気付かずに。
輸液だけではなく、輸血と言う治療を施したことで、ターミナルとは言えなくなってしまったと思います。
それが、苦痛なく意識鮮明のままの安楽と言う、ターミナルの目的とは違うと私は思うんです。
医者の間では、ターミナル、つまり緩和医療に手を付けるということは医学の負けを意味するという風潮がいまだに残っています。
それは違う!そうじゃないんだ!という患者の声もむなしく、また無駄な医療費が全国で使われて、旅立つ人間の尊厳など医者の自己満足の前では何の意味も持たないという、まことに愚かな行為が繰り広げられていくんです。
明日私は休みですから、あの薬を使う、この薬はないかと医者が騒いでも、私の関知するところではありません。
どうしてもそれを使いたかったら、自分で注文して入手し、自分の責任において施行すればいいでしょう。
「昼食」
・カレーうどん
・ごはん
「夕食」
・ごはん
・漬物
・酢(っぱくない)豚
・青椒肉絲
・小松菜のお浸し
今日のBW:77.5kg
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全国的に流行しつつあるインフルエンザ、当院でも数週間前から検出されていました。
同じ時期に市内の学校で学級閉鎖になる流行の兆しがありましたが、その時に検出されたのはA型だったんです。
ところが、同時期当院で検出されたのはB型でした。
その後も当院ではA型も出ましたが、B型も多く検出されると言う不思議な事態が起きていました。
おかしいと思いながらも外来スタッフは、今期採用にしたインフルエンザウイルス検出キットを使って検査をし、その結果をドクターが患者に見せて指導すると言う診療を行っていました。
先週後半から、検体(咽頭ぬぐい液)を検査キットに滴下して反応を見ると、Aも出るがBもうっすらと出る、両方陽性の患者が数件出てきました。
これはおかしいとドクターが言い、その時の患者(年齢90歳台)に両方が同時に感染するはずがないと疑問を呈したため、外来看護主任が咽頭からぬぐい取った粘液を溶かす試薬だけを検査キットに落として見たところ、見事に何も入っていない液でもB型偽陽性と出ることが分かりました。
こんなのは信頼が置けないとはドクターの弁で、ごもっともな事です。
その時たまたま私と話をしていた問屋担当者の会社から仕入れた検査キットでしたので、すぐにメーカー担当者に連絡をしてきてもらうよう手配すると出て行きました。
問屋担当者はすぐに戻ってきて、「そこにいました」と。
何がいたの?
何とタイミングに良い事に、メーカー担当者がドクターに面会のため待合室で待っていたんです。
問屋とメーカー担当者の両方がその場にいたと言うのは偶然なんですが、おかげで話が早い!
実際にメーカー担当者の目の前で、同じように試薬だけを検査する操作をしてもらったところ、やはり私の目にも分かるくらいB型偽陽性を示すラインが浮き上がってきたんです。
これはダメ!すぐ返品!違うメーカーの検査キットを持ってきて!値段が高いのはダメ!ちゃんと判定できるやつだぞ!
以上私が問屋担当者に指示した内容でした。
すぐさま問屋担当者は会社に戻り、別のメーカーの検査キットを手配しました。
メーカー担当者は、外来看護主任に責められ、たまたま外来にいたドクターに責められ、再度試薬だけを反応させている間の15分間は待合室の椅子に座り、泣きそうな顔をして待っていました。
結果はやはり同じ、試薬だけでもB型偽陽性と出ることを確認して、その検査キットを持ち帰り本社研究所で検査して結果を報告しますと言って帰って行きました。
ところで、今まで複数人がB型インフルエンザですと診断され、それに応じた処置投薬がなされたんですけど、実はインフルエンザじゃなかった人がいたってことですよね。
これも医療過誤?
B型と診断された人は誰かはカルテを見ればわかりますけど、今更再検査しますと言ったってもう完治してる事でしょう。
その人達に電話して謝罪でもしますか?
そんな事したら事が大きくなって、全国的にインフルエンザ検査の信頼が損なわれてしまうでしょう。
もしかすると、本当にB型インフルエンザ陽性だったかもしれませんし、なんとも判定も判断もできない所なんですよ。
メーカー担当者が言うには、どのメーカーの製品も、もともとB型インフルエンザウイルスの検出感度は低いので、今回感度をアップさせたのが原因なのかもしれませんと。
ですがね、患者に見せるものなのに、薄らとでもB型陽性の所にラインが浮き上がって見えたら、これは違いますとは言えませんよ。
陰性か陽性か、白か黒かはっきりしたものじゃないと、信頼はできませんから。
どういう結果がメーカーから報告されるか分かりませんが、これから流行するかもしれないと言ってる時に、こんな事では困ります!
「朝食」
・ロールパン
・チーズ
・ウインナー
・コーヒー
「昼食」(会議の出前)
・寿司(マグロ、カンパチ、イカ、ホタテ、ホッキ、ボタンエビ、サーモン、イクラ、とびっ子)
「夕食」
・ごはん
・ハンバーグ、レタス・フライドポテト・エリンギ添え
・漬物
・明太子
「おやつ」
・せんべいなど
今日のBW:77.5kg
同じ時期に市内の学校で学級閉鎖になる流行の兆しがありましたが、その時に検出されたのはA型だったんです。
ところが、同時期当院で検出されたのはB型でした。
その後も当院ではA型も出ましたが、B型も多く検出されると言う不思議な事態が起きていました。
おかしいと思いながらも外来スタッフは、今期採用にしたインフルエンザウイルス検出キットを使って検査をし、その結果をドクターが患者に見せて指導すると言う診療を行っていました。
先週後半から、検体(咽頭ぬぐい液)を検査キットに滴下して反応を見ると、Aも出るがBもうっすらと出る、両方陽性の患者が数件出てきました。
これはおかしいとドクターが言い、その時の患者(年齢90歳台)に両方が同時に感染するはずがないと疑問を呈したため、外来看護主任が咽頭からぬぐい取った粘液を溶かす試薬だけを検査キットに落として見たところ、見事に何も入っていない液でもB型偽陽性と出ることが分かりました。
こんなのは信頼が置けないとはドクターの弁で、ごもっともな事です。
その時たまたま私と話をしていた問屋担当者の会社から仕入れた検査キットでしたので、すぐにメーカー担当者に連絡をしてきてもらうよう手配すると出て行きました。
問屋担当者はすぐに戻ってきて、「そこにいました」と。
何がいたの?
何とタイミングに良い事に、メーカー担当者がドクターに面会のため待合室で待っていたんです。
問屋とメーカー担当者の両方がその場にいたと言うのは偶然なんですが、おかげで話が早い!
実際にメーカー担当者の目の前で、同じように試薬だけを検査する操作をしてもらったところ、やはり私の目にも分かるくらいB型偽陽性を示すラインが浮き上がってきたんです。
これはダメ!すぐ返品!違うメーカーの検査キットを持ってきて!値段が高いのはダメ!ちゃんと判定できるやつだぞ!
以上私が問屋担当者に指示した内容でした。
すぐさま問屋担当者は会社に戻り、別のメーカーの検査キットを手配しました。
メーカー担当者は、外来看護主任に責められ、たまたま外来にいたドクターに責められ、再度試薬だけを反応させている間の15分間は待合室の椅子に座り、泣きそうな顔をして待っていました。
結果はやはり同じ、試薬だけでもB型偽陽性と出ることを確認して、その検査キットを持ち帰り本社研究所で検査して結果を報告しますと言って帰って行きました。
ところで、今まで複数人がB型インフルエンザですと診断され、それに応じた処置投薬がなされたんですけど、実はインフルエンザじゃなかった人がいたってことですよね。
これも医療過誤?
B型と診断された人は誰かはカルテを見ればわかりますけど、今更再検査しますと言ったってもう完治してる事でしょう。
その人達に電話して謝罪でもしますか?
そんな事したら事が大きくなって、全国的にインフルエンザ検査の信頼が損なわれてしまうでしょう。
もしかすると、本当にB型インフルエンザ陽性だったかもしれませんし、なんとも判定も判断もできない所なんですよ。
メーカー担当者が言うには、どのメーカーの製品も、もともとB型インフルエンザウイルスの検出感度は低いので、今回感度をアップさせたのが原因なのかもしれませんと。
ですがね、患者に見せるものなのに、薄らとでもB型陽性の所にラインが浮き上がって見えたら、これは違いますとは言えませんよ。
陰性か陽性か、白か黒かはっきりしたものじゃないと、信頼はできませんから。
どういう結果がメーカーから報告されるか分かりませんが、これから流行するかもしれないと言ってる時に、こんな事では困ります!
「朝食」
・ロールパン
・チーズ
・ウインナー
・コーヒー
「昼食」(会議の出前)
・寿司(マグロ、カンパチ、イカ、ホタテ、ホッキ、ボタンエビ、サーモン、イクラ、とびっ子)
「夕食」
・ごはん
・ハンバーグ、レタス・フライドポテト・エリンギ添え
・漬物
・明太子
「おやつ」
・せんべいなど
今日のBW:77.5kg
作家渡辺淳一氏のエッセイの中に、氏が新人医師の頃勤務した病院で、患者を診察し聴診しようとしたところ、まったく音が聞こえず焦ったとの内容の事が書かれています。
原因は、ベテラン看護師のいたずらで、聴診器の音を伝えるチューブの部分に脱脂綿を詰められていた事だったそうです。
患者の前では、素知らぬ顔で診察を続け、心中は穏やかでなかったとか。
原因が判明してからの診察時には、そのベテラン看護師に聴診器が壊れているから直しておくようにと、「馬鹿にするな!」と思いつつも平静を装って聴診器を手渡し、溜飲を下げたんだそうです。
渡辺氏は、作家デビューしてからも医師として札幌医大整形外科に勤務し、最終的に講師の肩書で退職し作家専業となったと氏の著作に書いてあります。
氏がなぜ整形外科医となったのか詳しく書かれており、当時の整形外科教授であった故河邨文一郎氏が、札幌オリンピックのテーマ曲「虹と雪のバラード」を作詞したことからも分かるように詩人であり、文学には理解があり渡辺氏が医師と作家の二足のわらじを履くことを許可したこと、そして、これも渡辺氏のエッセイに書いてあることですが、医学部学生時代に聴診器を使って心音を聞きわけ、何の疾患かを診断する実習とテストで、心音を聞きわけることがなかなかできなかったことから自分は音痴であり、内科系には向いていないと判断し外科系の整形外科講座に入局したとあります。
病院で、聴診器を使うのは当たり前と思われるかも知れません。
白衣姿に聴診器が、医師のシンボルのように感じている方は多いと思います。
ところが、医師と同様に日常的に聴診器を使う職種がもう一つ、看護師です。
看護師は、医師の代行的役割ですから当たり前と言えば当たり前のことです。
看護学校に入学すると、価格は安くてもちゃんとした聴診器を買わされ、カリキュラムの中にも聴診器を使う実習が含まれているんです。
医師と違うのは、心音を聞きわけて疾患を診断するという事がない事。
診断はしなくても、入院患者の容態を見る時に心音がおかしくないかくらいはチェックします。
そこで、脈の不整などを聞きとったら、すぐ医師に連絡して処置を仰ぐことになります。
それ以上に、看護師も日常的に患者(主に入院患者)の血圧を測ります。
外来診療と違って、入院病棟に医師は常駐していませんから、容態の悪い患者には頻繁に、そうでない患者も1日1回や2回は測定して記録しています。
この記録は医師にとっては非常に大事な記録で、体温変化の記録とともにその数値を見て患者の状態を判断する材料となるんです。
ですから、看護師の卵たちも、学校で血圧測定法の実習をし、テストもあります。
医療の進歩は、医療機器も進歩を遂げさせています。
血圧測定は、腕に黒い布を巻いて、肘関節の内側に聴診器を当て、ゴム球をシュポシュポさせて布の中に空気を送り込んで圧迫し、ある所に来たらその空気をシューっとゆっくり抜きながら、血圧計の目盛をじーっと見つめて「はい、いいですよ」で終わりですね。
腕がきついなと思うくらいに空気を入れると、聴診器から血管を流れる血液の音が聞こえなくなります。
そして、ゆっくり空気を抜いていくと、血液が血管の中を流れ始め、血流音が聞こえ始めます。
この聞こえ始めたところが、最高血圧(単に上が・・・と言われますね)です。
更にゆっくり空気を抜いていくと、今度は血流音が全く聞こえなくなります。
聞こえなくなったところが、最低血圧です。
このゴム球シュポシュポタイプの血圧計は、手動で空気を送り込むと腕に巻かれた黒い布内の圧が高まって、それに比例して血圧計中の水銀が上昇し、その高さを読み取って血圧とするものです(水銀計と言い、体温計でも使ってますね)。
この手動タイプが最も確かな測定値を読み取れると、いまでも第一線で多く使われていますが、中には若干音痴な医師もいますし、手でシュポシュポやるのすら面倒という怠けものがいますから、全自動タイプの血圧計も使われています。
この全自動タイプは、腕を入れてスイッチを入れるだけで機械が勝手に空気を送り込んで血圧が測れるので、例えば健康フェアーなどやイベント会場などでに設置してあるのを見たことがあるかもしれません。
病院で使う全自動タイプは、患者が勝手に腕を入れるのではなく、水銀計と同じように看護師や医師が患者の腕に黒い布を巻いて、スイッチを入れるとブーっとポンプが空気を送り込む音がして測定するものです。
もちろん聴診器を腕に当てることもなく、布の部分にマイクが付いており、そのマイクが音を拾って測定するんです。
さてここで今日の本題、今いる看護学生の助手が今日また再試を受けるため、午前10時に早退しました。
もうお分かりだと思います。
血圧測定実習のテストに不合格だったんですって!
どうして落ちたのかと聞いたら、計る相手は同じ学生だから問題なかったらしいんですが、同時に聴診器を当てて横で血流音を聞きながら血圧計を見て採点していた教官の存在に緊張してしまって、いつどこで音が聞こえ始めて消えたのか分からなくなってしまい、大体そこらへんだろうと思って言った数値が全く外れていて不合格になったんだそうです。
おいおい!いい加減な数字で誤魔化されたら、患者が大変な事になるぜぃ!
もっとも、数いる看護師の中でも、私が血圧計を見ながら自分の腕で感じた数値と、計り終わって記録した数値が全然違う看護師も結構いるんです。
空気を抜くのが早すぎると水銀が一気に下がってしまい、数値を読み取るのが不確かになりますし、かと言って、ゆっくり抜き過ぎると、患者の腕の圧迫が長く続いて皮膚の色が変わってしまい、患者に苦痛を与えることになります。
この微妙なバランスが難しいんですが、看護師を目指す以上はこのくらいのことはできなきゃダメですよ。
こう能書きを垂れてる私ですけど、私も実際に大学時代に実習してまして、血圧くらいは測れるんですよ(^^)v
以前の薬学部では薬剤師と同時に、臨床検査技師の国家試験を受けるための講義が別にありまして、これを受講してパスすれば臨床検査技師の国家試験を受けれたんです。
もちろん受講して、国試も受けたんですが、残念ながら自己採点で1問足りずに不合格だった私です。
ちなみに、私も、今日再試を受けに行った学生も、音痴ではありません!!!と思います;;;
ちゃんと合格してきなさいっ!と言って送り出したんですけど、さてさて首尾の方はいかがだったんでしょ?
「朝食」
・バナナ1本
「昼食」
・おにぎり2個(おかか)
・ミニ天ぷらそば
・ボイルドウインナー
「夕食」
・ごはん
・漬物
・肉豆腐(豚肉、豆腐、玉ねぎ、こんにゃく、椎茸、長ネギ)
・アジのなめろう
・残り物
「デザート」
・アイスキャンデー
今日のBW:78kg
原因は、ベテラン看護師のいたずらで、聴診器の音を伝えるチューブの部分に脱脂綿を詰められていた事だったそうです。
患者の前では、素知らぬ顔で診察を続け、心中は穏やかでなかったとか。
原因が判明してからの診察時には、そのベテラン看護師に聴診器が壊れているから直しておくようにと、「馬鹿にするな!」と思いつつも平静を装って聴診器を手渡し、溜飲を下げたんだそうです。
渡辺氏は、作家デビューしてからも医師として札幌医大整形外科に勤務し、最終的に講師の肩書で退職し作家専業となったと氏の著作に書いてあります。
氏がなぜ整形外科医となったのか詳しく書かれており、当時の整形外科教授であった故河邨文一郎氏が、札幌オリンピックのテーマ曲「虹と雪のバラード」を作詞したことからも分かるように詩人であり、文学には理解があり渡辺氏が医師と作家の二足のわらじを履くことを許可したこと、そして、これも渡辺氏のエッセイに書いてあることですが、医学部学生時代に聴診器を使って心音を聞きわけ、何の疾患かを診断する実習とテストで、心音を聞きわけることがなかなかできなかったことから自分は音痴であり、内科系には向いていないと判断し外科系の整形外科講座に入局したとあります。
病院で、聴診器を使うのは当たり前と思われるかも知れません。
白衣姿に聴診器が、医師のシンボルのように感じている方は多いと思います。
ところが、医師と同様に日常的に聴診器を使う職種がもう一つ、看護師です。
看護師は、医師の代行的役割ですから当たり前と言えば当たり前のことです。
看護学校に入学すると、価格は安くてもちゃんとした聴診器を買わされ、カリキュラムの中にも聴診器を使う実習が含まれているんです。
医師と違うのは、心音を聞きわけて疾患を診断するという事がない事。
診断はしなくても、入院患者の容態を見る時に心音がおかしくないかくらいはチェックします。
そこで、脈の不整などを聞きとったら、すぐ医師に連絡して処置を仰ぐことになります。
それ以上に、看護師も日常的に患者(主に入院患者)の血圧を測ります。
外来診療と違って、入院病棟に医師は常駐していませんから、容態の悪い患者には頻繁に、そうでない患者も1日1回や2回は測定して記録しています。
この記録は医師にとっては非常に大事な記録で、体温変化の記録とともにその数値を見て患者の状態を判断する材料となるんです。
ですから、看護師の卵たちも、学校で血圧測定法の実習をし、テストもあります。
医療の進歩は、医療機器も進歩を遂げさせています。
血圧測定は、腕に黒い布を巻いて、肘関節の内側に聴診器を当て、ゴム球をシュポシュポさせて布の中に空気を送り込んで圧迫し、ある所に来たらその空気をシューっとゆっくり抜きながら、血圧計の目盛をじーっと見つめて「はい、いいですよ」で終わりですね。
腕がきついなと思うくらいに空気を入れると、聴診器から血管を流れる血液の音が聞こえなくなります。
そして、ゆっくり空気を抜いていくと、血液が血管の中を流れ始め、血流音が聞こえ始めます。
この聞こえ始めたところが、最高血圧(単に上が・・・と言われますね)です。
更にゆっくり空気を抜いていくと、今度は血流音が全く聞こえなくなります。
聞こえなくなったところが、最低血圧です。
このゴム球シュポシュポタイプの血圧計は、手動で空気を送り込むと腕に巻かれた黒い布内の圧が高まって、それに比例して血圧計中の水銀が上昇し、その高さを読み取って血圧とするものです(水銀計と言い、体温計でも使ってますね)。
この手動タイプが最も確かな測定値を読み取れると、いまでも第一線で多く使われていますが、中には若干音痴な医師もいますし、手でシュポシュポやるのすら面倒という怠けものがいますから、全自動タイプの血圧計も使われています。
この全自動タイプは、腕を入れてスイッチを入れるだけで機械が勝手に空気を送り込んで血圧が測れるので、例えば健康フェアーなどやイベント会場などでに設置してあるのを見たことがあるかもしれません。
病院で使う全自動タイプは、患者が勝手に腕を入れるのではなく、水銀計と同じように看護師や医師が患者の腕に黒い布を巻いて、スイッチを入れるとブーっとポンプが空気を送り込む音がして測定するものです。
もちろん聴診器を腕に当てることもなく、布の部分にマイクが付いており、そのマイクが音を拾って測定するんです。
さてここで今日の本題、今いる看護学生の助手が今日また再試を受けるため、午前10時に早退しました。
もうお分かりだと思います。
血圧測定実習のテストに不合格だったんですって!
どうして落ちたのかと聞いたら、計る相手は同じ学生だから問題なかったらしいんですが、同時に聴診器を当てて横で血流音を聞きながら血圧計を見て採点していた教官の存在に緊張してしまって、いつどこで音が聞こえ始めて消えたのか分からなくなってしまい、大体そこらへんだろうと思って言った数値が全く外れていて不合格になったんだそうです。
おいおい!いい加減な数字で誤魔化されたら、患者が大変な事になるぜぃ!
もっとも、数いる看護師の中でも、私が血圧計を見ながら自分の腕で感じた数値と、計り終わって記録した数値が全然違う看護師も結構いるんです。
空気を抜くのが早すぎると水銀が一気に下がってしまい、数値を読み取るのが不確かになりますし、かと言って、ゆっくり抜き過ぎると、患者の腕の圧迫が長く続いて皮膚の色が変わってしまい、患者に苦痛を与えることになります。
この微妙なバランスが難しいんですが、看護師を目指す以上はこのくらいのことはできなきゃダメですよ。
こう能書きを垂れてる私ですけど、私も実際に大学時代に実習してまして、血圧くらいは測れるんですよ(^^)v
以前の薬学部では薬剤師と同時に、臨床検査技師の国家試験を受けるための講義が別にありまして、これを受講してパスすれば臨床検査技師の国家試験を受けれたんです。
もちろん受講して、国試も受けたんですが、残念ながら自己採点で1問足りずに不合格だった私です。
ちなみに、私も、今日再試を受けに行った学生も、音痴ではありません!!!と思います;;;
ちゃんと合格してきなさいっ!と言って送り出したんですけど、さてさて首尾の方はいかがだったんでしょ?
「朝食」
・バナナ1本
「昼食」
・おにぎり2個(おかか)
・ミニ天ぷらそば
・ボイルドウインナー
「夕食」
・ごはん
・漬物
・肉豆腐(豚肉、豆腐、玉ねぎ、こんにゃく、椎茸、長ネギ)
・アジのなめろう
・残り物
「デザート」
・アイスキャンデー
今日のBW:78kg
今流行りの「朝バナナ」をググってみたところ、143,000件もヒットしたのには驚きました。
その中でもトップに来ているのが、当然と言えば当然のオフィシャルサイト「朝バナナダイエットオフィシャルサイト」。
サブタイトルが、「ガマンしない朝バナナダイエット」。
リンクはこちら
このダイエット法の中心は、胃腸の休息時間に注目していることだそうです。
胃腸を十分に休ませると、機能が回復して体調が良くなり、続けると体質が良くなっていき、体質が良くなれば、むくみや贅肉がなくなっていくというもの。
もう一つの柱が、快眠すれば痩せ易い体質になる!というものです。
ただ、体験者のブログや口コミなどを読むと、1ヶ月で5キロ10キロと痩せた人もいれば、半年かけて5キロ落ちたというような非常に緩やかな人もいるようで、なかなか個人差のあるダイエット法のようです。
もちろん、始めた人全員が成功するものでもなく、途中でリタイヤした人の報告も含まれていました。
詳しい方法や質問などは、上記のアドレスにアクセスして読んで欲しいと思います。
あらましを紹介すると
・朝食として、生のバナナだけを好きな本数だけよく噛んで食べる
・朝バナナの時の飲み物は、常温の水が望ましい。それ以外の時も、水をこまめに飲む。
・昼食と夕食は普通に食べる。
・3時のおやつは食べてもよいが、1日1種類のチョコレートや和菓子がお勧め。
・夕食は早めに、18時には食べ、遅くとも20時までには済ませましょう。
・食後のデザートは、習慣から外しましょう。
・深夜に食べたくなったら、少しでもいいから、まずは水を飲みましょう。
・日付が変わるまでには寝ましょう。
・できるだけ、目覚まし時計に起こされる日を減らしましょう。
・運動はやりたい時にやって、リフレッシュになる程度の軽いものにしましょう。
・食べ過ぎたり飲み過ぎた日と次の日は、なるべく運動しないで休息を取りましょう。
・公開ダイエット日記をつけよう。
というものです。
更に注釈として、効果を早くだしたい人は、朝バナナと一緒におにぎりなどのお米を食べなさい、おやつもたくさん食べたい時はおにぎりなどのお米を食べなさい、食事は和食が良いです、昼食・夕食時には特にお米の割合をできるだけ多くして、おかずの割合を下げることをオススメしますとあります。
質問に答える形で、説明も載ってます。
◎何故バナナのみ?(回答:単品摂取は、消化が早い。午前中は胃を休めたいので、果物のみ。果物を食べても胃液は出ません。胃を非常に短い時間で通過して、腸で消化されます。果物でも種類によって、消化時間が前後するので、単品で摂ります。代謝を高める酵素が摂れます。ビタミン&食物繊維が豊富です。)
◎飲み物は水じゃないとダメですか?(回答:水しか飲まないわけではなく、水を飲む割合を増やします。たまにはお茶やコーヒー、その他ジュースを飲んでOKです。味がない水を摂って、味覚を鋭くする目的も有ります。)
◎炭水化物は太りませんか?(回答:炭水化物を摂らないと、多くのビタミン・ミネラルは吸収されません。炭水化物を抜くと、糖分が足りなくなり、ビタミン・ミネラルも不足するため、フラフラします。)
更に、ダイエットにマイナスの食べ物として
・乳製品(日本人は食べる習慣がなかったため、消化能力が低いです。)
・お茶・コーヒー(痩せる成分も含まれますが、味があるものを水代わりに飲むと、味覚が鈍くなります。味覚が鈍くなれば、濃い味の物を、大量に食べないとお腹いっぱいの感覚になりません。)
・アイスクリーム(冷たい食べ物は胃腸を冷やします。頻繁に大量に食べることはオススメできません。)
と記載されています。
何から何まで懇切丁寧に記載されており、本を出版しているのにここまでホームページに書いてしまったら、本が売れなくなるだろうと心配してしまうほどです。
まあ、何よりも、「安くて、お手軽」な方法のようですので、試してみる価値があるのかも知れませんね(^^)
「朝食」
・バナナ1本
「昼食」
・つけ麺正油味
「夕食」
・ごはん
・漬物
・雲呑スープ(白菜、もやし、長ネギ)
・青椒肉絲
・残り物
「デザート」
・アイスクリーム
・贅沢セレクトコーヒー豆ドラジェ
・miniハーベスト ピーナッツバター味
今日のBW:78.5kg
その中でもトップに来ているのが、当然と言えば当然のオフィシャルサイト「朝バナナダイエットオフィシャルサイト」。
サブタイトルが、「ガマンしない朝バナナダイエット」。
リンクはこちら
このダイエット法の中心は、胃腸の休息時間に注目していることだそうです。
胃腸を十分に休ませると、機能が回復して体調が良くなり、続けると体質が良くなっていき、体質が良くなれば、むくみや贅肉がなくなっていくというもの。
もう一つの柱が、快眠すれば痩せ易い体質になる!というものです。
ただ、体験者のブログや口コミなどを読むと、1ヶ月で5キロ10キロと痩せた人もいれば、半年かけて5キロ落ちたというような非常に緩やかな人もいるようで、なかなか個人差のあるダイエット法のようです。
もちろん、始めた人全員が成功するものでもなく、途中でリタイヤした人の報告も含まれていました。
詳しい方法や質問などは、上記のアドレスにアクセスして読んで欲しいと思います。
あらましを紹介すると
・朝食として、生のバナナだけを好きな本数だけよく噛んで食べる
・朝バナナの時の飲み物は、常温の水が望ましい。それ以外の時も、水をこまめに飲む。
・昼食と夕食は普通に食べる。
・3時のおやつは食べてもよいが、1日1種類のチョコレートや和菓子がお勧め。
・夕食は早めに、18時には食べ、遅くとも20時までには済ませましょう。
・食後のデザートは、習慣から外しましょう。
・深夜に食べたくなったら、少しでもいいから、まずは水を飲みましょう。
・日付が変わるまでには寝ましょう。
・できるだけ、目覚まし時計に起こされる日を減らしましょう。
・運動はやりたい時にやって、リフレッシュになる程度の軽いものにしましょう。
・食べ過ぎたり飲み過ぎた日と次の日は、なるべく運動しないで休息を取りましょう。
・公開ダイエット日記をつけよう。
というものです。
更に注釈として、効果を早くだしたい人は、朝バナナと一緒におにぎりなどのお米を食べなさい、おやつもたくさん食べたい時はおにぎりなどのお米を食べなさい、食事は和食が良いです、昼食・夕食時には特にお米の割合をできるだけ多くして、おかずの割合を下げることをオススメしますとあります。
質問に答える形で、説明も載ってます。
◎何故バナナのみ?(回答:単品摂取は、消化が早い。午前中は胃を休めたいので、果物のみ。果物を食べても胃液は出ません。胃を非常に短い時間で通過して、腸で消化されます。果物でも種類によって、消化時間が前後するので、単品で摂ります。代謝を高める酵素が摂れます。ビタミン&食物繊維が豊富です。)
◎飲み物は水じゃないとダメですか?(回答:水しか飲まないわけではなく、水を飲む割合を増やします。たまにはお茶やコーヒー、その他ジュースを飲んでOKです。味がない水を摂って、味覚を鋭くする目的も有ります。)
◎炭水化物は太りませんか?(回答:炭水化物を摂らないと、多くのビタミン・ミネラルは吸収されません。炭水化物を抜くと、糖分が足りなくなり、ビタミン・ミネラルも不足するため、フラフラします。)
更に、ダイエットにマイナスの食べ物として
・乳製品(日本人は食べる習慣がなかったため、消化能力が低いです。)
・お茶・コーヒー(痩せる成分も含まれますが、味があるものを水代わりに飲むと、味覚が鈍くなります。味覚が鈍くなれば、濃い味の物を、大量に食べないとお腹いっぱいの感覚になりません。)
・アイスクリーム(冷たい食べ物は胃腸を冷やします。頻繁に大量に食べることはオススメできません。)
と記載されています。
何から何まで懇切丁寧に記載されており、本を出版しているのにここまでホームページに書いてしまったら、本が売れなくなるだろうと心配してしまうほどです。
まあ、何よりも、「安くて、お手軽」な方法のようですので、試してみる価値があるのかも知れませんね(^^)
「朝食」
・バナナ1本
「昼食」
・つけ麺正油味
「夕食」
・ごはん
・漬物
・雲呑スープ(白菜、もやし、長ネギ)
・青椒肉絲
・残り物
「デザート」
・アイスクリーム
・贅沢セレクトコーヒー豆ドラジェ
・miniハーベスト ピーナッツバター味
今日のBW:78.5kg
『月経困難症、いわゆる生理痛は、病名があるくらいですから病気なんですが、病院職員の中では病気のうちに入れてもらえません。
「生理痛がひどいので休みます」と「風邪で休みます」は通用しません。
風邪の場合は、他の患者にうつす恐れがあるので帰宅させますが、その前に診察・注射や点滴と投薬を受けてからと言う条件付きです。』
この文章は、2年前に書いた日記をコピーしてきたものです。
今でもこの内容は変わっていませんし、風邪で出勤できない状態でも、一度は必ず病院に来て診察を受け、それから自宅で療養するのがルールになっています。
今日は風邪の話じゃなく、生理痛の話です。
今朝私が出勤前に外来看護主任から電話があり、薬局助手の一人から電話で生理痛がひどいので休ませて欲しいと連絡があったよとの内容でした。
仕事に出てこない者を自宅まで迎えに行って、無理矢理首に縄をつけてでも病院に引っ張ってくるわけにもいきません。
風邪なら、往診という名目でこちらから攻めて行くこともできますが、生理痛ではそうもいきません。
私を男と思っていない当院女性職員と時々生理痛について話すことがあるんですが、まだまだ迷信が蔓延って(はびこって)いるようです。
・生理痛を止める薬は、長く飲むと効かなくなる。
→どんなに長くても、1ヶ月に3日や4日程度しか飲まないのに、効かなくなることはありません。慢性の頭痛持ちと自称している人のように、同じ薬を1年365日毎日続けて飲んでいたら効果が薄れてきて、次第に量が多くなっていく薬もあります。生理痛に対する目的だけで飲む分には、心配はありません。
・薬を飲むと赤ちゃんができなくなるとおばあちゃんが言っていたから怖い。
→大昔の鎮痛剤は、現代の鎮痛剤と違って鎮痛効果が強い代わりに副作用も相当強いものでした。その副作用の中には、薬物依存を起こしたり、続けて飲むと呼吸が止まって死にいたるようなものもありました。昔は危険な鎮痛剤に頼ることを諌めるため、赤ちゃんが・・・と言ってなるべく飲ませないようにしていたものと思われます。今の鎮痛剤は、大幅に副作用が軽減されていますので、量を間違えなければ問題はありませんし、不妊になることなどあり得ません。
・痛くてどうしても我慢できなくなるまで飲んだらダメ。
→上の赤ちゃんの件の影響もあって、こういう話が出てきたものと思われます。確かに鎮痛剤ですから、痛みを止めるんですけど、残念ながら、痛みが強くなってからでは鎮痛剤の効果は望めません。一般的な鎮痛剤は、痛みの元の物質が出てくるのを抑える作用で鎮痛効果を発揮しますから、我慢している間にすでに出てしまった痛みの元の物質は取り除くことができないため、痛みは軽減しないんです。ですから、女性の皆さんは経験上ご理解いただけると思いますが、痛くなるなと感じる時があるはずです。その時にすぐ鎮痛剤を服用してしまえば、痛みの元の物質が出てこなくなり、痛みを感じることなく過ごせるか、痛くても我慢できないほどの、仕事も生活もできないほどの痛みにはなりません。
・生理期間中ずっと鎮痛剤を飲んでいないとダメ。
→これも女性の皆さんは経験上よくご存じと思いますが、生理開始から終了までの数日間のうち、、何日目から痛くなって痛みのピークが何日目で何日目には痛くなくなるといったサイクルがあります。開始日から終了日まで、痛くない時まで飲む必要はありません。痛みがあるときだけ飲むのが、賢い鎮痛剤の飲み方です。
・鎮痛剤を飲んだら出血量が多くなる。
→ある種の鎮痛剤には、血液を固まらせにくくする作用を持つものがあります。恐らくその薬の作用からこのような話が出てきたものと思われますが、鎮痛作用が起きない少ない量では血液を固まりにくくする作用がありますが、鎮痛作用を発揮する量では逆に血液を固まりにくくする作用はなくなってしまいます。ある研究によると1回の月経による経血量(出血量)は、個人差やいろいろな要因はありますが、ほぼ決まっているそうです。何より、生理時の大量出血が原因で死亡したなんて話は聞いたことがありませんし、生理痛を止める目的で飲んだ鎮痛剤が原因で大量出血を起こしたという副作用報告も聞いたことがありません。
ざっと書いてみましたが、女性であるがゆえに誰にも聞けない、聞けないから間違ったことも信じてしまう事があるようです。
正しい知識は、自分を守るために必要です。
薬に関してご質問があれば、プロの私がいつでもお答えしますので、気楽にご相談ください。
「昼食」
・ぶっかけそば
・ごはん
「夕食」
・缶ビール
・砂肝串
・からあげくん 醤油ラーメン
・軟骨から揚げ
・サラミ&ペッパーチーズ
・くるみチーズ
・おやつカルパス
「夜食」
・(^^)v
今日のBW:78.5kg
「生理痛がひどいので休みます」と「風邪で休みます」は通用しません。
風邪の場合は、他の患者にうつす恐れがあるので帰宅させますが、その前に診察・注射や点滴と投薬を受けてからと言う条件付きです。』
この文章は、2年前に書いた日記をコピーしてきたものです。
今でもこの内容は変わっていませんし、風邪で出勤できない状態でも、一度は必ず病院に来て診察を受け、それから自宅で療養するのがルールになっています。
今日は風邪の話じゃなく、生理痛の話です。
今朝私が出勤前に外来看護主任から電話があり、薬局助手の一人から電話で生理痛がひどいので休ませて欲しいと連絡があったよとの内容でした。
仕事に出てこない者を自宅まで迎えに行って、無理矢理首に縄をつけてでも病院に引っ張ってくるわけにもいきません。
風邪なら、往診という名目でこちらから攻めて行くこともできますが、生理痛ではそうもいきません。
私を男と思っていない当院女性職員と時々生理痛について話すことがあるんですが、まだまだ迷信が蔓延って(はびこって)いるようです。
・生理痛を止める薬は、長く飲むと効かなくなる。
→どんなに長くても、1ヶ月に3日や4日程度しか飲まないのに、効かなくなることはありません。慢性の頭痛持ちと自称している人のように、同じ薬を1年365日毎日続けて飲んでいたら効果が薄れてきて、次第に量が多くなっていく薬もあります。生理痛に対する目的だけで飲む分には、心配はありません。
・薬を飲むと赤ちゃんができなくなるとおばあちゃんが言っていたから怖い。
→大昔の鎮痛剤は、現代の鎮痛剤と違って鎮痛効果が強い代わりに副作用も相当強いものでした。その副作用の中には、薬物依存を起こしたり、続けて飲むと呼吸が止まって死にいたるようなものもありました。昔は危険な鎮痛剤に頼ることを諌めるため、赤ちゃんが・・・と言ってなるべく飲ませないようにしていたものと思われます。今の鎮痛剤は、大幅に副作用が軽減されていますので、量を間違えなければ問題はありませんし、不妊になることなどあり得ません。
・痛くてどうしても我慢できなくなるまで飲んだらダメ。
→上の赤ちゃんの件の影響もあって、こういう話が出てきたものと思われます。確かに鎮痛剤ですから、痛みを止めるんですけど、残念ながら、痛みが強くなってからでは鎮痛剤の効果は望めません。一般的な鎮痛剤は、痛みの元の物質が出てくるのを抑える作用で鎮痛効果を発揮しますから、我慢している間にすでに出てしまった痛みの元の物質は取り除くことができないため、痛みは軽減しないんです。ですから、女性の皆さんは経験上ご理解いただけると思いますが、痛くなるなと感じる時があるはずです。その時にすぐ鎮痛剤を服用してしまえば、痛みの元の物質が出てこなくなり、痛みを感じることなく過ごせるか、痛くても我慢できないほどの、仕事も生活もできないほどの痛みにはなりません。
・生理期間中ずっと鎮痛剤を飲んでいないとダメ。
→これも女性の皆さんは経験上よくご存じと思いますが、生理開始から終了までの数日間のうち、、何日目から痛くなって痛みのピークが何日目で何日目には痛くなくなるといったサイクルがあります。開始日から終了日まで、痛くない時まで飲む必要はありません。痛みがあるときだけ飲むのが、賢い鎮痛剤の飲み方です。
・鎮痛剤を飲んだら出血量が多くなる。
→ある種の鎮痛剤には、血液を固まらせにくくする作用を持つものがあります。恐らくその薬の作用からこのような話が出てきたものと思われますが、鎮痛作用が起きない少ない量では血液を固まりにくくする作用がありますが、鎮痛作用を発揮する量では逆に血液を固まりにくくする作用はなくなってしまいます。ある研究によると1回の月経による経血量(出血量)は、個人差やいろいろな要因はありますが、ほぼ決まっているそうです。何より、生理時の大量出血が原因で死亡したなんて話は聞いたことがありませんし、生理痛を止める目的で飲んだ鎮痛剤が原因で大量出血を起こしたという副作用報告も聞いたことがありません。
ざっと書いてみましたが、女性であるがゆえに誰にも聞けない、聞けないから間違ったことも信じてしまう事があるようです。
正しい知識は、自分を守るために必要です。
薬に関してご質問があれば、プロの私がいつでもお答えしますので、気楽にご相談ください。
「昼食」
・ぶっかけそば
・ごはん
「夕食」
・缶ビール
・砂肝串
・からあげくん 醤油ラーメン
・軟骨から揚げ
・サラミ&ペッパーチーズ
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・おやつカルパス
「夜食」
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HN:
管理人「か」
性別:
男性
趣味:
食べる事、旅行、飛行機関連
自己紹介:
某医療機関に勤務する、メタボな食いしん坊です。
もともと民間旅客機・軍用機を含む航空機全般が好きでしたが、2006年の4月から陸マイラー(時々空マイラー)生活を始めた、もっぱらJALマイラーです。
保有JALマイル
合算:76,381マイル
私の分:76,381マイル
奥さん分:0マイル
2021年2月15日現在
マイル使用歴
2009/1/15:40,000マイル
2010/1/11:50,000マイル
2011/1/15:70,000マイル
2011/11/1:60,000マイル
2012/9/10:40,000マイル
2015/1/17:100,000マイル
2017/1/12:10,000マイル
2018/4/23:30,000マイル
2018/10/20:50,000マイル
2019/10/31:15,000マイル
2019/12/15:35,000マイル
2020/6/18:20,000マイル
もともと民間旅客機・軍用機を含む航空機全般が好きでしたが、2006年の4月から陸マイラー(時々空マイラー)生活を始めた、もっぱらJALマイラーです。
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合算:76,381マイル
私の分:76,381マイル
奥さん分:0マイル
2021年2月15日現在
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2009/1/15:40,000マイル
2010/1/11:50,000マイル
2011/1/15:70,000マイル
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